世界の料理とトークカフェの会コミュの中央ヨーロッパ（ウィーン、プラハ、ブダペスト）旅行の思い出

2009年9月21日～28日まで中央ヨーロッパ旅行に行ってきました。ポイントをまとめて体験談を書きます。

【行った場所】
ブダペスト（ハンガリー）、ブラチスラバ（スロバキア）、プラハ（チェコ）ウィーン（オーストリア）の4カ国の都市。ウィーンの空港を起点にバスで周った。

【どうしてそこに決めたのか】
・昨年、スペイン、フランス旅行に行った終盤に、音楽の大好きな私が今度はウィーンに行きたい、妻が世界遺産のプラハ歴史地区に行きたいと両方ともかねてから行きたいと思っていた所へセットで旅行することを話し合って決めた。

・本当はベルリン（ドイツ）にも行きたかったが、日程スケジュールの都合でやむなく断念し、中欧ヨーロッパ４カ国めぐりのツアーに参加した。

【旅行で良かったところ、印象に残ったところ】
・ハプスブルク家の歴史を象徴する調度品、美術品が魅力的なシェーンブルン宮殿（ウィーン）

・中世の街並みの残るプラハ歴史地区、景色のいいカレル橋、息を飲むほどの重厚で壮大な建造物のプラハ城
↓写真の載っているサイト
http://www.geocities.jp/my_seawinds/cheko_puraha1.html

・ドナウ川クルージングで船から観たブダペストのドナウ河岸及びブダ王宮地区の壮大で美しい夜景。これを観るだけでもブダペストに来る価値がある。
↓夜景写真の載っているサイト
http://www.geocities.jp/my_seawinds/hungary_budapest1.html

・ブルタバ川沿岸にたたずむ古城チェスキー・クルムロフとその周辺の美しい風景（チェコ）
↓写真の載っているサイト
http://homepage3.nifty.com/hisayo_trip/chuou08_1.htm

・プラハで観たマリオネット（操り人形）によるモーツァルトのオペラ劇「ドン・ジョヴァンニ」がとてもユーモラスで楽しかった。

・ウィーン郊外のウィーンの森近くにあるワイン居酒屋を意味する「ホイリゲ」（農家の庭先で集まってワインを飲み、民謡や雑談を楽しむという感覚）で食事しながらヴァイオリンやアコーディオンやギターによる即興の生演奏を聴いて、店内のお客と一体となった雰囲気がとても楽しかった。

・ウィーンでは有名な学友協会ホールで観たモーツァルト、シュトラウスのコンサート
↓ウィーンの写真の載っているサイト
http://www.geocities.jp/my_seawinds/austria_wien3.html

【がっかりしたところ】
・チェコ、ハンガリーの旧東ヨーロッパ圏では食事が口に合わず今ひとつだった。ライ麦製のパンは食感がぱさっとしていて日本人には合わない。
特にチェコのホテルの夕食はまずかった。

・プラハ（チェコ）のホテルは、極めてクォリティーが低かった。レストランは通路が薄暗く、宿泊客が溢れるイモ洗い状態でしかも床がシミや食べこぼれがそのままになっていた。また、部屋の中は浴室バスタブの排水溝に髪の毛が残っており、また、隣の宿泊者が騒ぐ声が筒抜け。磁気の悪いカードを渡されたせいかカードキーでカギが開かない不具合もあった。ホテルのロビーは大量のスーツケースが山積みにされ、ほとんど合宿所のような雰囲気。民主化されて約20年経過したとはいえ、普通ランクのホテルでさえ、この有様。西側に比べて東欧圏はまだまだ遅れていると感じた。

・ウィーンの王宮礼拝堂でのウィーン少年合唱団が唄うミサでは、合唱団が壇上で唄うのを席から観れるのかと思っていたら、礼拝堂の上階のバルコニー奥から壇上の神に向かって唄うスタイルであるために、少年たちの雄姿を直接観ることができなかった。しかし、「天使の歌声」自体は生で堪能できた。（本当は、ミサに出ること事態に意義があるのだが、ここは観光客根性丸出し…）

【失敗談、笑い話】
・プラハのホテルで、ユーロから両替したチェココルナのお札の一部が半分ちぎれかかっているのに気づかずに、そのお札を使ってプラハのスーパーで買い物しようとしたら、レジのおじさんから「no、go to bank」という主旨のようなことを言われて、破れかかったお札にとどめをさずべく、わざわざちぎってお札をつき返されたのには目が点になった。その後、ホテルにクレームを言って、交渉の末、破れたお札をピンの札に換えてもらった。両替した方が悪いのにホテルのおじさんはそれでも文句たらたら…

・ウィーンの王宮礼拝堂で、ウィーン少年合唱団が唄うミサが始まる前に列に並んでいた時に妻がしていた口の回りが膨らんでいるマスク（インフルエンザ予防対策）が、ドイツ人から大変珍しがられて、声をかけられ、おまけに写真を撮られた。子どもたちも珍しそうにじろじろ見て恥ずかしい思いをした。ヨーロッパでは、よっぽどの伝染病が蔓延しない限りはマスクをするのが珍しいようである。

【お土産は何を買ったか】
・ハンガリーの名物「トカイワイン」（濃厚な甘みがある）
・ハンガリー刺繍のコースター
・すっきりとした飲み口のプラハビール（ピルスナー・タイプ）
・チェコで有名な板チョコレート「オリオン」（濃厚な味でおいしい）
・ガーネット
・ボヘミアングラス（飲み物用）
・スワロフスキーのクリスタルアクセサリー
・モーツァルトチョコレート
・ハプスブルク家の皇妃のチョコレート
・チロルのデザインのテーブル敷

【おいしかったものは何】
・ウィーンのソーセージスタンドで食べたクライナーケーゼ（中にチーズの入ったフランクフルトソーセージ）　ウィーンはドイツ語圏だけにソーセージものは非常においしい。

・ウィンナーシュニッチェル（仔牛のカツレツ）

・グヤーシュ（ハンガリーのスープ）

・ショムロイガルシュカ”（ハンガリーで小さく刻んだスポンジケーキに、ナッツやラム、チョコレートソースをかけて、ホイップクリームを飾ったデザート）

・ハンガリーのクレープ「パラチンタ」

・ブラチスラバで食べたアイスクリーム

食事はいま一つだったものの、王家であるハプスブルク家の伝統か、デザートはどこもボリュームたっぷりで濃厚な味わいでおいしかった。

また、本場のウィンナーコーヒー(アインシュペンナー）は、コーヒーの苦味とたっぷり入ったホイップクリームのコクのあるまろやかな味でおいしかった。

【印象に残ったこと】
・ウィーンは音楽の都だけあって、モーツァルト、シュトラウス、ベートーベン、シューベルト等の大作曲家にちなんだスポットがたくさんあるが、特にモーツァルトは絶大な人気があり、モーツァルトの名を附した土産物、グッズがたくさんある。モーツァルト文化といっても過言ではない。

・ウィーンはパリが小さくまとまったような都市で、主要な観光スポットがまとまった場所にあるので非常に周りやすい。治安が非常に良く、品のいい街なので、日本人が安心して観光できる街である。

・ウィーンのオペラ座の近くの地下鉄駅には「トイレオペラ」という音楽の都らしいトイレがある。ここにはクラシック音楽が流れ、なんとトイレの中にピアノ、やバー風のお酒、グラスも置いてある。
↓
写真の載っているブログ
http://oliviar.blog46.fc2.com/blog-entry-33.html

・ウィーン（オーストリア）はもっとゆっくりと楽しみたかったが、ハードなスケジュールのツアー旅行ゆえ、時間が足りなかった。次回行く機会があれば、モーツァルトの生まれ故郷であるザルツブルク、世界遺産のバッハウ渓谷（クルーズでドナウ川岸沿いに古城がたくさん立ち並ぶ雄大な風景が見られる）、アルプスの自然豊かなチロル地方を訪れてみたい。

・プラハは食べ物の味は今一つであったが、バロック、ロマネスク、ルネッサンスアールヌーヴォー、アールデコ等「建物の博物館」と呼ばれるほど様々な建築様式を見ることができる世界でも珍しい町でもある。歴史地区である市全体が世界遺産として登録されており、街全体が芸術と言われる雰囲気は素晴らしかった。ヨーロッパ好きなら一度は訪れてみたい街である。

・今回参加したツアーは総勢30名であったが、女性が一人で参加している方々も結構多かった。ツアー半ばにもなると打ち解けて、皆仲良くなっていた。ヨーロッパ旅行は女性に人気があるが遠方で日数を要するだけに一緒に行ける知人友人も限られ、一人参加が多くなると思われる。

このようなツアーに男性も積極的に参加すると、同じツアー同士の中で親しくなって情も源いてくるというもの。自然とカップルになる可能性も高くなると思うので、独身の男性陣にはヨーロッパツアー参加がお勧め！