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神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの米軍機墜落、悲劇後世に 事故40年 港の見える丘公園で23日に朗読劇

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東京新聞【神奈川】

米軍機墜落、悲劇後世に 事故40年 港の見える丘公園で23日に朗読劇

2017年9月19日


朗読劇の練習をする生徒たち=横浜市港北区の日吉台中学校で
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 1977年9月、幼い子2人と母親が犠牲になった横浜米軍機墜落事故を題材にした朗読劇が23日、横浜市中区の港の見える丘公園で上演される。間もなく発生から40年。出演する中学生は「事故を伝えたい」との思いを胸に、本番に臨む。 (梅野光春)
 「あついよ、水をちょうだい」「バイ、バイ…かすかに口元を動かして、それが最後の言葉でした」
 墜落後の火災で、全身やけどを負った幼い二人兄弟は翌日に亡くなる。一年四カ月後、大やけどの治療を続ける母親・土志田和枝さん=死亡当時(31)=は、それまで伏せられていた兄弟の死を知らされる。「もう白い小さな箱に入ってしまっているなんて。一目でも会いたかった」
 時には涙声も交え、事故後の母子を語る朗読劇は二十分。横浜市立日吉台中演劇部員ら十四人が演じる。練習は先月末から。和枝さん役の二年生・相良碧海(さがらひろみ)さん(14)は「自分に子どもがいると想像して朗読する。とてもつらい。でも、本当にあったことだから、伝えたい」と目を潤ませる。
 台本は、脚本家の井上学さん(51)=横浜市磯子区=が一九九六年に構成した。「事故後も和枝さんが苦しい入院生活を続けるなど、台本作りの過程で事故の背景を知った。忘れてはならないと思った」と振り返る。
 朗読劇は、翌九七年の事故後二十年の催しをはじめ、平和を願う行事で上演されてきた。そして節目の四十年に中学生が上演する。「事故を伝えようという意思が、横浜に息づいている。頼もしく思っている」と井上さんは話す。
 この朗読劇を、日吉台中演劇部顧問の山田容弘(まさひろ)さん(59)が部活の題材に取り入れたのは前任校にいた五年ほど前。「生徒が語り手になれば、事故の風化を防げるのでは」との思いからだった。「米軍機が横浜上空を飛ぶ状況は、事故から四十年たっても変わらない。同じような事故は、いつ起きてもおかしくない」と語り継ぐ意義を説く。
 朗読劇は二十三日正午に始まる「つどい」で、亡くなった三人をモデルにした「愛の母子像」を前に上演される。参加無料。問い合わせは横浜米軍機墜落事故平和資料センター=電045(933)3954=へ。
港の見える丘公園にたたずむ「愛の母子像」=横浜市中区で
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<横浜米軍機墜落事故> 1977年9月27日午後1時すぎ、米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)を飛び立った米軍のRF4B偵察機が、横浜市緑区荏田(えだ)町(現青葉区荏田北)に墜落。飛散したジェット燃料に引火して付近の民家が焼け、土志田和枝さんの長男=当時(3つ)=と次男=同(1つ)=が死亡するなど計9人が死傷した。乗員2人はパラシュートで脱出し無事だった。和枝さん親子をモチーフにした「愛の母子像」は港の見える丘公園に85年に建立された。

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