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水澤潤【鉛筆画・鉛筆写実画】コミュの●水澤潤 「作品集」●

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水澤潤さんの作品を載せていきます。

HPからの引用となります。

壮大で神秘的な絵をご覧下さい。



【展示作品・ジグレー版についてはこちら】↓
展示作品A http://finepencildrawing.blog.fc2.com/blog-entry-22.html
展示作品B http://finepencildrawing.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

コメント(5)

 画題 ; 「たんぽぽ」

 副題;[聖句] ヨハネ伝 11章 25節
          
           「私はよみがえりであり、命である。」


【この作品の見どころ】

(1)白の表現

真っ白な か細いタンポポの胞子が風に乗って飛んでいる様子は まるで
生きているかのように輝くような白で描かれています。

もともと、白い鉛筆はありません。「白」は紙の白を残して表現します。
1本の白い線は、両脇の黒を次第に狭めて描いて繊細な白を残すのです。

「白残しの技法」と呼んでいます。

この作品はほぼ3年間の細心の集中力で、ごく細い白線が、無数に描かれて
います。 部分的には白が輝いて見えるほどです。

人間のわざとは思えないとの評価もされています。


(2)光の表現

「葉」群の光の表現も見どころです。
「光」は紙の表面の「紙の目」を残して表現します。
 
1個の紙の目を「光の最小単位」と考えるのです。

無数の紙の目を黒で埋めたり、白く残したりと、最終的には点描作業と
なります。

残された白点の一つ一つが光の輝きを表現するのです。

「スポッティング技法」といいます。

この技法は、鉛筆の超細密利用として、昭和の初期に、日本人ならではの
写真修正技法として世界的に注目されました。

世界からは、日本人にしか出来ない「神業」と評価されています。

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鉛筆写実画 「桜」

【添え詩 】

    老木(ふるき)にも、小枝が出でて 春が寄る

【みどころ】

枯れて伐採が話題になっている桜の老木を題材にしました。
見どころは苔むした古木の木の肌の表現です。
7種類の苔が描き分けられています。

質感の表現の微妙な違いは、鉛筆の重ねがきの試行錯誤によって描かれます。



「重ねがきの技法」は鉛筆写実画ならではの独特の技法です。
(入門書では後半で重ねがきを説明して、一部の実演を披露しています)

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鉛筆写実画 「あじさい」

この作品は1997年に「鉛筆画スペシャル」の表紙に、最優秀作品として
選抜された作品です。

当時の有名な作家36名の代表作を特集した鉛筆画の特集ですので、

その最優秀作品は「日本一」の鉛筆画と評されています。


この作品は鉛筆画の技法だけではなく、絵画理論上の優れた点も評価さ
れました。

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「鉛筆写実画入門」の課題作品「バラ」

鉛筆写実画入門書の前編では、入門のための全般的な知識を満遍なく
取り上げています。また、後編では、実際の作品(バラの花)
の製作指導を一行ごとに解説してあります。
前編・後編ともに基礎的な知識を満遍なく学べるように編集
してあります。
この一冊で、鉛筆写実画について、大体理解することができるでしょう。

ブログや記事では、鉛筆写実画の全般にわたっての一貫した解説と
一貫した製作指導は出来ませんでした。入門書はその一貫性を補います。

つまり、入門書とブログや記事を合わせてご利用いただければ、
鉛筆写実画の習得に最も効果的です。
作品「津波の詩」より、

        添詩 「津波の詩(うた)」
【春】

初めての幼稚園、お空いっぱい桜の匂い、ママの匂いもいっぱいだった。

なのに今年は桜だけ。 ママの匂いはだんだん薄れて、もうないの。

ママの匂い、ハンカチに残っていた。

大事にしてたのに、もうないの。

先生、洗濯してくれるといったけど、洗濯しないで残したのに。

ママ 今どこにいるの。

パパ、今何してるの。

【夏】

海の向こうにパパがいたよ。うそじゃないよ。ほんとだよ。

僕、見たんだよ。

パパが元気に叫んでいたよ。大きい声で叫んでいたよ。

今度、津波が来たら、ママを連れて津波に乗って帰ってくると

うそじゃないよ。ほんとだよ。

ママ、それまで、がんばってね。

パパ、約束してよ。きっとだよ。


【秋】

パパとママ、本当は、山に逃げたんだ。うそじゃないよ。ホントだよ。

僕、見たんだ、

きっと、津波が怖くて、山から下りてこれないんだ。

夜はお山は怖いから、僕たち大きくなったら迎えにゆくね。

パパ、お手てつないで! もう離さないよ

今度は、僕がパパとママを守るから、きっとだよ。


【冬】

おこたの中でパパのあんよに触ったよね。楽しく遊んだよね。

おこたがあれば、パパに会えるんだ。ホントだよ。

でも、ここには今年もおこたはないんよ。

お兄ちゃん、おうちに帰れば、おこたはあるよ。

おうちに帰ろう。お兄ちゃん! おうちに帰る道知ってるもん。

もう、お家に帰ろう。パパとママが待ってるよ。

ここは 寒いよう。

ママ 抱っこして、ママだっこ!


【防災の日】

お兄ちゃん学校を飛び出した。 妹を連れて家の跡に走ったよ。

津波が来る! 津波にのってパパが帰ってくるんだ。

うそじゃないよ! ほんとだよ!

声を限りに叫んだよ。パパ、僕たちここにいるよ。

夜になってもパパを呼んだ。

パパ!ママ! 今どこにいるの、帰ってきて、お願い。


【冷たい朝】

冷たい朝、先生探しに来たよ。

町は荒野のまんま、草むしたお家の玄関の跡で、

先生、鋭い悲鳴をあげた。

子供たちが、冷たくなっていた。口には血がにじんでいた。

お兄ちゃんはしっかりと妹を抱っこしたまんま。

ママの抱っこを思い出したのか、妹はほほえんでいた。

ママ だっこ! 抱っこして!

パパ、お手てつないで!


【祈り】

お空の上のマリヤ様!やさしく二人を迎えてください。

そして、守ってください。

パパとママが見つかるその日まで、

ホントだよ。 

きっとだよ。


草むした玄関の前に誰かが供えたよ。

津波から救われた、そっくりの「こけし」と

お兄ちゃんの好きだった果物を。

誰もが祈っています。 パパとママに、早く会えるように

ホントだよ。

きっとだよ。

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この絵の構成は、掲載した「自由詩」の最後の「節」である「祈り」
をイメージしながら思案したものです。

瓦礫(がれき)の中から、拾い上げられた「こけし」は、津波でよごれて
傷だらけです。 でも、かすかに微笑んでいます。
その微笑みは「救われた」喜びからだと想像します。

子供たちの最後の微笑みも、パパとママとの再会を身近に感じたのでしょうか。
身を切られるような思いが、こみ上げてきます。
そして、祈るのみですが、祈らずにはいられません。

そんな張り詰めた祈りをこめてこの作品を描きました。

また、同じ目線で災害を甘受せざるを終えない幼い子供たちが他にも大勢います。

私たちは、どうすれば、よいのでしょうか。
パパ、ママを失った子供たちに何を話しかけ、何ができるのでしょうか。


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