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神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの【温故知新】1年前の記録 神奈川の立憲民主党よ、いずこへ往くのか

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【温故知新】1年前の記録
神奈川の立憲民主党よ、いずこへ往くのか     櫻井智志
2019-03-25 19:47:33 | 政治・文化・社会評論


[*この拙論は「週刊金曜日」に投稿した『立憲民主党よ、初志は何処へいったのか〜2017衆院選と2019神奈川県知事選』を土台に趣旨のみ生かして短く編集したものである。投稿採用の有無と採用されても2か月は同時掲載はルール違反となる。万一週刊金曜日に掲載されたら、そちらもご覧いただきたい。]


4月7日は、2019統一地方選挙の前半、2019神奈川県知事選が実施される。自民党公明党を支持母体として現職の黒岩祐治氏が2期当選して、今回3期をめざしている。黒岩氏は、日本共産党以外の政党すべてに支持を呼びかけ、自民、公明、国民民主が推薦している。立憲民主党も黒岩支持に参じたが、黒岩氏は立憲民主党の推薦を断った。
 よこすか市民9条の会共同代表でよこすか・みうら市民連合事務局の岸正子氏が、自ら立候補した。市民連合横浜の代表は、横浜駅前の演説会で経緯を述べた。日本共産党は、岸正子さんを推薦すると同時に他の野党に「市民と野党の本気の共闘」を呼びかけ待ち続け、ついに告示日を迎えた。その告示日に、なんと「緑の党」(正式には「緑の党グリーンズ・ジャパン」)が推薦を岸さんに名乗り出た。
「緑の党」や「新社会党」など議席数は少ないけれども、政治運動や市民運動に日常的に国民サイドで誠意ある有意義な日常的実践を継続している。
一方、自民党から推薦を断られた立憲民主党神奈川は、今回はどの候補も推薦しないことを決定した。

 立憲民主党は、枝野幸男代表が「地方組織の拡充」を喫緊の課題としている。神奈川県知事選への対応にも、立民党の内部の事情があることだろう。ただ、最近の政局では、横浜市市長選での自民党推薦候補支持や京都府知事選での自民党推薦候補を支持する側に回っていることは、やはり納得しがたい。
 今回の統一地方選挙で立憲民主党は、北海道知事選や沖縄衆院補選では、他の立憲野党と協同して野党共闘を構成するスタンスにある。立憲民主党が神奈川県でも、市民運動候補サイドに立てば、立民と友党の神奈川県地域政党の「神奈川ネットワーク運動」も反自民候補の側にたつだろう。
 
立憲民主党の誕生をふりかえる。
2017衆院選の直前に、小池百合子都知事が、民進党を分裂させ「希望の党」を立ち上げたことで順調に進んでいた野党共闘は頓挫した。なかでも、野党第一党の民進党が分裂瓦解することに、戦後民主勢力の旧社会党の流れをくむ民進党を心配する世論がわいた。
しかしその混乱の中で、枝野幸男氏が「立憲民主党」をたちあげ、民主党=民進党の中での立憲主義と国民側に立つ政策を継承する志を示したことに、国民は強く共感を示した。
 だが、国会勢力が維持されるかどうかの現実問題として危機は続いた。この時に、立憲民主党に手を差し伸べ支援したのが、日本共産党だった。従来全選挙区に候補者を擁立してきた共産党は、立憲民主党が立候補した選挙区で早くから内定し準備をしてきた候補をおろすという、驚天動地と言って大げさでない方針を決めて全国の選挙区で実施した。
  例を私が住む神奈川県の実際に焦点をあてて考察したい。
神奈川選挙区は18の小選挙区にわかれる。立憲民主党は、6つの選挙区に候補を出した。日本共産党は立憲民主党が候補を擁立した5つの選挙区で候補をおろした。両党が候補を出したのは、現内閣官房長官菅 義偉氏が立候補した神奈川2区だけである。
 また日本共産党は、社会民主党が唯一立候補した選挙区でも、自党候補をおろしていえる。
 2017衆院選では、そのような選挙協力によってどうなったか。2区15区は重複を避ける。


神奈川1区
当 松本  純 (67) 自民 南関東ブロック 前 103,070票 47.8%
当比 篠原  豪 (42) 立憲 南関東ブロック 前 78,019票 36.2%
長島 一由 (50) 希望 南関東ブロック 元 34,433票 16.0%

神奈川4区
当 早稲田夕季 (58) 立憲 南関東ブロック 新 67,020票 34.8%
当比 山本 朋広 (42) 自民 南関東ブロック 前 55,700票 28.9%
浅尾慶一郎 (53) 無 前 51,495票 26.7%
風間 法子 (47) 希望 南関東ブロック 新 18,618票 9.7%


神奈川6区
当 青柳陽一郎 (48) 立憲 南関東ブロック 前 86,291票 44.6%
上田  勇 (59) 公明 前 82,788票 42.8%
当比 串田 誠一 (59) 維新 南関東ブロック 新 24,424票 12.6%

神奈川7区
当 鈴木 馨祐 (40) 自民 南関東ブロック 前 103,324票 47.0%
当比 中谷 一馬 (34) 立憲 南関東ブロック 新 87,819票 40.0%
川野  案 (35) 希望 南関東ブロック 新 28,685票 13.1%

神奈川12区
当 阿部 知子 (69) 立憲 南関東ブロック 前 86,550票 43.2%
当比 星野 剛士 (54) 自民 南関東ブロック 前 83,924票 41.9%
原  輝雄 (43) 希望 南関東ブロック 新 29,852票 14.9%

5人がすべて当選している。3人は前職、2人は新人である。ここには、力強い野党共闘とそれをつないだ市民連合の働きがある。神奈川の18の小選挙区すべてに名前はさまざまな市民連合が立ち上がった。日本共産党を中心に自由党、社会民主党、立憲民主党が連帯して、神奈川において立憲民主党は見事な成果をあげた。


以上の経緯を踏まえて、立憲民主党は立党の精神を忘れず、2017総選挙の教訓を、2019統一地方選挙・参院選に、大いに発揮してほしい。

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