神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの横須賀市　定員１０人上回る　定数４０立候補５０の激戦区

横須賀市は、前半戦の神奈川県知事選で、横須賀市民9条の会共同代表よこすか・みうら市民連合事務局の岸正子さんが活躍のエリア。県議団長井坂しんや氏は井坂なおし候補の実兄。

横須賀
　現職は５人が引退して３５人が立候補、新人は１５人が出馬した。候補者数は前回より４人減の５０人だが、定数も１減の４０になり、激しい選挙戦が予想される。
　初日、市内中心エリアの京急線横須賀中央駅前に候補者が次々と立った。最年少の新人はスポーツウエア姿で若さを前面に、「教育の街・横須賀を実現したい」と強調。現職は「初当選以来、自殺対策に取り組んできた」と実績をアピールし、「期間中、皆さんの切実な声もお寄せください」と呼び掛けた。

　今回、他の陣営の関心を集めているのが、７日開票の県議選横須賀市選挙区（定数５）で初議席を得た立憲民主党。同駅前で党公認の新人２人の応援に駆け付けた枝野幸男代表は「今度は市議会で新しい政治を前に進める力を」と訴えた。

　京急久里浜駅前でも、地元の現職が「久里浜は今、良い話題が多い」と切り出し、サッカーＪ１横浜Ｆ・マリノスの練習拠点整備や、浦賀署や市立うわまち病院の移転計画を説明。「プロジェクトを軌道に乗せ、活気が市内全体に広がるよう『提案する議員』になる」と力を込めた。

　地元の小泉進次郎衆院議員は横須賀、三浦両市内の自民党候補の応援に奔走。同駅前でも現職への応援演説を行った。支援者に交じって制服を着た高校生も耳を傾ける中、「最後の議席は、（同数票で）くじ引きも考えられる」と激戦を予想し、１票でも多くの支持をと呼び掛けた。

◆日本共産党候補
横須賀市　定数40
大村洋子〔おおむらようこ　54歳〕現職
●市議会議員
64年東京都江東区生まれ。
東京都私立共栄学園高校卒。
光洋小学校ＰＴＡ会長、青少年相談員など歴任。
共産党勤務を経て07年市議初当選、現在、３期。
教育福祉常任委員。

事務所
住所：横須賀市浦賀1-8-5斉藤ビル1F
電話：046-844-1041

主な活動地域
三春町、大津町、馬堀町、馬堀海岸、桜が丘、浦上台、走水、二葉、小原台、鴨居、浦賀、西浦賀、東浦賀、池田町、吉井、舟倉、若宮台、光風台、久里浜台、久比里、長瀬、久里浜、神明町、内川、内川新田、久村、佐原２丁目、佐原３丁目、佐原４丁目、佐原５丁目小矢部１・３丁目、公郷町、根岸町、森崎

横須賀市　定数40
ねぎしかずこ〔根岸加寿子　68歳〕現職
●市議会議員
50年秋田市生まれ。
県立秋田高校、東京女子大学卒。
74年の長男出産を機に横須賀に転居。
学童保育指導員、新婦人横須賀支部事務局長などを歴任。
99年市議初当選、５期。
生活環境常任委員。

事務所
住所：横須賀市上町1－45
電話：046-895-2641

主な活動地域
安針台、浦郷町、追浜町、追浜東町、追浜本町、追浜南町、湘南鷹取、田浦泉町、田浦町、田浦大作町、田浦港町、鷹取、長浦町、夏島町、浜見台、船越町、港が丘、山中町、吉倉町、湘南池上、阿部倉、池上、稲岡町、不入斗町、上町、小川町、金谷、衣笠栄町、衣笠町、小矢部２・４丁目、坂本町、佐野町、汐入町、汐見台、田戸台、鶴ヶ丘、西逸見町、東逸見町、逸見が丘、日ノ出町、平作、深田台、富士見町、平成町、平和台、望洋台、本町、緑ヶ丘、安浦町、米が浜通、若松町

横須賀市　定数40
井坂なおし〔いさか直　43歳〕現職
●市議会議員
75年千葉県生まれ。
県立君津商業高校卒。
鎌倉の二階堂瓦店などで瓦職人として働く。
15年市議初当選、１期。
総務常任委員。
瓦屋根工事技士（国会試験一級）。

事務所
住所：横須賀市野比2－1－2
電話：046－849－1951

主な活動地域
秋谷、芦名、太田和、荻野、子安、佐島、佐島の丘、湘南国際村、須軽谷、武、長井、長坂、林、光の丘、御幸浜、山科台、粟田、岩戸、大矢部、グリーンハイツ、佐原１丁目、須軽谷、津久井、長沢、野比、ハイランド