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意味がわかると怖い話。コミュの心の闇〜黒腹の庭のアリス〜(自作・長文、シリーズ)

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(^^)
どうも。

『アリス』こと、黒腹の庭のアリスを作成させて頂いている森口ジローラモと申します。

この度、『アリス』を題材に[リレー合作]を提案して頂き、大変嬉しく感じております。

キャラに頼りっきりですが、懲りずにストーリーを作成させて頂きます。
キャラの元とさせて頂いた、[白薔薇の園のアリス]さん、お元気でしょうか。



★★★★★★★★★★★★★★★




『か〜ごめか〜ごめ
か〜ごのな〜かのと〜り〜は〜
い〜つい〜つで〜や〜う♪』



仕事帰りの夕暮れ時。

公園の前を、いつもの様に通り過ぎようとしていた。

公園から、小学生達の遊ぶ声が聞こえてきた。


今時、珍しいな。
最近の小学校では、過去に流行った遊びを後世に引き継がせようとでもしているのだろうか。

ワイワイと手を取りながら、四人の子供達が一人を取り囲みながら、唄に合わせてグルグルと回っている。
楽しそうな雰囲気が、見ているこちらにも伝わって来る。


のどかだねぇ。


かごめかごめ、か…。


俺が覚えているのは、目の前で楽しく遊んでいるような[モノ]では無かった。

あれは、…イジメだった


直接的な関与はしていないが、俺はその光景を見て笑みを浮かべていたことだけは覚えている。


ちっ
胸糞悪い。
もう記憶から消えていたと思っていたが、意外と罪悪感は残っていたんだな。


公園を通り過ぎると、そのまま自宅のアパートまで歩を進ませた。


アパートに辿り着き、部屋のドアノブに鍵を差し込む。

…ん…?

俺、鍵閉め忘れたのか?


いつも必ず鍵を掛けてから家を出るのだが、今日に限って鍵を掛け忘れたようだ。

そのままドアノブを捻ると、暗いままの玄関へと入り、いつもの如く、履いていた靴を脱ごうとし


………え…


靴に目線を向けていたが、その視界にジーンズを履いた足が見


ガンッ、ガンッ!


ドサッ………



『…おかえりなさい…増田くん…ふふふふ…』





ん……?

どうなっているんだ…?


そこは完全なる暗闇だけが支配していた。
ただただ暗い、混沌とした闇の世界が広がっていた。アイマスクだろうか…。

明かりは無く、暗い闇の中に放り込まれたかのような、そんな錯覚さえ感じる。

そして物音一つしない静寂

ここは、何処だ……


俺は現状が理解出来ないでいた。
物音のしない静寂と、眼前に広がる暗闇は、人間をここまで不安にさせるものなのか。

歩き出そうとしたが、体が言うことを聞かない。
いや、言うことを聞かないのではなく、これは…

どうやら俺は、椅子に座らせられているようだ。
しかも、


!?


体を動かしていると、前方から足音が聞こえて来た。

俺は体を動かすことを止め、音のする方へと声を掛けた。


俺『お、おいっ、誰だ!』


足音が止まり、足音の主であろう人物の声が聞こえて来た。


?『おはよう。5年2組、出席番号23番、増田明彦くん。』


俺『はぁ?何言ってるんだおま……、何で俺の名前知ってんだよ…』


声の主は女性だった。
透き通るような声。
だが…、感情がその声からは伝わって来ない……。

女性と会話をすることはあるが、こんな風に感じたことは今までに無かった。


?『ふふふふ…私は、アリス。あなたのお友達よ。』

俺『アリスなんて名前の友人は居ないがな。』


アリスと名乗る女性は、俺を友人だと言い出した。
何を言っているん……

……5年2組…番号23番…

……って…


アリス『友達じゃない、か……。アリス、悲しいな。増田くんにそんなこと言われたら、アリス……』

俺『な、なんだよ?』

アリス『……増田くんを、殺さないといけないね…。』


そのセリフからは、冬の寒さ以上に俺の背筋を凍り付かせるには充分過ぎた。

今、なんて言った……?


アリス『殺さないといけない、って言ったんだよ、増田くん。』

俺『っ!!』


俺の心を読んだのか、アリスと名乗る女性はそう言った。
その発言からは、とても血が通っている人間とは思えない程の冷徹さを醸し出していた…。


俺『ちょ、ちょっと待て。何で俺があんたに殺されないといけないんだ?俺、あんたとは今日、初めて会ったんだぞ?』

アリス『初めて、じゃないよ。アリスはずっと一緒に居たよ。』


訳が解らない。
コイツは、何を言っているんだ……。


俺『顔が見えない。アイマスクを外せ。』

アリス『顔を見れば、思い出してくれる?』

俺『ああ、思い出すよ。俺は一度会った人間の顔を忘れはしない。』

アリス『アイマスクを外して顔を見ても、すぐにアリスのことを思い出してくれなかったら…』

俺『何だよ?』

アリス『増田くんを殺すからね。』


相変わらず、サラリと言ってくれる…。


俺『…ああ。』


俺は、ガキの頃から記憶力だけは良かった。
一度会ったことがある人間とは、例えそれが子供の頃に出会った人間であったとしても、その面影から誰であるかを当てることが出来た。


アリス『その前に、少し、お話がしたいな。』

俺『何だ?』

アリス『アリスのお話…』


アリスと名乗る女性は、俺に近付いた。


アリス『聞いてくれる?』

!?


吐息が顔に掛かる……。
微かにブルーベリーの香りがする…


俺『……ああ。』


アリス『昔々、ある所にアリスと名乗る少女が居ました。』


吐息が顔に当たる……


アリス『少女はとても内気な性格でした。新しい世界に来て、お友達が出来るか、とても不安でした。』


アリスと名乗る女性が話始めてから、始終、吐息が顔に当たっている…


アリス『しかし、アリスは自分ではお友達だと思っていた子供達から、酷い嫌がらせを受けてしまったのです。それを周りに居た子供達は、ただただ笑って見ているだけでした。…ただただ、笑って見ているだけでした…』


何だ、この胸を締め付けられる感覚は……
特に、後半からはそれまで以上に冷徹さが増したような……


アリス『ただただ、笑って見ているだけでした…。そうだよね、増田くん…』


っ!?


左の耳元で、アリスの冷ややかな声が聞こえた…


俺『な、何でそこで俺の名前を出したんだ……』

アリス『お話は、これでお終い。感動してくれたかな?』

俺『…感動は、していない……。』

アリス『じゃあ、どう感じたのかな?』

俺『その女の子は…子供達にイジメられていた…』

アリス『正解です。すごいね、増田くん。それじゃあ、アイマスク取るから、じっとしててね。』


アリスが俺の顔に腕を伸ばして来たのが気配で分かる。



アリス『はい。アイマスク外したよ。よく見てね。アリスが誰か、当てられるかな?』


………!?


俺『……ちょっ、待て、これ、お前、何し』

アリス『答えられないんだね。…残念でした…』


答えるも何もそれ以前に


アリス『さようなら、増田くん』

俺『待てっ、お前は』






暗闇は、人間をここまで不安にさせるものなのか……

…目の前……には…ただただ……暗い……闇……………………………………



真っ赤に染まった頬の血を腕で拭うと、血の滴る斧を持った女性は呟いた




『あと6人……ふふふふ。皆、待っててね』

コメント(16)


本家アリスですね(*´∇`*)

目がないですか((((;゜Д゜)))??
アリス…友達だと思っていた人達からいじめられたら辛いですよね(>_<)

あと6人…まだまだアリスの復讐は止まらないのですね…(;´∩`)
>>[001]
(^^)
ご明察!
くり抜かれてますね。
アイマスクを外しても暗い闇が広がっているのは、目が無かったからです。

>>[002] Dearさん
(^^)
鬼畜、だけ正解ですw
細かくコメントして頂き、ありがとうございます。
ですが、残念ながら、そういうことではありませんでした…。

>>[003] ネガティブホローさん
(^^)
正解です。
目がありません。
絶対的無限の闇、です。
ありがとうございます。
>>[004]
(^^)
コメントありがとうございます。
『根本的な残虐さ』
がこのお話の内容です。

暗闇で『アリス』だけが一直線に『俺』に近付けることと、斧で一発で殺害することが出来ることから、部屋自体は暗くは無かった、ということですw
なので、アイマスク自体、無意味な物でした。

>>[005] くみさん
(^^)
残念…。
福田、ではなく、増田ですw
はい。
内容は、過去のイジメに対する復讐です。
この話の内容からどんなイジメを受けていたのか、想像出来ますでしょうか?
>>[006]
(^^)
いえいえ、お読み&コメント頂けただけでも嬉しく感じていますよ。
ありがとうございます。
お暇な時にでも、
コミュTOPの
[自作意味怖祭]より、シリーズ纏め掲載させて頂いておりますので、気が向いたら覗いてみて下さい。

>>[007] あずにゃさん
(^^)
あと6人で、全ての復讐が終了?すると思います。
イジメは、絶対にしてはダメだよ、というテーマです。
>>[008]
(^^)
イジメを受けている当時、つまり小学生時代の子供にとっての[復讐] とは、たかが知れてます。
憎悪が膨らんだ大人になってからの方が、知識も増え、より[残酷]に復讐することが出来ますからね。

……っていう、設定ですw
>>[013]
(^^)
正解、です。
かごめかごめ、もイジメにはありえそうだと感じました。
暗闇の恐怖。
それが今回の復讐です。

コメントありがとうございました。
続編も、宜しくお願い致します。
m(__)m
解説。

今回の『アリス』による復讐は、[完全なる闇]です。

『俺』は椅子に座らされています。
もちろん、これまでの手口から、固定した上での拘束です。

アイマスクを外した後の
『俺』の焦り様。
これは、アイマスクを外しても、変わらぬ闇が眼前に広がっていたからです。

そして、『アリス』による[アリスのお話]で、目の前に居るアリスの正体に気付きます。
しかし、アリスの正体を言う前に『俺』は『アリス』によって……。

アリスが一直線に『俺』に近付いて来れることから、部屋自体は完全なる闇では無いことが分かりましたでしょうか?

マスクを外しても、広がり続ける闇……。
目玉、くり抜かれてます。

闇に対する恐怖。
闇に閉じ込められたイジメの過去。
それが、『アリス』による復讐です。

直接的関与をせずとも、それを見て笑っていた側も、加害者です。


イジメはしてはいけませんね。
イジメ撲滅ストーリーこそ、
『黒腹の庭のアリス』です。


以上。
>>[015]

部屋は明るかったですか…(。-∀-)
そこまでは考えませんでしたあせあせ(飛び散る汗)

アリスさん…(ノ_・。)
いじめ反対ですね…

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