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新政府内閣総理大臣 坂口恭平コミュの7月22日 玄年時代発売

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このトピはすべて坂口恭平さん本人と関係の方のコメントです>




2013 /7/8

今度出る「幻年時代」は、そんな「生きのびるための技術」を求めて
旅する冒険物語でもあります。
四歳のときから全く変わっていなかった。
いや、むしろ時間というものは一方向だけでなく様々な
ベクトルに向いて放射状に拡がったり縮んだりを繰り返している、
つまり時間は生物であると感じることができた


自殺しそうなほど強い絶望状態に入ってしまった人が
「幻年時代」を読んだらきっと「死ねなく」なると思ってます。
そのような僕が感じている自動的な絶望を心情として描くのではなく、
むしろ一つの建築物を測量するように記しました。自殺防止のための、
治癒、観察本というレイヤーも含んでるつもりです

僕がこれまで見つけ出してきた世界にある様々な解れをこれまでは
「説明」してきましたが、幻年時代 
ではそれを読者自身がそのまま「体感」できるような文字の構造にしたつもりです。
ファンタジーではないです。
全ての人に共通しているはずの記憶の巣巡り


「幼年時代を描くこと、しかしそれが私の幼年時代であってはならない」
ヴァージニア・ウルフ
「幼年時代のたった一つの神聖な記憶こそ、おそらく最高の教育だろう」
フョードル・ドストエフスキー
「幼年時代の記憶に楽園はある」
宮崎駿
幻年時代書き終わった後に知ったこれらの言葉。

コメント(5)

建てない建築家って何だろうと自分でも思っていたのだが、
最近何か分かってきたような気がする。
人々は楽園を現実に作ろうと試みる。
でもそれは常に失敗する。
建築はそこに建てちゃいけないのだ。
システムをそこに作っちゃいけないのだ。
頭の中に、もうすでに存在していることに気付かなくてはいけない

選挙権の無い野良猫は世界の全てがアスファルトで覆われてしまって
食物が無くなろうが文句一つ言わず生きのびている。
虫や動物を見ているととにかく彼らは死なない環境を作り出そうとだけしている。
家も建てずに。
でも猫にも巣はあるのだ。
壁が無いエアハウスと笑うことなかれ。
僕たちに見えないだけだ

シマウマもライオンみたいな獰猛な肉食動物から逃げ続けている。
永遠の鬼ごっこ。躁鬱の僕もそうなんだろうなあ。
一週間という時間の捉え方から、お金という概念から、
威勢良く大脱走しようとしてる。大人にはなりたくない。
大動物にはなりたいけど。
成体になりたい。
だから脳味噌と体フル回転で生きる


そのために僕は家を建てない建築家となり、
巣への興味を示している。
僕にとっての巣とは何か。
まだ言語化はできていない。

その一つの形態が次の本「幻年時代」である。

どんな建築家も結局は最終的に何かを建てることしかしない。
それは大人の手法。大動物、成体人間は何をするのか。
それが人生だよ
坂口恭平『幻年時代』(7/20発売予定/幻冬舎)、
Amazonでの予約が始まりました。
文字どおり"渾身"の新刊です。よろしくお願いします!
ということで期間限定で、いきまーす。
7月21日に8冊目の著作が生まれます。
名付けて「幻年時代(げんねんじだい)」
4歳だった坂口恭平が幼稚園へ向けて歩く入園式当日の、
家から幼稚園までの数百メートル、時間にして20分ほどの記憶。
それを文字にしてみました。


最初は全然違う本になる予定だった。
「幼年時代」を書いてくださいって依頼だったのです。
だからと思って幼稚園の入園式の日から書き始めたけど
坂口恭平がなかなか早く歩いてくれない。
初稿は一週間で書き上げたのですが全部で350枚になってました。
それでもまだ幼稚園には到着してなかったw

幼い頃を思い返すつもりだったんです。
それこそ幼年時代を書くつもりだった。
ところが、そこで待っていたのは、、
よくわからない暗号に満ちた記憶の空間でした。
遡っているつもりがどんどん地獄の黙示録の
ジャングルみたいになって。
最終的には小説でも自伝でもない、
文字による建築ができた、感じです


これまで僕が書いてきた
「建てない建築家」
「レイヤー」
「高い解像度による視点」
「世界は変えずに、もう一つ別の世界をつくる」
などのキーワードは一つも出てきませんが、
それらが至る所に染み渡っているはずだと思ってます。
また新しい提案というか、
文字による空間をつくったつもりです。
お楽しみに


2013年7月20日幻冬舎より発売!
「幻年時代」坂口恭平 ¥ 1,365
新刊「幻年時代」の装幀は5年ぶり二度目の鈴木成一さん!
当初、本の表紙デザインだけの予定が、
原稿読んでぶっ飛んで頂き、
文字組から、つまり本の全てを作ってもらいました。
感謝してます。
昨日、完全に校了したとの報告。
最終的に決定した装幀、
すごかったです。
こちらもお楽しみに。
四歳の記憶。それはおそらく全ての人が体験している
「見えない」けれどはっきりと「ある」空間だと思いました。
もしかすると、それは今住んでいる「家」なんかよりももっと根源的であり、
かつ立体的に今も知らぬ間に感じている「巣」なのかもしれない。
僕は書き終えた今、そんなことを思います。

僕がこれまで書いてきた「レイヤー」という言葉には、
[Layer](意味「層」)
という英語をあてていたのですが、
翻訳者からインスピレーションを得た!と連絡があり、
レイヤーにはもう一つの同音異義語があり、それが
[Lair](意味「巣」)
でした。
幻年時代はこの辺を探ってるかも

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