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意味がわかると怖い話。コミュの都市伝説−テケテケ−『中編』(自作)

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こんばんは
ゆーとです
(>_<。)

楽しみにして頂いた
皆様申し訳ありません
m(_ _)m

当初は前後編で終わらすつもりが思いのほか長文になってしまったので
中編を挟む事になってしまいましたm(_ _)m


後編も今日中に
載せます
申し訳ありません
m(_ _)m


『前編』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=72676458&comment_count=21&comm_id=6037562&guid=ON

では
中編ごゆるりと
お楽しみ下さい
(>_<。)



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

−yuji*natuko*side−

「ったく感謝しなさいよね」
「へい姉貴!感謝しているであります」
「まぁ、ジュース一本奢りの約束さえ果たして貰えれば何も言う事はないけど」
「………へい……」

裕二と夏子は
京介達と分かれた後
二階に上がる階段を見つけ
『やっぱ上に上がるだけすんげぇーもんのランクも上がるべ!』
という裕二の安直な考えのモト二階を歩いていた

「にしても、京介ってさ
いつから結菜の事好きなの?」
「ん〜俺たちが中学二年の頃に結菜が転入してきてそこで一目惚れして以来だから四年ぐらいかな?」
「あぁー確かにあの子ずば抜けて可愛かったからねそこに天然ときたモノだ男はほっとかないわね」
「うんうん。何人の男があの巨大戦艦の前に沈められたか……所で夏子って結菜が転入してきた時違うクラスだったのに何で仲良くなったの?」
「それは……あれよ
変な男に結菜が言い寄られてた現場に丁度遭遇して男に注意したの。そっからかな……?」
「……本当に注意だけ?」
「……ん〜……あ!!顔面蹴り飛ばしたかも……」
「曖昧が一番怖いッス」
「ま、まぁとにかく色々あったの!!…………
けどあの子自分の過去や家庭の事一切話さないのよね……なんかあんのかな…」
「色々複雑なんでしょ?美少女には色々あるもんさ」
「何……情報?」

「…………………
…………………………………………………………ギャルゲ−……」
















校舎内に微かに差していた日光も徐々に薄れはじめ、より一層不気味さを増した旧校舎………
裕二と夏子は大した収穫も獲られず意気消沈しながら一階に繋がる階段を目指し歩いていた
「今頃良い雰囲気ですかな?あの二人」
「だろうねぇー……
あんたにしては気が利く事したじゃない」
「ん〜まぁ……実際は
結菜が旧校舎に入りたいって言わなきゃ今回の探索はなかったんだけどね?」
「え?あの子が提案したの?」
「うん…そんでどうせならと思って京介の背中を押そうと……ほら吊り橋効果ってやつ?」
「若干やり方セコいけど…ってか付き合ったら付き合ったらでもう私たち四人で遊ぶ事も減るだろうし…ちょっと寂しくなるね」
「大丈夫。俺と付き合……「遠慮しとく」………………………へい……」



ピシッ
「っ!?」
「どうした?夏子」
「……ちょっと飛び出てる木片で太ももらへん切っちゃったみたい」
「どれどれ……」


バコン!


「グモォ!」


………ケ




「ん……?」
いち早く異変を感じ取ったのは夏子であった
「顔面をグゥで殴ります?普通……」
夏子は手で裕二の口を塞いだ
「んごっ!?」
「しっ!!静かに……
なんか聞こえる」


………テケ
………………テケ

「……何……?
京介!!結菜!?いるの?」


……………テケテケ………
………テケテケテケテケテケテケ

やっと裕二にも異変が伝わったのか口を覆っていた夏子の手をどけた

「なぁ……もしかして……これ………」
「言わないで……そんな事在るわけないでしょ?」
強がってはいるモノの
懐中電灯を持つ夏子の手はガクガクと震えている
二人は自然と背中合わせになりお互いが目の前にある扉に向かって光を伸ばしていた

「いい……夏子……
一階へと続く階段は夏子の目の前にある扉の先にある……だからこの状態のまま進もう……」
「………う、うん……」


……ギィ………
……………ギィ………

扉まで二メートル弱


………ギィ
……………ギィ………

夏子は手汗で落ちそうになる懐中電灯をしっかりと持ち直し一点を見つめ歩いていた


………ギィ……
………………ギィ……

扉まで一メートル



ゴクリ………
生唾を飲む音と飛び出そうなくらい鼓動する心臓の音……一歩踏み出すごとに軋む床の音
静寂をそれらの音が支配していた



そしてやっとの思いで
ドアノブに手をかけれる所まで来た二人


「いい?開けた瞬間
階段まで走って一階に降りてそのまま外に逃げよう………叫びながら走れば少なくとも京介達も異変を感じ取ってくれるはず……」
「分かった……」

カラッカラに乾いた口内からは苦い味がする……

二人は息を整える


「行くよ……夏子」
「う………うん……」



「…………三」






「…………二」








…………………ガラ
夏子は一瞬何が起きたのか分からなかった
ドアノブに手をかけてすらいないのに扉が勝手に開いたのだ……
しかし……目線の先には誰もいない………
すると視線の下辺りに
何か黒いモノを捉えた




「夏子!!下!!」


気づいた時にはもう遅かった………
夏子が次に見たのは天井…………そしてそのまま地面に叩きつけられる…夏子は痛みに耐えながらも更に視線の中に何かを捉えた……





それは女性の下半身だった……
そしてその下半身は人形のように音もなく目の前で崩れ落ちた………

真っ赤に染まる視界……
『逃げなきゃ!!』
夏子の本能がそう告げている………
しかし……動かない……
そこで初めて夏子は
下半身の正体を知る











……−あ……私の−……










「う……うわぁぁぁぁぁぁ!」
裕二は目の前で起きた事が理解出来なかった
夏子越しに扉が開いたのは確認出来た……
けれどその後、目の前に在ったはずの夏子の上半身は空中に投げ出され下半身だけが残ったのだ

裕二は急いで後ろに走り出す……しかし足が思うように動かずもつれて倒れてしまった………
「はぁはぁ………」
地面を這い蹲りながら
惨劇が起きた扉とは逆の扉に背中をくっつけ辺りを見回した………
暗闇の中、懐中電灯の光を頼りに無我夢中で辺りを探る


…………テケテケ
……………テケ
テケテケテケテケテケテケテケテケテケ

聞こえる……確かに
この部屋中を駆け巡っている音がする。けれど
発信源が掴めない……


「どこだよぉぉぉぉ!!」


裕二の頭の中にはさっきの映像が焼き付いていた

……確かに見たんだ
夏子が扉を開けた瞬間

………
両肘を地面にくっつけ
夏子を見上げて笑っていた
大きなハサミを持つ
女性の上半身を………




裕二は光を前方に向け
扉が開いてることを確認すると最後の手段をとった。それは階段へと繋がる扉に向かい全力疾走をし一気に走り抜け、一階を目指すというモノだった


そして裕二は意を決して走り出した!



ダダダダダダ
ドアまでもう少し!!

ッガ!!
しかし何かに躓き
そのまま転倒してしまった………!!

そして足元に光を向けた……………
そこにあったのは
血の海に浮かぶ
夏子の下半身だった

「うっぷ」

口から溢れ出しそうなモノをこらえ前を見据えた

転んだとはいえ
その勢いで廊下に出ていた……
後はこの廊下をひた走るのみ…………


しかし無情にも
起きあがろうとする裕二の肩を何者かが掴んだ……


振り向く裕二


そこにいたのは……
ニッコリと笑う夏子の姿…正確には上半身のみで動く夏子の姿だった……




『一人で逃げるつもり?………私たち四人はずっと一緒でしょ?あなたも仲間になりましょ?』






そして裕二は見た


夏子の後ろに先ほど見た大きなハサミを持つ
『それ』を……
そして裕二は絶句した


なぜなら………………














−チョキン−






kyosuke*side
同時刻一階……


座り込む京介は
目の前のモノを見据えていた



………………
嘘だろ……………
これって………………











−next*last*episode−

コメント(2)


天井を見た のとき
投げ飛ばされたのかと
思いましたが、
上半身がとんでいたのですね
(((( >_<))))

なぜなら・・・
結菜だったとか?
いやいや、後編読んできます!
>>[001]


はい、そういう事ですあせあせ(飛び散る汗)((((゜д゜;))))


後半の推測
めちゃめちゃいい線
いってますよ!
(>_<。)

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