意味がわかると怖い話。コミュのママ友3人組・番外:地獄巡りツアー(自作・提供)

どうもさわやんこと戦闘員Aです。

今回は「みまふぃる。」さんからネタを提供していただきました。
そして、題名は「ゆちｬん★」さんの『ママ友3人組シリーズ』からいただきました。
ですので出てくるのは勿論あの方々です(^^)

強力コラボ!!ｗ

アレンジし過ぎてふぃる姉の原案からかなり遠のきました（笑）
味付けどころの問題じゃねぇｗｗ

おっと、話が長くなりそうなのでこの辺で…
では、作品の方へ…


＝=＝=＝=＝=＝=＝=＝=＝=＝=＝=


あずさ「次の旅行どうする？」


ゆっち「最近寒いからねぇ…
温泉なんてどう？」


あずさ「温泉いいね〜
でもスキーとかスノボーも捨てがたいなぁ〜
あっ、海外にも行きたいなぁ」


ゆっち「案が纏まらない…
みるはどう？何処か行きたいとこある？」


みる「最近見つけたんだけどね、このツアーなんてどうかな？」


ゆ＆あ「地獄めぐりツアー⁈」


あずさ「みる正気？
年末だよ？冬だよ？2泊3日だよ？
3日もなにすんの？
森口次郎の作品の読みすぎでおかしくなったんじゃない？」


みる「私は至って普通だよ？
だって面白そうじゃない？」


ゆっち「確かに…」


あずさ「えっ？ゆっちまで…」


みる「2対1で決定だね。
決まり、これに行こう！
私が予約しとくから今日は解散で〜」


ゆっち「さて、準備準備♪」


あずさ「はぁ〜…了解（泣）」







そして当日

あずさ「楽しみだね〜
にしても集合時間おかしくない？
午前ならまだしも、午後5時って」


みる「あれ、 あずさ結構楽しみにしてるじゃん？」


あずさ「まぁ折角の旅行だからね。
楽しまなきゃ損でしょ？」


ゆっち「あずさらしいわ（笑）」


そんな話しているとツアーのバスがやって来たので、バスに乗り込んだ。


バスガイド『この度は地獄めぐりツアーに参加していただき、ありがとうございます。
私は今回このツアーの案内を務めさせていただく帆路ペローナと申します。
2日間のの短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。

尚、今回のツアーは予約が多く、空きがあると座れない方が出てくると思われます。
ですので恐れ入りますが席は空きの無いようにお願いします。』


早くから集まっていたため席は3人並べるように座れたのだが、一人は通路を挟んで座らなければならないため、ジャンケンを行った。


ジャンケンの結果ゆっちが一人で座ることになった。


ゆっち「帰りは負けないから!!」


ゆっちがそう言った時、


？「隣座るネ！？」


3人が声のする方見ると、中国人の男が立っていた。


男はツアーにはふさわしく無い真っ黒のスーツ、シルクハットを被り、手には大きな黒の鞄。


ゆっち「ど、どうぞ…」


？「イヤー、助かったネ。
お婆さんがダメ言たら私立ったまま寝ることになってたネ。」


ゆっち「お婆さんやて…⁈」


あずさ「まぁまぁ、外人さんだし…
ところで、あなた名前は何て言うんですか？」


？「zZＺ…」


みる「ね、寝てる…」


その後到着まで謎の中国人は目覚めることは無く、着いたので起こしても目覚めない。

仕方ないので、男はバスガイドさんに任せる事にした。


旅館は昔ながらの造りで、いかにも幽霊が出そうな雰囲気だ。


旅館に入ると

男『ようこそ、いらっしゃいました。
私、このツアーの主催者であり、旅館のオーナーである山内猛と申します。

建物はかつて有名な自殺スポットとなっていた旅館を私がお借りして、今はこうしてツアーの売りにしているのです。

では早速ではありますが、皆様には遺書を書いてもらいます。
その後皆様には死んでいただき、死後の世界が
どうなっているのかを自らの目で見て来てもらいます。』


一同「!?」


山内『あぁ、いやいや（笑）
あくまで予定です。
遺書を書いた方が雰囲気が出ますでしょう？』


山内の言葉で安心したのか全員の顔から緊張の色が消えた。


みる「びっくりしたね」


あずさ「本当だよ」


ゆっち「書けた？」


みる「書けたよー
嘘ばっかだけど（笑）」


あずさ「あたしもー（笑）」


ゆっち「同じく…」


みる「やっぱ、みんなそんなもんだよね（笑）」


3人「あははは」


山内『では皆様書けましたでしょうか？
では今日はもう遅いので各部屋でお休み下さい。』


部屋に行くと、そこは本当に旅館として機能しているのか疑問に思うほど汚かった。


ゆっち「うわ、汚っ
しかも、なんか生臭くない？」


みる「うぅん…
道理て激安な訳だ…」


あずさ「だから私は反対したのに！」


み＆ゆ「す、すみません…」


あずさ「まぁ楽しまなきゃ損だし、今回は許すよ」


ゆっち「さっすがあず姉さん。
さて、布団敷きますか？」


みる「そうだね〜」


こうして3人は布団を敷き、ガールズトークを展開した。







ツアー最終日


みる『楽しかったねぇ』


あずさ『本当に。
鬼の顔がリアル過ぎて泣きそうだった』


ゆっち『ねぇ
てか、バス遅くない？』


みる『あっ、来たみたいよ？』


あずさ『バスまでボロくなったね（笑）』


バスガイド『皆様地獄めぐりツアーはお楽しみ頂けましたでしょうか？
それでは皆様戻りましょうか…』


こうしてバスは、下へ下へと山を下って行った。







とある場所で、
屋敷で死体が見つかったとしてオーナーが警察から事情を聞かれている。


男「どうして皆、 自殺の場所にウチを選ぶのやら…」


山内『全くですなぁ…（笑）』