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A//T magazineコミュのA//T magazine #2 (創刊第2号)

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特集:「UNIT/なぜいまユニットや協働が注目されるか」

 もはや単純にソロワークとグループワークとを峻別できなくなった現代で、意図的にユニット活動をとることの意義とはなにか。また協働といった概念に改めてスポットがあたっているのはなぜか。
 この問題をを多面的に考察します。



次号予告 (A//T magazine #3)

 特集:「我らの時代の”ブランド”考」
ブランド・・・。市場の論理か、はたまた消費活動への安定剤か。ブランドにはまだまだ発展の余地があるのか。マネーの論理を相対化できるのか。 ブランドを通じて現代を問う!

コメント(5)

「協働の限界性」
ゲーリートマソン

 制度としての協働、特に地域再生の中で起こっているような協働のあり方にも、限界のようなものがあると思います。Dr Thorpe氏の指摘した、「『つまらなさ』、正確に言うと『つまらなさの克服』にあるように思うぞ」、「『コラボレーション』は、共通の目的を達成するために、本来相互に独立的な主体が対等の立場で協力し合うこと」ということにあると思います。
 近年の日本の自治体における重要な政策の一つに、市民自治や行政との協働というものが掲げられています(地方分権という流れの中で)が、これは必ずしも芳しい成果をあげているばかりでなはく、寧ろその限界性が見えてきているような気がします。例えば、担い手や主体の問題。だからこそ、「自治」というものとセットでやらなきゃ無理なわけだと思うのですが、そこが問題で基本的にこれって行政の業務委託のようなものになりかねない気がするんですね。背景が、外部にあるものに従属しているだけだからなんですが。財政逼迫による行政サービスの限界だとか。
 ここで、例えばフランスのストラスブールやスペインのビルバオ等では、地域の独立をめざす地域紛争のような運動の成果として自然環境の再生とともに、地域文化の再生が行われ、都市再生がなされているんですね。
 つまり、外部の要因に対して何らかの抵抗を示すようなものから生じている。ここでは、外部に「グローバリゼーション」という敵がいて、内部で結束ができるけど、最初から協働の延長に設定されている「自治」には、敵は存在していなくて、そうするとエネルギーみたいなものが生まれてこないと思うのです。そこに何か限界の要因がある気がします。
 現在の協働の背景を探ってみても、もともとは70年代の住民抵抗運動があってその成果としてあるわけですが、それを達成してしまうと急速にトーンダウンしちゃうんじゃないんでしょうか。
 じゃあ、どーすりゃいいのよ?ってことなんですが、これは難しい。非常に難しい。ドメスティックな協働と自治の問題だけで考えるのではなく、上記のストラスブールやビルバオに見るような、グローバリゼーションへの対抗運動というところから考えるしかないんじゃないでしょうか。
「詩的均衡(ポエティック・バランス)」  Alan Smithy

例えば音楽において、かつて一括りにバンドと呼ばれていたものが後にユニットと呼ばれもし、さらに現代ではそこにコラボレーションだのマッシュ・アップだのという呼称が附されるようにもなりました。ここで語られているのは<制作集団>と<集団制作>をめぐる微妙な差異、つまり政治力と総称されるパワーバランスの問題系です。
肝心なのは(制作)行為と(制作)物の関係性についてだと思います。それも「複数人による制作行為」と「その結果としての制作物」。ここでは前者を<制作>と呼び、後者を<廃物>とわけて考えてみます。
新しい<可能性>を追求することが、既存の制度下での<不可能>なものの壁に阻まれてしまう場合、その壁を突破して斬新な体験を提供するには、どんな手段があるでしょう。長い制作の歴史が示唆するもの、つまり伝統とその批判的継承の双方がすでに参照項として存在している時点に、21世紀の作者たちはそれぞれの制作を開始しなければなりません。
その意味において制作とは、第一に思考を形成し、また思考によって形成されるものです。そしてこの形成は、完成図を知らりえません。というよりむしろ、「完成」ということを知らないので、一見完成へ向かうと思われるのとは別の方向へと向かいます。故に第二に、制作とは思考から見下ろされるのではなく、思考と同じ水準でそれを駆り立て続けるものでもあります。
「制作=複数人による制作行為」と「廃物=その結果としての制作物」が一義性をめぐって争いながら、却って両義性の中へと取り返しもなく埋没してゆくこと。それが現代の制作の本質であり、かつ体現すべきものでもあります。
それを行う集団であると同時に、その集団を形成することで目的とした制作物の一端を担えるところのもの。
21世紀のアクティビズム、ムーブメントは、そうした言論母体と活動母体もが同一となっている集団、しかも人的集積でありながら個々人はstand aloneの状態であるもの、そうした地平からのみ生れてくるのではないでしょうか。 分裂共生、みたいな。


PS:うまくまとまりませんでした。もう一度チャレンジしたいな……。

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