「僕は尻子玉を抜かれそうになったんだよ・・・」
「尻子玉！？」
「そうだ尻子玉だ。」
「なんですか尻子玉って？河童伝説に付きまとう架空の臓器じゃないんですか？
人間の医学の解剖書にもないもので大腸を失っても生きている人もいます」
「信じても信じなくてもいい。人知を超えたところに尻子玉というものがあることを知った。僕はあの日赤い女に衣服を破かれて犯されたんだ」
「どういうことですか？」
「赤い女の手首は普通に人の腕の太さがあった。それが全裸にされ、殴られて倒れた僕の・・・・その・・・肛門に
難なくするりと入ってきた。僕は痛みも覚えずに快感で身が震えそうだった。」
「え？？」
「本当のことなんだ。そしておそろしいほどにあれが勃起して巨大化した。本当に冗談でなく、そのあとも僕の性器は大きさが元に戻らず弛緩時でも40センチくらいある。
『このことは誰にも言うな、私も人間が殺したいわけじゃない。尻子玉はちょっともむだけならこれが大きくなって気持ちいいですむ。
引っこ抜けばお前は死ぬ。黙っていればいい思いをさせてやるよ。』そういわれた。
そうして僕は女にまたがられて気絶するまで搾り取られた。」
「ほんとですか？」
「嘘をついてどうする。当時交際していた女性にも見せられないし、レスリングのウェアも着れないし、男性トイレで小用でもかならず個室に行かなければならなくなった。
気絶して養殖場で全裸で巨根を丸出しにしているところを仲間に大笑いされて発見されたんだ。何があったと言われても答えられず。日報だけ書かせてくださいと言って
そのまま帰り、電話で会社を辞めますと伝えた。」
「そんなことが・・・心中お察しします。お命がなくならなかったのがせめてもの救いでした」
「君になにかあるといけない。河童はどこにいるかわからない。下関でなくてどこにいるかもわからない。記事にしたら大邦くんに被害が及ぶかもしれない。
もういいから、なにもなかったといってなんの痕跡ものこさず帰ってきなさい。与太話を一つでっちあげて旅行を楽しんでくれればよかったんだ。
僕が河童と言わなければよかった。ＵＦＯでも天狗でもキリスト塚でもバカな話は日本中に転がってる。河童だけは真実としってるのに危険なことをさせてしまった。」
「Ｋさんにはいつもお世話になってましたし、Ｋさんの体験を知れてお心が楽になるなら僕はそれでもよかったです。記事にすると僕もかもしれませんがＫさんだって心配ですね。」
「僕はもういいんだ。もう一度赤い女にあってみたいとおもうことすらある。殺されるとしてもね。警備員で若い学生になじまれて楽しく生きてた時も、あの女と出会って河童のことを調べてまがい物の物書き気分を味わってても
なにか仕事をしている自分がいた。誰にも言えない経験を胸に収めて生きるというものも面白いものだ。もういいから大邦くんなにも起こらないうちに静かに帰っておいで」
電話が切れた。
「ありがとうございました。なんにも見つからなかったけどうまく記事にします。」
そう河伯さんに告げた。それは残念でしたねと。
「河伯さん、先ほどの話今晩でいいですか？」
「はい。ガードマンさんに何軒かお店聞いておきました。どこもS警備保障が懇意にしてるので少しサービスもありますよ
大邦さんも帰りやすいようにお泊りになられてるホテルに近いとこ選んでもらってもいいですし」
「ありがとうございます」
「え？河伯さん 記者さんとデート？飲みに行ってるのなんて見たこともない。てかそれで店聞いてたの？記者さんやるなぁ・・・」
「おいおいいいじゃないか、俺らみたいなおっさんしかいない職場で女子の紅一点いつも頑張ってくれてて、たまに東京から涼し気な若い人来たらのみたくもなるけんよ」
僕が涼し気かどうか・・（涼しげではないわな） 普段いかない飲みに連れ出してるというのはうれしい。
「ホテルはどちらですか？」
「○○ホテルです」
だったらここにしませんか？とすすめてきたお店は高級そうだったが予算も多いし、コースの金額はまあいける範囲
そこにしましょうと二人でタクシーに乗った。
「河伯さんお名前は？」
「ファーストネームですか？奈々子です。」
「お綺麗ですね。僕は25歳です。年齢を聞いてもいい？」
「お若いですね。女性に年を聞くのは失礼ですよ」
微笑んでいたがどうみても僕より年下くらいに思えた
まさか美魔女ってことはあるまい？
店に着いて河伯さんはすこし挙動がおかしく見えた
なにか飲まれます？と日本酒をすすめたらそれは普通におちょこで飲めるが
どうぞお先にといっても箸をなかなかとらなかった。
僕がてっさ（刺身）を取り始めたらまるで真似をするようにして
ポン酢と紅葉おろしを絡めて食べだした。
「うまいっ」
（ん？？ おいしいっじゃなくて？？）
河伯さんが声をあげて、ちょっと違和感があったけど僕は顔をほころばせた
フグにこんな食べ方があったなんて きのせいか まるで河伯さんが心で叫んでいるように聞こえた。
てっちり(鍋)も気に召したようで細い体に似合わず雑炊までむしろ僕より食べた。
白子や追加のてっさ、唐揚げも注文してみたが彼女は気持ちいいくらいに遠慮もなくたぶん半分以上たべた。
気分がよくなったようで
「ねえ長居はしませんから、ホテルの部屋に遊びに行ってはいけませんか？お酒も買いましょ＾＾」と
僕はもちろんＯＫだった。
生まれて初めてホテルの部屋のみがこんな目の覚めるような美女だなんて
部屋でも日本酒だった。強いなぁ河伯さん全然酔わない。
「なにを調べてたの？」
「河童が見つかったと三十年前に行ってきた人がいるんです。これは言いましたね。」
「面白いわね。それを聞いて出張費が出て、まじめに調べる人がいるなんて」
「ええ、河伯さんご存じの通り日本で妖怪をネタにして毎日記事上げてる出版物はミヤスポしかありませんから・・・
書いてるほうは大変です。投稿者は名前も書いていません。当社の調べでは彼はもともと有名なスポーツ選手だったが
失踪したと考えられてました。」酔っていて、ついさきほどＫさんと判明したのに忘れていた。話しながら思い出したが
毎日妖怪の話ばかり書いててほかにネタもなくこの美女と会話続けたくてこんな風に切り出した。
「どんな河童？」
「赤い女で美しいのだそうです。フグを肝抜いてなまかじりし、きゃしゃな体で巨漢を組み伏せました。」
「やけに詳しいわね」
「絵空ごとは細部に論理的な真実を込めないといけません＾＾」
「大邦さん、彼女は？」
「え？いません。ってか河伯さんはどうですか？」
河伯さんはみじんも迷わず僕に唇を付けてきた。
「今のが答えよ、結婚相手も探してるわ。よかったら先にシャワー浴びてきてくれる？
私もそのあと浴びるから」
うひょーーーーーいったいどうしてと冷静になることもできず
僕はバスルームに
出てくると白い裸身の河伯さんが
「最初は電気消してよかったらバスルームの反対向いて寝ててね。
私男性とこういうことするの久しぶりなの」
そっと耳打ち・・・・
はいはいはいはい・・・・言葉も出ずに首をこくこくして
僕はベットで窓側に横になって寝てた。
河伯さんがシャワーから出て近づいてきたのがわかる
『おおおおおおおっ』
尻の穴になにかが入ってきた。ぶっといんだけど痛くもない・・・まさかと振り返ると
真っ赤な顔の河伯さんが
「気持ちいい？」
・・・・う う 気持ちいいなんてもんじゃない 体中に汗をかいてる
僕のあれが忽ち大きくなってきた。勃起してるのもわかる。
顔の前まで伸びてきてる・・・僕ももうまともな暮らしはできない‥というか生かしておいてもらえるんだろうか・・・・
「これは？」しまった河伯さんが赤い河童だったんだ
「尻子玉をなでてあげてるの・・・・言う通りにしなさい。殺したりしないから・・・・
それと逃げないでね。しばらくかわいがらせてよ」
あれ・・・・Ｋさんの言ってるのとちょっと雰囲気違う
河伯さんには頭の皿はない。Ｋさんの話を全然信じてなかったのかまさか本当に河童につかまるとは・・・
「ふふ大きくなった。河童の女はこれくらい大きいのでのどからでてくるくらいじゃないとだめなのよ・・・」
僕を仰向けにして河伯さんはそれにまたがった。えええ？全部入っていく、小柄な河伯さんの体に納まってる
河伯さんは僕の両腕を押さえつけて上下に動き始めた・・・・
うわああやめてくれ・・・・童貞の僕には刺激が強すぎる。あれが70�僂�らいあって根元から先まで敏感になってるのに
その全部がしっとりと包み込まれている。
「あうあうあうあうあーーーー」
僕は言葉にもならないことを絶叫しながらのた打ちまわった
何度も何度も体の中のたんぱく質が搾り取られたようだ。体中の毒素が抜けたようになっているところに河伯さんは体を寄せてきた
柔らかい乳房が人の肌のよう、僕は女性に触れたことがないけどたぶん普通の女性の肌と変わらないきめ細かさだった。
しかし背中に手をまわすと鱗なのか甲羅なのか硬いものがあった。ただ人の背中のように内側にしなっていて美しさは人の背中のそれのよう
「赤い河童よ、いや？」
「いいえ。河伯さんは綺麗です。僕は殺されるの？」
「黙ってればしばらくかわいがってあげるわ。それと私は人間を殺すのは好きじゃないの。尻子玉を抜いたことはないのよ」
河伯さんはまた動きを再開した。脳に電撃が走るような快感が走る。
「もう少し大きくしてもいい？大きいのがほしいの」
河伯さんはまた手を入れて尻子玉を違う感じで撫でた。
長さは同じくらいだが僕のあればビール瓶のように太くなった。
またまたがって貪るように河伯さんが僕を搾り取った。こんなこと何時間も続けたらたぶん僕は死ぬのだろうと思った
しかし太くなったあれにまたがる河伯さんはさっきよりさらに乱れて
僕はもうろうとする意識のなかでその美しい河伯さんを見た。
「もう許してください・・・」
河伯さんは僕を見下ろして
「そうね・・・この辺が限界ね。ありがと・・・ごめんね。可愛かったわよ」
もう一度手を入れて尻子玉をなでると僕のは割と普通のサイズに戻った
でも世間的にはかなり大きいぞ これ？
「殺したりしないよ。あたしは人と河童の子なの。
あたしを嫁さんにしてくれる人間の男を探してるの」
「え？ひょっとしてお母さんが河童？」
「あらよくわかったわね。まあミヤスポのとんでも記者なら当然か
名前もわかる？」
「ねねこ河童」
そういう説話がある。利根川流域で河童の親分だった女河童で
人につかまってその男に恋をしたと・・・・もう300年ほど前の説話だという。
「うん。どんな話を知ってる？」
「人間に恋をして、尻子玉を抜かなくなった。子供も作った。」
「そうよ。絵も残ってるけど後世に描かれたものね。全然似てない。お母さんは綺麗だった。
もう百年くらい前に亡くなったけど。お父さんは普通の人間だからもっとずっと昔にあっというまになくなってしまった
河童の医術でいろいろ延命したけど限界があったの
それでも百年は生きたわ。最後までお母さんと仲良くて優しかった」
「どうして河童を旦那さんにしないの？」
「河童がいなくなったのよ。人間より私たちの方が生きる力が強いと思ってたけど
国の土と水がどんどん汚れて、人間のかっこができない純粋な河童は得意な泳ぎで海を渡って行ったわ
どこかの島に平和に暮らしてればいいなと思う。」
「それで人間に…化けてたの」
「ちょっと化粧をするだけよ。赤い肌を見せなければわからないみたい。
かわいいってナンパもよくされるわ」
「あの・・・・30年前になにがありました。」
わかり切っていることを確認するように僕は聞いた。
彼女が何百年も生きてることを信じられなかったからだ。
若くみずみずしい肌はみじんも老化を感じさせなかった。
「あのときのことなにを知ってるの？」
「Ｋさんという僕の上司なんです。貴女が押さえつけたのは
僕は実は今日上司が残した警備日記を見つけました。
そして貴女がまさか河童だと思わず。
その上司がつづったミヤスポに送られた投稿には養殖フグを
生でかじったとありました。」
「え？生きているの？あの子」
「ええ、もう還暦。人間だと老いが目立つころです
Ｋさんは貴女に会いたいと言ってました。
たとえ殺されても。」
「あたし翌日に彼を探したの。現れなくて・・・
人間であんな風に尻子玉撫でられたまんまじゃ普通には生きていけないでしょうし」
「これ・・・元に戻るんですね・・・」
「うん、人間の医学じゃ絶対にわからないことだけど体には諸々のツボがあって
河童は尻子玉の扱いは本能的にわかるの。限界はあるけどうまく扱ってあげれば人間はとても長生きするわ
しかも百歳くらいでも元気にまぐわいも楽しめる・・・」
「Ｋさんにあって元に戻してあげてくれませんか？
それとＫさんは貴女に会いたがってる。ひょっとして恋をしてるような気がします。
すこしおじいさんに近いかもしれませんがよかったらＫさんに向き合ってみてくださいませんか」
河伯さんは涙を流していた。誰が殺そうなどと思うものか。。。警備して学生に声をかける彼を遠くからみて
恋をしてたのだそうだ。人に化けて様子をうかがってたこともあったらしい。
優しそうな人間を自分のモノにしたかったのだ・・と
最悪の事態で真っ赤な河童の姿でよりによってＫさんに見つかってしまい
彼を襲ってしまった。河童は好色でそういう欲望をいつも抑えて生きてるのだそうだ
なのにＫさんをみて欲望は爆発してしまい 彼を失踪させた。もうこの世にいないものだと思っていたと・・・
Ｋさんは元気かと聞く、ええと答えたら、結婚はＫさんとしたいと。
僕は河伯さんを新幹線にのせ、翌朝休暇中なのに彼女をミヤスポのオフィスに連れて行った。
いつものように忙しくＫさんはネタを振り絞っていた。
「忙しそうね。ネタに悩んでるなら赤い女河童の話はどう？」
「え？？？」Ｋさんはとびあがるように河伯さんを見た。
私何年も忘れられない人がいるの？たぶん片思いだったの
その人がもし覚えてたら。独身だったらお嫁さんいらないかしらって思ってるの
Ｋさんは号泣した
僕は「休暇中なので帰ります」
そういって余った予算でお寿司でも食うかなとオフィスを後にした。
「尻子玉！？」
「そうだ尻子玉だ。」
「なんですか尻子玉って？河童伝説に付きまとう架空の臓器じゃないんですか？
人間の医学の解剖書にもないもので大腸を失っても生きている人もいます」
「信じても信じなくてもいい。人知を超えたところに尻子玉というものがあることを知った。僕はあの日赤い女に衣服を破かれて犯されたんだ」
「どういうことですか？」
「赤い女の手首は普通に人の腕の太さがあった。それが全裸にされ、殴られて倒れた僕の・・・・その・・・肛門に
難なくするりと入ってきた。僕は痛みも覚えずに快感で身が震えそうだった。」
「え？？」
「本当のことなんだ。そしておそろしいほどにあれが勃起して巨大化した。本当に冗談でなく、そのあとも僕の性器は大きさが元に戻らず弛緩時でも40センチくらいある。
『このことは誰にも言うな、私も人間が殺したいわけじゃない。尻子玉はちょっともむだけならこれが大きくなって気持ちいいですむ。
引っこ抜けばお前は死ぬ。黙っていればいい思いをさせてやるよ。』そういわれた。
そうして僕は女にまたがられて気絶するまで搾り取られた。」
「ほんとですか？」
「嘘をついてどうする。当時交際していた女性にも見せられないし、レスリングのウェアも着れないし、男性トイレで小用でもかならず個室に行かなければならなくなった。
気絶して養殖場で全裸で巨根を丸出しにしているところを仲間に大笑いされて発見されたんだ。何があったと言われても答えられず。日報だけ書かせてくださいと言って
そのまま帰り、電話で会社を辞めますと伝えた。」
「そんなことが・・・心中お察しします。お命がなくならなかったのがせめてもの救いでした」
「君になにかあるといけない。河童はどこにいるかわからない。下関でなくてどこにいるかもわからない。記事にしたら大邦くんに被害が及ぶかもしれない。
もういいから、なにもなかったといってなんの痕跡ものこさず帰ってきなさい。与太話を一つでっちあげて旅行を楽しんでくれればよかったんだ。
僕が河童と言わなければよかった。ＵＦＯでも天狗でもキリスト塚でもバカな話は日本中に転がってる。河童だけは真実としってるのに危険なことをさせてしまった。」
「Ｋさんにはいつもお世話になってましたし、Ｋさんの体験を知れてお心が楽になるなら僕はそれでもよかったです。記事にすると僕もかもしれませんがＫさんだって心配ですね。」
「僕はもういいんだ。もう一度赤い女にあってみたいとおもうことすらある。殺されるとしてもね。警備員で若い学生になじまれて楽しく生きてた時も、あの女と出会って河童のことを調べてまがい物の物書き気分を味わってても
なにか仕事をしている自分がいた。誰にも言えない経験を胸に収めて生きるというものも面白いものだ。もういいから大邦くんなにも起こらないうちに静かに帰っておいで」
電話が切れた。
「ありがとうございました。なんにも見つからなかったけどうまく記事にします。」
そう河伯さんに告げた。それは残念でしたねと。
「河伯さん、先ほどの話今晩でいいですか？」
「はい。ガードマンさんに何軒かお店聞いておきました。どこもS警備保障が懇意にしてるので少しサービスもありますよ
大邦さんも帰りやすいようにお泊りになられてるホテルに近いとこ選んでもらってもいいですし」
「ありがとうございます」
「え？河伯さん 記者さんとデート？飲みに行ってるのなんて見たこともない。てかそれで店聞いてたの？記者さんやるなぁ・・・」
「おいおいいいじゃないか、俺らみたいなおっさんしかいない職場で女子の紅一点いつも頑張ってくれてて、たまに東京から涼し気な若い人来たらのみたくもなるけんよ」
僕が涼し気かどうか・・（涼しげではないわな） 普段いかない飲みに連れ出してるというのはうれしい。
「ホテルはどちらですか？」
「○○ホテルです」
だったらここにしませんか？とすすめてきたお店は高級そうだったが予算も多いし、コースの金額はまあいける範囲
そこにしましょうと二人でタクシーに乗った。
「河伯さんお名前は？」
「ファーストネームですか？奈々子です。」
「お綺麗ですね。僕は25歳です。年齢を聞いてもいい？」
「お若いですね。女性に年を聞くのは失礼ですよ」
微笑んでいたがどうみても僕より年下くらいに思えた
まさか美魔女ってことはあるまい？
店に着いて河伯さんはすこし挙動がおかしく見えた
なにか飲まれます？と日本酒をすすめたらそれは普通におちょこで飲めるが
どうぞお先にといっても箸をなかなかとらなかった。
僕がてっさ（刺身）を取り始めたらまるで真似をするようにして
ポン酢と紅葉おろしを絡めて食べだした。
「うまいっ」
（ん？？ おいしいっじゃなくて？？）
河伯さんが声をあげて、ちょっと違和感があったけど僕は顔をほころばせた
フグにこんな食べ方があったなんて きのせいか まるで河伯さんが心で叫んでいるように聞こえた。
てっちり(鍋)も気に召したようで細い体に似合わず雑炊までむしろ僕より食べた。
白子や追加のてっさ、唐揚げも注文してみたが彼女は気持ちいいくらいに遠慮もなくたぶん半分以上たべた。
気分がよくなったようで
「ねえ長居はしませんから、ホテルの部屋に遊びに行ってはいけませんか？お酒も買いましょ＾＾」と
僕はもちろんＯＫだった。
生まれて初めてホテルの部屋のみがこんな目の覚めるような美女だなんて
部屋でも日本酒だった。強いなぁ河伯さん全然酔わない。
「なにを調べてたの？」
「河童が見つかったと三十年前に行ってきた人がいるんです。これは言いましたね。」
「面白いわね。それを聞いて出張費が出て、まじめに調べる人がいるなんて」
「ええ、河伯さんご存じの通り日本で妖怪をネタにして毎日記事上げてる出版物はミヤスポしかありませんから・・・
書いてるほうは大変です。投稿者は名前も書いていません。当社の調べでは彼はもともと有名なスポーツ選手だったが
失踪したと考えられてました。」酔っていて、ついさきほどＫさんと判明したのに忘れていた。話しながら思い出したが
毎日妖怪の話ばかり書いててほかにネタもなくこの美女と会話続けたくてこんな風に切り出した。
「どんな河童？」
「赤い女で美しいのだそうです。フグを肝抜いてなまかじりし、きゃしゃな体で巨漢を組み伏せました。」
「やけに詳しいわね」
「絵空ごとは細部に論理的な真実を込めないといけません＾＾」
「大邦さん、彼女は？」
「え？いません。ってか河伯さんはどうですか？」
河伯さんはみじんも迷わず僕に唇を付けてきた。
「今のが答えよ、結婚相手も探してるわ。よかったら先にシャワー浴びてきてくれる？
私もそのあと浴びるから」
うひょーーーーーいったいどうしてと冷静になることもできず
僕はバスルームに
出てくると白い裸身の河伯さんが
「最初は電気消してよかったらバスルームの反対向いて寝ててね。
私男性とこういうことするの久しぶりなの」
そっと耳打ち・・・・
はいはいはいはい・・・・言葉も出ずに首をこくこくして
僕はベットで窓側に横になって寝てた。
河伯さんがシャワーから出て近づいてきたのがわかる
『おおおおおおおっ』
尻の穴になにかが入ってきた。ぶっといんだけど痛くもない・・・まさかと振り返ると
真っ赤な顔の河伯さんが
「気持ちいい？」
・・・・う う 気持ちいいなんてもんじゃない 体中に汗をかいてる
僕のあれが忽ち大きくなってきた。勃起してるのもわかる。
顔の前まで伸びてきてる・・・僕ももうまともな暮らしはできない‥というか生かしておいてもらえるんだろうか・・・・
「これは？」しまった河伯さんが赤い河童だったんだ
「尻子玉をなでてあげてるの・・・・言う通りにしなさい。殺したりしないから・・・・
それと逃げないでね。しばらくかわいがらせてよ」
あれ・・・・Ｋさんの言ってるのとちょっと雰囲気違う
河伯さんには頭の皿はない。Ｋさんの話を全然信じてなかったのかまさか本当に河童につかまるとは・・・
「ふふ大きくなった。河童の女はこれくらい大きいのでのどからでてくるくらいじゃないとだめなのよ・・・」
僕を仰向けにして河伯さんはそれにまたがった。えええ？全部入っていく、小柄な河伯さんの体に納まってる
河伯さんは僕の両腕を押さえつけて上下に動き始めた・・・・
うわああやめてくれ・・・・童貞の僕には刺激が強すぎる。あれが70�僂�らいあって根元から先まで敏感になってるのに
その全部がしっとりと包み込まれている。
「あうあうあうあうあーーーー」
僕は言葉にもならないことを絶叫しながらのた打ちまわった
何度も何度も体の中のたんぱく質が搾り取られたようだ。体中の毒素が抜けたようになっているところに河伯さんは体を寄せてきた
柔らかい乳房が人の肌のよう、僕は女性に触れたことがないけどたぶん普通の女性の肌と変わらないきめ細かさだった。
しかし背中に手をまわすと鱗なのか甲羅なのか硬いものがあった。ただ人の背中のように内側にしなっていて美しさは人の背中のそれのよう
「赤い河童よ、いや？」
「いいえ。河伯さんは綺麗です。僕は殺されるの？」
「黙ってればしばらくかわいがってあげるわ。それと私は人間を殺すのは好きじゃないの。尻子玉を抜いたことはないのよ」
河伯さんはまた動きを再開した。脳に電撃が走るような快感が走る。
「もう少し大きくしてもいい？大きいのがほしいの」
河伯さんはまた手を入れて尻子玉を違う感じで撫でた。
長さは同じくらいだが僕のあればビール瓶のように太くなった。
またまたがって貪るように河伯さんが僕を搾り取った。こんなこと何時間も続けたらたぶん僕は死ぬのだろうと思った
しかし太くなったあれにまたがる河伯さんはさっきよりさらに乱れて
僕はもうろうとする意識のなかでその美しい河伯さんを見た。
「もう許してください・・・」
河伯さんは僕を見下ろして
「そうね・・・この辺が限界ね。ありがと・・・ごめんね。可愛かったわよ」
もう一度手を入れて尻子玉をなでると僕のは割と普通のサイズに戻った
でも世間的にはかなり大きいぞ これ？
「殺したりしないよ。あたしは人と河童の子なの。
あたしを嫁さんにしてくれる人間の男を探してるの」
「え？ひょっとしてお母さんが河童？」
「あらよくわかったわね。まあミヤスポのとんでも記者なら当然か
名前もわかる？」
「ねねこ河童」
そういう説話がある。利根川流域で河童の親分だった女河童で
人につかまってその男に恋をしたと・・・・もう300年ほど前の説話だという。
「うん。どんな話を知ってる？」
「人間に恋をして、尻子玉を抜かなくなった。子供も作った。」
「そうよ。絵も残ってるけど後世に描かれたものね。全然似てない。お母さんは綺麗だった。
もう百年くらい前に亡くなったけど。お父さんは普通の人間だからもっとずっと昔にあっというまになくなってしまった
河童の医術でいろいろ延命したけど限界があったの
それでも百年は生きたわ。最後までお母さんと仲良くて優しかった」
「どうして河童を旦那さんにしないの？」
「河童がいなくなったのよ。人間より私たちの方が生きる力が強いと思ってたけど
国の土と水がどんどん汚れて、人間のかっこができない純粋な河童は得意な泳ぎで海を渡って行ったわ
どこかの島に平和に暮らしてればいいなと思う。」
「それで人間に…化けてたの」
「ちょっと化粧をするだけよ。赤い肌を見せなければわからないみたい。
かわいいってナンパもよくされるわ」
「あの・・・・30年前になにがありました。」
わかり切っていることを確認するように僕は聞いた。
彼女が何百年も生きてることを信じられなかったからだ。
若くみずみずしい肌はみじんも老化を感じさせなかった。
「あのときのことなにを知ってるの？」
「Ｋさんという僕の上司なんです。貴女が押さえつけたのは
僕は実は今日上司が残した警備日記を見つけました。
そして貴女がまさか河童だと思わず。
その上司がつづったミヤスポに送られた投稿には養殖フグを
生でかじったとありました。」
「え？生きているの？あの子」
「ええ、もう還暦。人間だと老いが目立つころです
Ｋさんは貴女に会いたいと言ってました。
たとえ殺されても。」
「あたし翌日に彼を探したの。現れなくて・・・
人間であんな風に尻子玉撫でられたまんまじゃ普通には生きていけないでしょうし」
「これ・・・元に戻るんですね・・・」
「うん、人間の医学じゃ絶対にわからないことだけど体には諸々のツボがあって
河童は尻子玉の扱いは本能的にわかるの。限界はあるけどうまく扱ってあげれば人間はとても長生きするわ
しかも百歳くらいでも元気にまぐわいも楽しめる・・・」
「Ｋさんにあって元に戻してあげてくれませんか？
それとＫさんは貴女に会いたがってる。ひょっとして恋をしてるような気がします。
すこしおじいさんに近いかもしれませんがよかったらＫさんに向き合ってみてくださいませんか」
河伯さんは涙を流していた。誰が殺そうなどと思うものか。。。警備して学生に声をかける彼を遠くからみて
恋をしてたのだそうだ。人に化けて様子をうかがってたこともあったらしい。
優しそうな人間を自分のモノにしたかったのだ・・と
最悪の事態で真っ赤な河童の姿でよりによってＫさんに見つかってしまい
彼を襲ってしまった。河童は好色でそういう欲望をいつも抑えて生きてるのだそうだ
なのにＫさんをみて欲望は爆発してしまい 彼を失踪させた。もうこの世にいないものだと思っていたと・・・
Ｋさんは元気かと聞く、ええと答えたら、結婚はＫさんとしたいと。
僕は河伯さんを新幹線にのせ、翌朝休暇中なのに彼女をミヤスポのオフィスに連れて行った。
いつものように忙しくＫさんはネタを振り絞っていた。
「忙しそうね。ネタに悩んでるなら赤い女河童の話はどう？」
「え？？？」Ｋさんはとびあがるように河伯さんを見た。
私何年も忘れられない人がいるの？たぶん片思いだったの
その人がもし覚えてたら。独身だったらお嫁さんいらないかしらって思ってるの
Ｋさんは号泣した
僕は「休暇中なので帰ります」
そういって余った予算でお寿司でも食うかなとオフィスを後にした。
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コメント(8)
すごい楽しんで読ませていただきました
作家になりたいな→美女にホテルに誘われて有頂天→と思ったら、まさかの河童でアレがビール瓶サイズになって…
突拍子もない展開に笑いが止まりませんでしたw
ラストも、相思相愛の片思い同士が数十年ぶりに再会してちょっとホロリとするくだりもあり、良い意味で楽しくバカバカしくも感動する話ですね〜
（陰鬱なニュースばかり続くので、こういう作品があると心が晴れやかになったような気分になります。ありがとうございます）
柳田邦夫や警備員の手記などの「赤い女河童もいる」という記述のあとに、
＞「失礼ですよっ！」そういって立ち上がって年配のガードマンたちに言い放った女性がいた
＞髪を真っ赤に染めていたのが印象的な華奢で若くて美しい女性だった。
と出てくるので、この時点で、河伯さん＝赤い女河童かな？と察しがついてしまうかも…と思いました。
（でも警備員さん＝上司Kさんは意外でした！）
作家になりたいな→美女にホテルに誘われて有頂天→と思ったら、まさかの河童でアレがビール瓶サイズになって…
突拍子もない展開に笑いが止まりませんでしたw
ラストも、相思相愛の片思い同士が数十年ぶりに再会してちょっとホロリとするくだりもあり、良い意味で楽しくバカバカしくも感動する話ですね〜
（陰鬱なニュースばかり続くので、こういう作品があると心が晴れやかになったような気分になります。ありがとうございます）
柳田邦夫や警備員の手記などの「赤い女河童もいる」という記述のあとに、
＞「失礼ですよっ！」そういって立ち上がって年配のガードマンたちに言い放った女性がいた
＞髪を真っ赤に染めていたのが印象的な華奢で若くて美しい女性だった。
と出てくるので、この時点で、河伯さん＝赤い女河童かな？と察しがついてしまうかも…と思いました。
（でも警備員さん＝上司Kさんは意外でした！）
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