ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

詩は表現ではないコミュの合評2 作品3

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加



飛ぶ鳥をよく知らない




消えていく
痛みをなぞりながら
その痕こそが
証であるかのように

鮮やかに
鳴いている
幾羽か、を、目に
焼き付けることもなく
空の夢をよく見るのだと
その人はうつむく

飛ぶ鳥をよく知らない
そのままの姿勢で
空も凝固している
小指の爪が冷えるほどに
見上げることも
見上げられることもなく

その人は知らない
在ることを知らない
消えていく
痛みをなぞりながら
飛ぶ鳥の夢は見ない
空の夢を見るのだと
小指の爪を毟り取る
まぼろしの
羽根の代わりに




コメント(10)

2番目の、まだ評が出揃っていませんが、
1週間過ぎてるので見切り発車で次のを。
あ、これ極道で見たような気がする。

そんときは「相変わらずうまいなぁ(くそう)」という感じだったのだけれど
もう少し読んでいこう。

否定によってこの詩はできている、と思う。
感覚のありどころを探そうとしているけれども
それらはすべて「消えていく」。

僕は言葉という言葉が
否定、あるいは不在から生まれていると思うから
これはごく自然なことだろうとも思う。

もう少しだけ作品の内容に近づくと
今度は「その人」と語り手について考えるべきなのだろう。
痛みはそういえば誰のものだろうかと思う。

いきなり痛みの話から始まるから
一瞬語り手のものかとも思うけれども
落ち着いて読めば、基本的には「その人」なのだろう。

でも、その人が「小指の爪を毟り取る」のを
どうすることもできず(せず)に見ている
語り手というのは、どう考えたって
こいつも痛みを抱えている。
その痛みは「その人」と語り手との間にある。
傷は語り手にとって「その人」そのものであり
語り手の語り出す原動力である。

傷口を押さえて痛い痛い、と叫ぶのは
ままあることだが、それで立ち止まるのは
お人好しか、ごく親しい人間だけである。
そういう点で、この作品は
傷をいったん外在化して読み手を巻き込んで
傷を提示できている。
ある意味、個人的な問題を社会問題転換するような
そういう通路をくぐっている。
だから、それなりに訴求力はある。

ただ、僕が今、読みたいもの、
そして、今、必要とされているものは
否定によって組み立てられたガラス細工ではないようにも思うのだ。

傷はいつかは癒える。
人に囲まれて生き
(人に囲まれる、と、生きる、だなんてほとんど反復だが)
時間をかけて物語を動かしていくならば
傷はまた違った形で回復される。
大きなけがの時には大きく膨らんだ肉が張り出すように。
あるいはへこんだままに。
形は違えども機能は回復する。
織物の模様は変更され、サイズもかわるかもしれないが
とはいえ、織物は織られるのである。

回復されれば物語は終わる。
あるいは物語の終わりはひとつの回復として見なされる。
(そうやって承認するしかないのが現実というものだ)

しかし、物語が終わっても
僕たちはたいていの場合、生き残ってしまう。
傷を失う、という否定の否定でしかないかもしれないが
それでも、そこからの織物こそが豊かであるべきだと思う。

だからそれなりの訴求力は持っていても
この詩が存在の肯定に立っていない以上、
強い魅力を感じるわけではない。
僕は、そういう言葉が聞きたい。
自分の番で色々考えたので、感想だけを書くことにしました。
充分、感想を持てた詩でした。

まんま言うとおりに読みました。
「その人」と、彼女を見ている話者、という設定が私の中にできてます。
もちろん逆かもしれなくて、僕であるその人を見ている彼女が、こう思ってる(という希望的推測)かもしれません。
いずれにせよその、話者に大変好感を感じます。
寒ーい冬の戸外に、少し離れて立つ二人。(なのか?)
絵になりますねー、ロマンチックな予感がしますね!
こういう、ひっそり小さい世界を描いた詩は
個人的にとても好きです。

ただ、小指の爪が最初に出てくる行は
ちょっとmmm...と思いました。
なんとも言いにくいのですが
やや嘘っぽいと言えば一番近いかな。
あんたその小指に触ってもいないじゃん!みたいな。
微妙な違和感を感じました。

話者はこのあと、その人を包んであげられるのでしょうか。
癒してあげられるのかしら。
そうであってほしいなあ、
そこには触れないで終わっているから、
もしかしたら話者は肝心なときに
胸を貸すことができない弱い男(ニブい女?)なのかも、と
心配にもなります。
ああ、だったらやだなあ。

えーと、恋の歌だと思っているのが
完全な誤解だったらごめんなさい。

でも、もうちょっと、もう一歩だけ
その人に体を寄せてあげる話者がいたら
さらにこの詩が魅力的になるかも、とも思ったり。
たぶん上のかたと同じことで、
私も、もう一つ癒しがほしい、とは感じました。

もしくは、話者はその人を見限ったのでしょうか。
ならば、こんなわかったような顔だけ見せて、
結局何もしないのはよろしくない。
話者がその人を知っている、理解(しようと)してるってところが
魅力なので、そうではないなら、逆に話者の性格を
少しも好きになれなくなってしまう。

それにしても、言葉もロマンチックです。
ときどき、嬉しくてニヤニヤしてしまったくらい。
タイトルからして、とても、ポエジーがありますよね。
ストレートにカッチョいいフレーズが継がれていく
何ヶ所かの流れには、勝手に「いやん」と照れてしまいました。
かっこいいから恥ずかしい、というのは
でも、ほめられた態度じゃないですね。
すみません、こちらに参加表明させていただいてすぐに書いたこちら用の作品とモチーフ(鳥と爪)が、もろ、かぶりました。題材としてありきたりすぎたと。つい具体詩ってなんですか? 位のベタな書き込みをしてしまえるほどやさぐれてます。(お答えは結構です。一応念のため)

えーと、前置き長いよ、自分。そんなわけで自分の作品への突っ込みも含んでしまうような大変失礼な言い草になっています。申し訳ございません。

鳥といえば空と夢かよ。べたべたやん。が、最初の反応でした。爪をはがすってのも鳥の羽根からストレートに出てきますよね。痛みも、そう。

でも丁寧な言葉選びにはさすがな思いがいたしました。ただ、突き放すならもっと徹底的にやってくれ、半端に関係性を持ってるよーな態度は勘弁してほしい。自分は「その人」をわかってるよと言っているような。おやじ臭いっすよ。
(おやじが悪いのか言われると、自分の中では激悪なんだよという何の根拠もない言葉しか出ないですが)
・・・作品評になってないですね。希望とかはかえって邪魔なんじゃないかと。空の夢しか見ないなら、それだけを見続けて果てまで見てもいいじゃないかよ。行かせてやれよ。
引き戻せないなら、背中蹴り倒すくらいの人非人な態度をとる覚悟でいてやってもいいんじゃないか。
そういう言葉があってこその希望があると思います。これじゃどこにも行けないよ。なまじ側にいるよ風な視点があるせいで。
そんなことでの半端な停滞は納得がいかない。

ますます作品評じゃないですね。でも、突っ込み誘発されるのは言葉の力ゆえと。読み応えがありました。ありがとうございます。
爪と鳥の羽、そうかそういう見方があったのか!(笑

でも、鳥は「距離」の象徴にはなりがちかもしれませんね。
そこから爪というのは身体的にかなり近くなるけれども
鳥が投影されるなら、爪も「距離」を帯びてあらわれるわけで
そんな絡まり方は悪くないと思いますよ。

別の書き方であらわれるのは楽しみだなぁ。
テツさま
いや、自分としてはベタすぎだろ思ってましたが。爪と羽。
しかしなあ、自分発表順が最後なんすよねえ。
などと次回作品発表を控えてる方に言う科白違いますね。

いとうさま、作品、新たには書きません。すみません。かぶります。いやちょっと心が揺れましたが、触れてしまった以上逃げるのは卑怯だろうと。
ここまで引いといて、このオチかよにならないよう、願ってます。
まったく個人的なリクエストなのですが、
次回の作品評、しまのりつこさんの評が最初に読みたいです。

こういうリクエストは無理でしょうか?
無茶だったらすみません・・・。
帽子屋エッコさま

皆様にご異存がなければ、いいですが。
様子見、ばればれですか?

出来うる限りすばやく反応いたします。勤務時間も残業など長くはないので。
平日の昼間だけ、待っていただければ、よろしいかと。
みなさんにこんなこと強いてはいけないかもしれませんので
もちろんみなさんのご判断におまかせします。
特に深い理由もないリクエストだったんです、すみません。
みなさんのペースで進めてください。
ん。なんか二人脱落っぽいけど気にせず進めます(笑)。
評、ありがとうございました。

この作品は、何人もの方からいろいろご意見いただいていますが、
今回、なんかまたまったく新しい、別の方向からのものが聞けて、
とてもありがたいです。
自分の想定していなかった角度。刺激になります。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

詩は表現ではない 更新情報

詩は表現ではないのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング