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水澤潤【鉛筆画・鉛筆写実画】コミュの●鉛筆写実画の基礎●

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【はじめに】

従来からの鉛筆画は自由でのびのびと気軽に楽しめる作画
作業です。

1900年初頭、アメリカのE.W.ワトソンが世界的な普及に生涯
をかけました。その代表的な技法であるブロード・ストロー
ク技法は現在も鉛筆画の主流となっています。

その流れの中で、近年、硬筆鉛筆が使われ始めました。
そのため、鉛筆画が急速に姿を変えたのです。

これまでの鉛筆画は書きなぐりの「ラフ」が特徴でした。
それが、次第に細かく細かく細密になりはじめました。

また、質感の表現は到底無理と考えられていましたが、モノト
ーンではありますが、鉛筆ならではの美しい質感が描かれ始め
ました。

立体感も従来のブロード・ストローク技法では、「線の集合体」
ですので、表現無理とされてきました。それが、思わず感動す
るほどの飛び出すような見事な立体感が描かれ始めました。

本格的な絵画(=本画)に仲間入りを始めているのです。数少
ないのですが、公募展で上位入賞する作品も誕生しています。

そこで、従来の鉛筆画と最近のこのような写実的な鉛筆画とを
比較すると、技法や考え方がかなり違うのがわかります。

このような最近の鉛筆画を、仮に「鉛筆写実画」と呼んでい
ます。 内容が多少違いますが、「写実画」を目指したいと
の願いをこめて、「鉛筆写実画」と呼んでいます。

☆:;;:・:;;:・:;;:・:;;:・:;;:☆:;;:・:;;:・:;;:・:;;:・:;;:☆

ここでは、鉛筆写実画を始める際に、知っておかなければならない基礎を載せていきます。

コメント(7)

(1-1) 鉛筆の削り方。

鉛筆の削り方は;

a)文字を書くときの鉛筆の削り方=「筆記用具」としての削
 り方は「鉛筆削り器で削った場合の形状」としましょう。

b)「鉛筆写実画」では、鉛筆の削り方は、どんな絵のどんな
  部分を書くかによっていろいろと工夫しますので、削り
  方はいろいろあります。

  極細削り、細削り、普通削り、太削り、角削り、平削り
の6種類ありますが、「平削り」は「鉛筆写実画」では
  使いませんので、「鉛筆写実画」では5種類の削り方を
  使い分けます。
  
  【参考】入門書の15頁で、写真と図入りで詳しく説明
      してあります。


「鉛筆写実画」では、上記の5種類の削り方のうち「普通削り」
が最も多く使われます。

まず、「筆記用の削り方」と「鉛筆写実画の普通削り」とを
比較してみましょう。



【削り方・形状】

鉛筆写実画の方が、鉛筆削り器で削った形状よりやや長めです。

芯の先は約2mmほど長く、木部も多少削ってバランスを取り
やすくします。

形の上では、ほんのわずかな違いですが、「効果」には大変な
違いがあるのです。

そこで、同じ鉛筆ですが、先端の削り方の違いで、文字を書く
「筆記用具」であると同時に、少し長めに削ることにより、
「絵」を描く道具・「絵の具」としても使用します。

区別しましょう。


【 大切です。】

この区別があいまいのままですと、入門期で時間がかかり過ぎ
になり、なかなか前に進めないばりではなく、作品もなかなか
写実画らしくなりません。


大切ですので、確実に鉛筆の先端の「形」を覚えてください。
(1-2) 鉛筆の握り方。


前回は鉛筆の削り方についてお話ししました。 
削り方は、わずかな違いなのですが、鉛筆で、写実的に描く
には欠かせないコツの一つです。また、よく使いこなすと、
鉛筆ならではの美しい写実の世界を描くことが出来るのです。

今回は「鉛筆の握り方」についてお話しします。

鉛筆の握り方も、そう変わりが無いようなのですが、一寸
した違いが、大きな違いに発展します。
すなわち、これまでに知られていなかった鉛筆に内在する
無限の美しさを引き出すのです。

鉛筆写実画には独特の「表現」方法がいくつかありますが、
それに合わせて独特の握り方もいくつかあります。
入門書では17頁から20頁まで、写真入で、代表的な5種類
の基本形を紹介しています。

ここでは、「三点支持」を取り上げます。
この、「三点支持」は鉛筆写実画の基本中の基本の握り方です。
また、一番多く使われます。

まず、三点支持の基本について、また関連するいくつかの
「コツ」を取り上げてみましょう。

【握り方】
指の2箇所と手の一部の3箇所で鉛筆を支えので「三点支持」と
呼んでいます。

少し詳しく説明しましょう。

(一点目は)親指と人差し指の根元の凹のところに鉛筆の上の部分
      の先端を乗せる。
(2点目は)親指を鉛筆の左側に添える。
(3点目は)中指を弓なりになるようにして指の先端で鉛筆を支える

    ーーー(以上は、入門書の19頁・20頁から抜粋)

まず、中指と親指とくぼみの3箇所で鉛筆を支える練習をしましょう。
これが支えの基本になります。


【人指し指】
人指し指は置くだけです。
これは、人指し指は、鉛筆を支える役割りには直接参加していない
ことを意味しています。 別の役割を持っているのです。 

【鉛筆の別の動き】

鉛筆は書き進むと「芯」の先端が少しずつ減ります。

その減り方に注意してください。
a)鉛筆を握ったまま書き進むと、はじめは細い線で線が引けています。
b)書き進むにつれて芯の先は減ります。そして線の幅は少しずつ
 幅広くなります。
c)更に書き進むと、芯の減った面が次第に硬くなりはじめ、それにつ
 れて線も細くなり始めます。そして、 つるつるしてきます。

【注意】

鉛筆を握ったままですと【均一な線】が引けないのです。
質感の表現が出来ないのです。

【鉛筆の動き】

そこで、均一な線を引いて、更にその均一な線の集まりで「均一な面」
を描くには一工夫が必要なのです。鉛筆の別の動きを工夫します。

「質感」の表現はこの考え方とこの作業が基本となります。
初歩の初歩 下地(その1)

【鉛筆で、どのようにして「質感」を表現するのか】は、
今回の主な課題であります。

この課題に関連して、色々の小さな課題を取り上げてきました。

この機会に、皆さんは、全部の話題をすべて理解して、山程ある技法
を一気に身につけて、突然の「天才」になれれば、良いのですが、
それは、無理ですよね。大変なことです。

そこで、取りあえず 納得の出来る話題をまず時間をかけてマスター
してください。
それをきっかけにして次の話題に進むようにしてください。
一つ一つを積み重ねるようにして、知識を増やしてください。
鉛筆画は想像をはるかに超えて「奥が深い」のです。あわてないでね。

*********************************************

「鉛筆の芯の先の減り具合を工夫すると線の幅が少し広く書ける」と
いうことは皆さんご存知でしょうか。そして「線を幅広く書く」ことが
【質感の描写の始めの始め】であり、そこから、質感の作業が始まります。

【ひねり】
鉛筆写実画では、鉛筆をひねりながら、白いむらを埋めるように
作業を進めていきます。
様々な質感を表現する前に まず、「その下地を作る作業」があり
ます。 

「なぜ、ひねるのか?」

まず、鉛筆の芯の減り方を詳しく見てみましょう。

反対の場合を考えると、分かりやすいので、まず、反対の場合
からお話しましょう。

仮に 鉛筆を「ひねらない」で書き進んだとしますと、芯の先の
減り方は どうなるだろうか。
一箇所だけが減り続けますね。そして、先端に小さな平らな
「減った後」ができるのをよーく注意して確認してください。

書き進むにつれて、その「減ったあと」は少しずつ大きくなり、
更に少しずつ硬くなります。 
また、「減ったあと」の周りには「角」が出来ますね。
なかなか分かりにくいので、これもよーく注意してみてください。

次に、「減ったままの鉛筆」で書かれた線はどうなるだろうか。

a)線の幅はやや広めなので、「面」にしやすく、望ましいことな
 のですが、
b)均一な「むら」のない面にするには「問題あり」なのです
 それは、芯の先の「平らに減った小さな部分の周りに出来る
「小さな角」が原因なのです。
 角の部分が紙面に当たるとそこだけが濃い線になります。

 何故かというと、鉛筆の粒子のほかに「大き目の芯のカケラ」
 がくずれて交わるからです。

折角、順調にきれいな面が書けていたとします。 同じ条件で書
いているのに突然濃い線が発生します。
「むら」が出来てしまうのです。

それは「角」のせいです。
「角」を何とかしなければなりません。

そこで、考え付いたのが「ひねり」なのです。

三点支持で線を引いている途中で、鉛筆をゆっくりと「ひねり」
ます。そうすると、鉛筆の芯もゆっくりと同じように回転します
ので、芯の先に出来た「角」がゆっくりと解消されます。
こうして、均一な面が書けるようになります。
(これは理屈ではなかなか理解しにくいでしょう。実際に注意し
ながら、なんども書いて練習してください。)


【コツは】

「ひねり」の強さや濃さ、早さは書かれる面を見ながら判断
します。「書かれる面」をよくよく見ながら「ひねり」ます。
始めはゆっくりと納得しながら作業を進めます。

もう一つのコツは、人指し指です。
【1-3】動作、a)ポジショニング,?で浮かしていた人差し指
を使用します。強さの調整、濃さの調整、速さの調整の微調整の
ために補助的に鉛筆使いに参加します。

【目標】

広く書いた面(約3cm X 約7cm)が「むら」がなく均一なきれ
いな面に描けていれば「大成功」です。

以上で「三点支持」の場合の「ひねり」についてお話ししました。
始めにお話ししましたように、文章で説明すると長くなり、とて
も分かりにくいです。
しかし、一旦覚えてしまえば、常に自然に「ひねりながら」絵を
書いていますよ。

始めはゆっくりと納得しながら、練習を繰り返してください。
理屈を納得して練習を繰り返せば、ごく自然に「鉛筆を右に左に
ひねりながら、」「むら」のない きれいな面が書けるように
なります。


次回は【鉛筆の角度】についてお話します。

「鉛筆の角度」も写実画のきれいな面を描くのに一役を担います。
初歩の初歩 下地(その1)

【鉛筆で、どのようにして「質感」を表現するのか】は、
今回の主な課題であります。

この課題に関連して、色々の小さな課題を取り上げてきました。

この機会に、皆さんは、全部の話題をすべて理解して、山程ある技法
を一気に身につけて、突然の「天才」になれれば、良いのですが、
それは、無理ですよね。大変なことです。

そこで、取りあえず 納得の出来る話題をまず時間をかけてマスター
してください。
それをきっかけにして次の話題に進むようにしてください。
一つ一つを積み重ねるようにして、知識を増やしてください。
鉛筆画は想像をはるかに超えて「奥が深い」のです。あわてないでね。

*********************************************

「鉛筆の芯の先の減り具合を工夫すると線の幅が少し広く書ける」と
いうことは皆さんご存知でしょうか。そして「線を幅広く書く」ことが
【質感の描写の始めの始め】であり、そこから、質感の作業が始まります。

【ひねり】
鉛筆写実画では、鉛筆をひねりながら、白いむらを埋めるように
作業を進めていきます。
様々な質感を表現する前に まず、「その下地を作る作業」があり
ます。 

「なぜ、ひねるのか?」

まず、鉛筆の芯の減り方を詳しく見てみましょう。

反対の場合を考えると、分かりやすいので、まず、反対の場合
からお話しましょう。

仮に 鉛筆を「ひねらない」で書き進んだとしますと、芯の先の
減り方は どうなるだろうか。
一箇所だけが減り続けますね。そして、先端に小さな平らな
「減った後」ができるのをよーく注意して確認してください。

書き進むにつれて、その「減ったあと」は少しずつ大きくなり、
更に少しずつ硬くなります。 
また、「減ったあと」の周りには「角」が出来ますね。
なかなか分かりにくいので、これもよーく注意してみてください。

次に、「減ったままの鉛筆」で書かれた線はどうなるだろうか。

a)線の幅はやや広めなので、「面」にしやすく、望ましいことな
 のですが、
b)均一な「むら」のない面にするには「問題あり」なのです
 それは、芯の先の「平らに減った小さな部分の周りに出来る
「小さな角」が原因なのです。
 角の部分が紙面に当たるとそこだけが濃い線になります。

 何故かというと、鉛筆の粒子のほかに「大き目の芯のカケラ」
 がくずれて交わるからです。

折角、順調にきれいな面が書けていたとします。 同じ条件で書
いているのに突然濃い線が発生します。
「むら」が出来てしまうのです。

それは「角」のせいです。
「角」を何とかしなければなりません。

そこで、考え付いたのが「ひねり」なのです。

三点支持で線を引いている途中で、鉛筆をゆっくりと「ひねり」
ます。そうすると、鉛筆の芯もゆっくりと同じように回転します
ので、芯の先に出来た「角」がゆっくりと解消されます。
こうして、均一な面が書けるようになります。
(これは理屈ではなかなか理解しにくいでしょう。実際に注意し
ながら、なんども書いて練習してください。)


【コツは】

「ひねり」の強さや濃さ、早さは書かれる面を見ながら判断
します。「書かれる面」をよくよく見ながら「ひねり」ます。
始めはゆっくりと納得しながら作業を進めます。

もう一つのコツは、人指し指です。
【1-3】動作、a)ポジショニング,?で浮かしていた人差し指
を使用します。強さの調整、濃さの調整、速さの調整の微調整の
ために補助的に鉛筆使いに参加します。

【目標】

広く書いた面(約3cm X 約7cm)が「むら」がなく均一なきれ
いな面に描けていれば「大成功」です。

以上で「三点支持」の場合の「ひねり」についてお話ししました。
始めにお話ししましたように、文章で説明すると長くなり、とて
も分かりにくいです。
しかし、一旦覚えてしまえば、常に自然に「ひねりながら」絵を
書いていますよ。

始めはゆっくりと納得しながら、練習を繰り返してください。
理屈を納得して練習を繰り返せば、ごく自然に「鉛筆を右に左に
ひねりながら、」「むら」のない きれいな面が書けるように
なります。


次回は【鉛筆の角度】についてお話します。

「鉛筆の角度」も写実画のきれいな面を描くのに一役を担います。
初歩の初歩 下地(その2)鉛筆の角度

今回は、「鉛筆の角度」を話題にします。

鉛筆の芯の先の減り具合で幅広く描く作業と似ている作業に
「鉛筆の角度」という課題があります。

「鉛筆の角度」も写実画のきれいな面を描くのに一役を担います。
微妙に角度を変えることによって、微妙に線の幅が変わります。
が、線の幅の微調整は本来の働きではありません。
中級になりますと、「HBの3工程目の鉛筆の使い方」、と
上級の「スポッティング修正」でこの微調整が応用されます。


初級では、
「角度」とは、どんなことか理解する程度で十分でしょう。

鉛筆の角度とは、紙面に対して何度の角度を保って鉛筆を持つか、
ということです。


文字を書くようなごく普通の場合、鉛筆の角度はほぼ45°です。
質感の作業で、標準となるのは、HBです。その場合の角度は
30°〜40°が目標です。

【注意】
下げすぎて、30°以下とか、紙面すれすれとした場合、たしかに
更に更に、幅広く書けます。
しかし、下げすぎた場合は 問題が発生します。

a)低すぎた場合 紙の表面だけをなぞるようになるので、鉛筆の
 粉が紙の目に入りにくく、逆に 紙の目が白い点々の「白いむら」
 となり、大小の無数の白いむらが発生します。
b)また逆に、鉛筆の粉やカケラも大小さまざまな大きさが発生して、
 普通の大きさの粒子に混入して、「黒いむら」となります。

ですから、鉛筆の位置が低すぎてもいけないのです。
ほぼ30°〜40°が程よい位置で、紙の目に鉛筆の粉が入りやすく、
粉が安定して、付着します。


【練習】

はじめに、鉛筆の角度を少しずつ変えながら 線を描いてみて
ください。90°ぐらいから初めて見てください。、だんだん鉛筆
を低くします。
角度によっては やはり「線のはば」が若干ですが、広い幅で書
けるのを確認してみてください。 
この若干の差がとても大切なのです。
これは「芯の先が減って」幅広く書けるのに似ていますが、
芯の先の場合は 全体の「質感」をほぼ描けますが、「角度による
微調整」の場合はその質感を更に本物に近くなるような細かい部分
の作業をします。

更に、「芯の先」と「角度」との組み合わせの工夫と練習次第では、
【平らな面のように見える面】が短い時間で、きれいに書けるよう
になります。近い将来の目標にしてください。

とにかく、上手に書けるのは中級、上級程度の技法です。
初級の場合は、まず、「理屈」をお覚えてください。そして出来れば、
ある程度、面に近くなるように書けるように練習しましょう。
鉛筆の角度 その他関連記事

*****************************************
(他のサイトから、関連する記事を抜粋します。)

  紙面に対して鉛筆の角度は30°〜40°ぐらいに保ちます。
  この場合の小指の位置ですが、こぶしの一番下にありますと、
  その分だけ、鉛筆の位置は高くなり、角度も大きくなります。 
  約45°前後でしょう。
  それは、文字を書くときの位置と同じくらいになります。

  そこで、小指をこぶしの外に伸ばしてみましょう。

  その分だけ鉛筆の位置が低くなり、斜めになりますね。
  30°〜40°前後になり幅広く線を描くのに書きやすくなります。


(更に、他の記事からの抜粋です;)

  角度の大切な理由

  画面に対して鉛筆が何度の角度にあるかも大切です。
  ごく普通に字を書くときは45°前後ですが、鉛筆写実画の場合は
30°〜40°の間で書き分けます。
  この差は鉛筆の先端の芯の減り方に影響します。 
  また、線を描いたとき その線の幅に差が出ます。
  45°の場合は線の幅は狭く、文字を書くのに適していますが、30°の
  場合は芯の幅はやや広く、やや幅の広い線を描くのに適しています。
  色々な質感を書き分けるのに適してきます。

  差はわずかなのですが、効果は大きいのです。

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