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映画精進そよ風通信コミュの久々に映画のオハナシ

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今月初め、最近の映画離れ禁断症状からの解放にはもってこいのプログラムに足を運んだ。鼻血が出るくらい忙しい中でも、求めれば時間はつくれるんですねぇ。がんばりやしたよぅ。

12/1-2-3-4 PLANET+1/10周年記念 巨匠たちの短編時代 Short Film by Great Directors

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3164193&comment_count=0&comm_id=263333

G(1960年代後半)
『ウォータンの目覚め』
Wotan's Wake 1967/U.S.A./20min
監督●ブライアン・デ・パーマ

デパルマタッチなんていう訳のわからないことなどせずに、この頃の「紙飛行機でキングコング」のような心意気を持ち続ければよかったのに。と思う。

F(1960年代前半)
『ラ・ジュテ』
La Jette 1963/France/29min
監督●クリス・マルケル

SF。「12モンキーズ」の原型。静止画。スチールのみで構成されているがワンカットだけ女の瞳が動く。このワンカットを見て予想通り当たり前の事に気づく。映画はモーションピクチャーであり、モンタージュなんだと。

E(1950年代)
『あこがれ』
Les Miston 1958/France/18min
監督●フランソワ・トリュフォー

『大人は判ってくれない』の前年作品。子供達の丸腰によるスローモーション銃撃戦。好きだからあまり言いたくないが『プライベートライアン』のノルマンディ上陸作戦よりもイカシてた。このシーンがあったからこそ、同日枠の 〜現存するゴダールの処女作品〜 という刺激的な言葉でパンフに書かれた『コンクリート作戦』を差し置いて、こちらを選んだ。ちなみに、気になる人の為に書いておくとJLGの『コンクリート作戦』はダムの工事のドキュメンタリー。控えめでストイックな作業説明。
原題が格好いい。→『Operation beton』

D(1940年代)
『サン・ピエトロの戦い』
The Battle of SanPietro 1944/U.S.A./32min  
監督●ジョン・ヒューストン

黒沢清が言っていた「ドキュメンタリーとフィクションに境目はない」という言葉を雄弁に証明している作品。それでもやはり、私の戦争映画ベスト1、S・フラーの『最前線物語』は越えないなぁと高をくくっていたら 高スピードの戦車のドリフトを目撃し、自信が揺らぐ。
いつか、高橋洋が何かの対談で話していた山中で蜂に襲われたエピソード。子供の集団が蜂に襲われ、その時、全員に固まってそこを動くなと制したにもかかわらずしばらくすると恐怖に耐えきれず一人が叫びながら輪を飛び出した。それを目撃した時「こうも現実は簡単に映画的な行動をとってしまうのかと愕然とした」と言ったような話しをしていた。
時に現実は映画的、いやそれ以上の凄みをみせる。戦車の高速ドリフトと、従軍する遥か遠方での爆撃の白煙の連続。異にせずしかめ面で歩く兵士達。この2つのシーンを見て改めて虚と実の曖昧さを納得する。

C(1930年代)
『岐路に立ちて』
Kiro ni Tachite1930/Japan/30min 
監督●清水宏

簡易保険のPR映画。しかし、清水宏だ。そこは、もちろんしっかりドラマを作りぐいぐい引き込まれる。で、大詰めで ここぞとばかりに生命保険の書類がでてきたときかなりワロス。気持ちいいような気持ち悪いような不思議な感じでした。

A(1910年代)
『見えざる敵』
Unseen Enemy1912/U.S.A./10min 
監督●D.W.グリフィス

リリアンギッシュのデビュー作品。
穴から伸びる手と拳銃。怯える姉妹。1912年に撮られたこの作品がこの中で最も映画映画してたし、活劇活劇してた。あぁ、進化って意味あるのかしら。。。ふぅ。。

さて、
3日間で30本近くの刺激的な映画を堪能できてそれは嬉しかったんだけど、しかし、見逃したB プログラムが惜しい。キートン、ルノアール。そして、なんといってもジャン・ヴィゴ!『ニースについて』 この25分だけでも体感したかった。

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