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神奈川【市民と野党と労組】連帯コミュの細川護煕元総理と都知事選

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             櫻井智志

 細川護煕氏の都知事選出馬について冷静に考えてみたい。

 細川氏が出馬する場合は無所属で脱原発を公約に掲げるという。その志自体には、異論はない。自民党石破幹事長の軍事オタク風のタカ派ぶりが問題になっている中で、維新の会の石原慎太郎氏が個人として前の自衛隊幕僚次長の田母神氏を支援している。細川氏が出馬すれば、自民党主流の軍国主義派の安倍・石破体制に懸念をもたらすだろう。

 東京新聞では、こう伝えている。
「 細川氏は昨秋、本紙の取材で安倍政権の原発推進路線を「犯罪的な行為だ」と批判した。安倍晋三首相に脱原発への方針転換を促す小泉純一郎元首相と連携し、「原発ゼロ」を国民運動として発展させていく考えを示している。細川、小泉両氏は昨秋に会談し、脱原発をめぐり意見を交わした。」

 小泉氏にしても細川氏についても、脱原発の政治方針を掲げることは歓迎したい。けれども、原発事故が起きてから今日まで、小泉氏も細川氏もほとんど反原発の集会にも大衆行動にも全く関わってはいない。東京都の都市問題についての政策ビジョンも明確ではない。安倍政権の特定秘密法案強行にもなんら発言はしていない。都知事選が人気投票や知名度確認の場であることは、あまり意義がない。「細川氏は参院議員(自民党)、熊本県知事を務めた後、一九九二年に日本新党を結成。九三年に衆院議員に当選、首相に就任した。ただ自身の政治資金問題を追及されると八カ月で辞任。九八年に政界を引退した。」こうも東京新聞は伝えている。
 首相を佐川急便との関わりで追究されているなか、途中で辞任していることも政治家としての在り方と関わる。

 ただ、小沢一郎氏が細川氏に一月早々に働きかけたこともテレビで報道された。当選ということを考えると、細川氏がすでに正式立候補している宇都宮けんじ候補と協定を結ぶことは考えられないだろうか。それぞれが個別に都知事選にのぞむけれども、反原発という一点で、共闘して軍国主義勢力の台頭を阻止するために、それぞれが相手を非難や攻撃をせずに、選挙戦に臨むということだ。今から細川氏が出馬表明して、正式に後出し出馬すれば、ひょっとして当選の可能性はある。だが、前回の都知事選の宇都宮氏の健闘は、首都の革新勢力を活性化して、日本共産党の吉良佳子候補と無所属の山本太郎氏とを当選させたのである。都知事当選が現実的な視野にある。宇都宮氏陣営が、細川氏を批判するよりも、安倍極右政権の勢力が支持する候補や明確な軍国主義者に対して批判し、その一点での共闘を結ぶ。そのことで、細川氏出馬で迷う無党派層も、細川=宇都宮両候補者が反原発において一致すれば、都民の得票は、反原発陣営に流れる。桝添氏や田鬼母氏が知事になるよりも、宇都宮氏や細川氏が都知事に当選する可能性が高くなる。どちらかが当選したら、反原発の一点においては、当選者の反原発運動を支持する。

 以上のような文脈で、今回の細川元首相出馬問題を冷静に観察して、正式に出馬するなら、反原発共闘を結んで都知事選に取り組む。もし出馬を見送るなら、いまの選挙運動を着々と進めるだけである。また、共産党や社民党、市民のなかから細川氏との協定に難色を示す動きがあれば、そのまま堂々と「希望のまち東京をつくる会」のプログラム方針に則って選挙戦を戦うことだ。いろいろ目くらましやフェイントの作戦は今後も出てくる。私は東国原氏と橋下徹氏のあたりから何か動きが出ると見ている。それらの「ブーム選挙」でなく、「民主主義運動としての選挙戦」を闘っていこう。

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