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西岡の雑誌図書館コミュの「麻原オウムの犯罪と統一教会」(週刊現代/1995年5月27日号:40〜43ページ)その2

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 オウム真理教への強制捜査開始からまもない3月23日、滋賀県彦根市で教団「科学技術省」のメンバーが運転する乗用車のなかから数十枚の光ディスクが押収された。これらの光ディスクからは、第7サティアンの化学プラントの設計図、サリン実験データ、1114名の出家信者名簿、「科技省」の名簿などが見つかったことはすでに報じられている。
 だが、それに混じって、もう一つ別の「信者リスト」があったことは知られていない。そのリストは「オウム真理教と統一教会の合致信者名簿」。つまり、オウム信者でありながら、あの文鮮明氏率いる統一教会の信者と疑わしき人物のリストだというのである。
 本誌が警視庁捜査関係者からその情報を入手したのは、光ディスクが押収されてから数日後のこと。まだ光ディスクの存在が報じられる前だった。そのとき捜査関係者が漏らした言葉はこうである。
「滋賀で逮捕したオウム信者のクルマから光ディスクを押収したが、そこに統一教会の合同結婚式に参加した信者の名前が入っていた。この信者たちは現在オウムにいることを確認した」
 その後、この「リスト」にあったのは16人と判明。本誌は最近、この16名の氏名を入手したが、件(くだん)の捜査関係者は、「その16人の名前が記録されていたことは間違いない。このリストが誰によって何の目的で作られたのかは捜査中だ」
 という。
 いったい、なぜこのようなリストが存在するのか。実はこれと同類のリストはこれまでにもオウム真理教被害者対策弁護団によって作られたことがある。
 だが、同弁護団事務局長の小野毅氏に今回の16人の氏名を質すると、
「オウム真理教の背景を調べるなかで、かつて統一教会に入っていた人物がいることがわかり、未確認情報を含めてリストアップしたことはありますが、こんなに詳しいものではありません。今回の光ディスクから見つかったというリストとは別物です」
 とすると、このリストはオウム真理教側が独自で作成したと考えるのが妥当となる。このリストの存在は何を物語るのか。いや、その前にここに記されている16人のオウム信者は本当に「統一教会信者」でもあるのか。以下、その真偽を検証しよう。
 

(「麻原オウムの犯罪と統一教会」(週刊現代/1995年5月27日号:40〜43ページ)40〜41ページ)
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 オウムと統一教会をめぐる”接点”は、’90年に熊本県の波野村で起きたオウムの土地買収をめぐる地元との騒動の際にもみられた。
 世間のオウム・バッシングが強まるなか、統一教会系の『宗教新聞』が<オウム真理教現地ポート>という連載を開始。そのなかの一つ、「ひどすぎる人権蹂躙」という見出しが躍る記事は、一見、地元擁護かと思いきや、これがちがう。
<熊本県警による強制捜査以来、「証拠隠滅の疑い」などでオウム真理教の幹部らが続々と逮捕され始めた。捜査に必要とはいえ「やはり」と思われる教団切り崩しの様相となり、「宗教弾圧だ」とオウムが騒ぐのも当然である>(『宗教新聞』’90年11月20付)
 また、オウム真理教と統一教会は信者獲得のやり方などに共通点が多いと指摘する声もある。
 全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長の山口広弁護士はこういう。
「実態を隠して信者を勧誘したり、金持ちなどにターゲットをきめてアプローチし、多額の献金をさせるやり方などは非常によく似ているといえます」
 こうなるとますます不可解なのが光ディスクから見つかった「16人リスト」の存在である。

(「麻原オウムの犯罪と統一教会」(週刊現代/1995年5月27日号:40〜43ページ)42ページ)
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