神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの海老名市長選告示　市政継続か刷新か ◆市議選（定数２２）には２６人が出馬

2019年11月4日東京新聞
写真：候補者の必勝を期して気勢を上げる支持者ら＝海老名市で

　海老名市長選と市議選（定数二二）は三日、告示された。市長選は、いずれも無所属で経営コンサルタント会社社長の新人氏家秀太さん（５２）と五選を目指す現職内野優さん（６４）、ＮＨＫから国民を守る党の党首で新人立花孝志さん（５２）の三人が立候補を届け出た。市議選は二十六人が立候補した。投開票はともに十日。

　市長選は、四期十六年を担った現市政の継続か刷新かが問われる。

　氏家さんは海老名駅東口で第一声を上げ、「しがらみを徹底的に排除しないと今の市政は変わらない」と強調。「夢を描ける海老名を選ぶかどうかの選挙だ」とし、家庭ごみの有料化撤回や図書館の運営方法の見直しなどの実施を唱えた。教育、少子高齢化、定住問題については「これまでの海老名はほとんど何もしていない」と指摘し、重点的に取り組んでいく考えを示した。

　内野さんは、選挙事務所での出陣式で今回の市長選を「今の海老名のまちづくりの発展を進めるのか、止めるのか問う選挙だ」と主張。五期目については「四年間で一つ一つの課題を解決する」と述べ、中学校給食の実施や待機児童ゼロに向けた保育園整備などに取り組む姿勢を示した。最後に「みんなが元気で笑顔で、住みやすいまち海老名を実現する」と力を込めた。

　立花さんは、海老名駅西口で「市長になったら、ＮＨＫの集金人の戸別訪問を禁止、あるいは規制する条例をつくる」と第一声を上げた。受信料を支払わない世帯への年間五万円の支給も公約に掲げ、「やると言ったらやる」と力説した。市職員の給与を二倍にすることやごみ袋を無料にする考えも示し、「お金持ちも低所得層もわくわくするような市にしたい」と訴えた。

　二日現在の選挙人名簿登録者数は十一万三百四十一人。　（曽田晋太郎、吉岡潤）

◇海老名市長選立候補者（届け出順）
■氏家秀太（うじけしゅうた）　５２　無新　

　　経営コンサルタント・経営コンサルタント会社社長・著述家▽成蹊大　

　＜公約＞（１）家庭ごみの一部有料化撤回（２）市立中央図書館などの運営方法を見直し、その予算を教育・高齢者対策に回す（３）中小企業・一次産業対策の充実　
（＊櫻井注：「わくわく海老名をつくる市民の会」を日本共産党自主的支援）　

■内野優（うちのまさる）　６４　無現＜４＞

　　市長・全国市長会相談役（元）市議・市職員▽専修大　　　　　　　　　　

　＜公約＞（１）中学校給食実施（２）高齢者・障害児者が安心できる環境・まちづくり（３）公共施設の改修整備（４）待機児童ゼロの保育園整備（５）防災防犯施策の充実　　

■立花孝志（たちばなたかし）　５２　Ｎ新　

　　党首（元）参院議員・葛飾区議・船橋市議・ＮＨＫ職員▽信太高　　　　　

　＜公約＞（１）ＮＨＫの集金人の戸別訪問を規制・禁止する条例制定（２）ＮＨＫの受信料を支払っていない世帯に年５万円を支給（３）市職員の給与を２倍にする　　

◆市議選には２６人が出馬
◇海老名市議選　立候補者（定数２２－候補２６）　＝届け出順
黒田美保　４０　立新
相原志穂　４３　国現
戸沢幸雄　５８　公現
市川洋一　７２　無現
福地茂　６３　公現
田中裕子　６６　無現
宇田川希　４６　自現
日吉弘子　６１　公現
森下賢人　４９　無現
永井浩介　４０　無元
葉梨之紀　７８　無新
山口良樹　６３　無現
津々木美幸　６２　ネ新
倉橋正美　６４　無現
藤沢菊枝　７８　無現
吉田美菜子　３５　無現
舘登志子　４６　立新
池亀幸男　６３　無新
松本正幸　６７　共現
望月理　４５　無新
久保田英賢　５２　無現
佐々木弘　４７　共現
志野誠也　４５　無現
西山豊一　４８　無新
世古博孝　５３　無新
三宅紀昭　５８　Ｎ新