気まぐれ花便りコミュの【ジャスミナムポリアンタ】モクセイ科・・・(304)

学名はJasminum polyanthumなので、カタカナでは『ジャスミナムポリアンサム』とする方が良さそうですが、花屋さんなどではジャスミナムポリアンタという人が多いようです。

でもまあ、一般的には『羽衣ジャスミン』という名前で通っているポピュラーな芳香蔓性花木です。
モクセイ科ソケイ属のジャスミナムの仲間は世界中に約200種類存在するそうです。

蔓性の常緑～半落葉樹で東京では4月下旬から5月中旬まで、強烈な芳香をまき散らします。
『羽衣ジャスミン』は気温が３℃程度に下がると花芽が作られるそうですが、霜に当たると枯れが進みますので要注意です。

多花性で、花色は蕾は赤紫ですが、開くと白っぽくなります。
園芸本を見ると、豪華に咲かせるために花が終わってから秋に掛けて摘芯して脇芽を出させることを奨励しています。摘芯を繰り返えして株をふっくらとした樹形で大きくするのがコツのようです。

なお、『◯◯ジャスミン』と呼ばれる植物はモクセイ科ばかりでなく、ガガイモ科のマダガスカルジャスミン、ゲルセミウム科（旧マチン科）のカロライナジャスミンなど、たくさんあります。

蛇足ですが、ジャスミンティーは、モクセイ科ソケイ属のマツリカ（茉莉花、アラビアジャスミン）の香りを緑茶、番茶、ウーロン茶などに吸収させたものです。

被写体は我が家のベランダです。開花は昨年より1週間遅く、香りもなぜか昨年より弱いです。