そして、落雷がやむと、フォレストから、ボロボロになった2人が落ちて来るが、まだ赤也はデビル化のままだ。 「な、なにが起こったと?」 「跡部が出したあの草、一体なんなんだ」 「It is a fantasy completely. (まるでファンタジーですね)」 「白石は?」 「気を失っちゃてるC〜でも、赤也、まだデビル化のまんまだよ。」 「気を失ってるだけ幸いか。とりあえず、医務室に運ぶぞ。それと慈郎も元にもどれ」 「あ、うん」 慈郎が元の姿に戻ると、2人はすぐさま医務室に運ばれたが、白石は落雷によるやけどだけだが、赤也の方は、気絶しているだけだが、いつまた暴れだすか、分からないのが現状だった。
そこで、内部に何かあるのではとみた、跡部と滋郎は、赤也を助けるからと医務室を出ようとしたが、鬼にある質問をされた。 「おい、さっきのあれはなんだ」 「ギク! い、言わなきゃダメ?」 「だめだ!」 「我々にだけ隠し事はいけませんね」 「What on earth was that? (一体あれは、なんだったんですか?)」 「あの服装と言い、さっきの草と言い、あまりにも現実離れしすぎとる」 「・・・・・」 これには2人共困った。
緊急事態だったとはいえ。その力をさらす事になってしまい、皆に知られてしまったのだ。 「まあ、3番コート内だけの秘密にするってんなら、かまわないぜ」 「跡部! いいの?」 「あれだけ派手に見られたんだ。下手に隠してもいつかは知れる事だ」 休憩室に移り、跡部は氷の精霊の、滋郎は天空の覇者の姿に変わった。 「これが、俺達の能力だ。無論俺達だけじゃねえがな」 「俺は、今修行中だから、半分くらいしか使えないけど」 「信じられん。まさか、そんな事が起こっていようとは」 「信じたくはありませんが、これを見せつけられると、信じるしか、ありませんね」 「It does not understand well [ me ]. The contents of the talk cannot be followed. (私よく分かりません。話の内容についていけません)」 「とにかく、今言った事が真実だ。俺達は、これから赤也の夢に入る。あの突然のデビル化は、内部からの攻撃と言う事だ。恐らくはな」 「夢といいましても、まだ赤也君は目覚めています。その状態でどうやってはいると?」 「それに、人の夢は、それぞれ違う。どうやって探し出す?」 「一人、それを可能にする奴がいる。そいつと共に、鏡の中に入る。そこは無意識の世界と繋がっている。だからその中で、赤也をデビル化させた本人を探す」 「だね」 「こればかりは、俺と慈郎と、可能な奴が行くしかねえ。ついて来ようとは思うなよ」 と、跡部は念を押して、鏡の前に立つ。 無論、連絡を受けた鳳、侑士、ブン太も一緒だ。