神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの区役所移転｢認知｣56％区民意識アンケート

区役所移転｢認知｣56％
区民意識アンケート
社会
タウンニュース宮前区版　掲載号：2022年10月7日号
　鷺沼駅周辺への移転を予定している区役所等の活用を検討するため、川崎市は区民意識アンケートを実施。９月29日に結果を公表した。移転・整備方針に基づく取り組み「宮前区のミライづくりプロジェクト」の一環で、区役所移転の認知度は56・１％だった。

　アンケートは６月１日～７月４日に実施。調査対象は、住民基本台帳から無作為に抽出された満10歳以上の宮前区内在住者２０００人。郵送とインターネットによる回答を併用し、有効回収数は１０３８件だった。

　「施設移転後の用地の使い方」や「現在の施設の使用頻度」など21問。「宮前区のミライづくりプロジェクト」についての設問では、「区役所等が移転することは知っていた」が51・１％で、「取り組んでいる内容まで知っていた」（５・０％）と合わせて56・１％が移転を認知。「名前を聞いたことはあった」（９・１％）や「知らなかった」（31・３％）を上回った。

　市は民間事業者による再開発の機会を捉え、宮前区役所・市民館・図書館を鷺沼駅周辺に移転・整備する計画で、関係団体等への説明やヒアリングを実施してきた。今回のアンケートの分析を進め、今年度末をめどに最終取りまとめを公表。今後はこれらの意見を踏まえて市民ワークショップを行い、「活用基本方針」を策定する予定。策定後は「活用基本方針に基づき取り組みを推進していく」としている。