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ありがとう♪親野 智可等さんコミュのスマホのライン依存症

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スマホのライン依存症

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筆者:親野智可等

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これは、とても現代的かつ困難な問題ですね。これに対して、心配なあまりがみがみ叱り続けたり、無理なルールを押し付けたりなどの一方的な対応をしてもなかなか改善しません。子どもが反発してさらに心が離れ、お互いの不信感がますます高まるだけです。
そもそも、子どもは「親は何もわかっていない」と感じています。
「親は今の子どもを取り巻く現実を知らない。子どもの気持ちをわかろうともしない。何も知らないくせに勝手な思い込みでいい加減なことを言ってくるだけ」と感じているのです。
ですから、保護者の言うことを素直に聞く気になどなれないのです。保護者のほうも、「子どもは親の言うことを何ひとつ聞かなくてけしからん」と思っています。

つまり、コミュニケーションの決定的な不足のために、お互いに不信感を持っていて親子が敵同士になっているのです。これでは困難な問題に立ち向かうことはできません。
この困難な問題に対応するうえでは、親子がお互いによく理解し合って、同盟を結ぶようなつもりで協力して臨むことが必要です。そのために一番大切なのは親子の話し合いであり、これ以外はあり得ません。
ところが、本当に実のある話し合いができている家庭は極めて少ないのが現実です。

では、本当に実のある話し合いは、どうしたら可能になるのでしょうか?
保護者は子どもに自分の話を聞かせることばかり考えていますが、これではうまくいくはずがありません。

まずは、保護者が子どもの話を共感的に聞くことから始めることが大切です。子どもの話をちょっと聞いて、すぐ上の立場で批判的なことを言ってしまうと、もう子どもは何も言わなくなります。
保護者が本当に心から共感的に聞けば、子どもは自分の言いたいことをたっぷり言えます。
はじめは、「こんなに便利なものはない。友達とよくわかり合えるしつながっていられる。情報や話題が得られて便利」など、スマホのよい点をたくさん挙げると思います。
そして、保護者が批判的なことを一切言わずに共感的に聞いていれば、子どもはだんだん苦しい胸の内も明かし始めます。
「すぐ返信しないと気まずくなるから、いつもチェックしていないといけない。みんなやっている中で自分だけやらないわけにはいかない。眠くなっても自分からは終われないのが大変」などです。
保護者にたっぷり聞いてもらえると、子どもは「お母さん・お父さんは自分の気持ちをわかってくれた」と感じることができます。つまり、保護者に対する信頼が高まるのです。

次に、保護者も自分が伝えたいことを話します。
スマホ依存の弊害、やり過ぎによるストレスと健康への悪影響、いじめ、犯罪、個人情報の流出などについて、心配していることを誠実に伝えます。
最初に共感的に聞いてもらっていると、子どもも保護者の話を共感的に聞くようになります。
このように、たっぷり本音を語り合い、お互いの気持ちを理解し合うことが本当に大切です。

そうしたら、次にルールを決めます。
ここでも、お互いの話を聞き合いながら決めることが大切です。つまり、外交交渉のようなものです。
外交交渉ですから、お互い冷静に話し合い、ときには譲り合いながら、お互い納得できる着地点を見つけていきます。
このように、子どもがルールづくりに関わることがとても大切です。
それがあって初めて、子どももルールを守ろうという気になれるからです。

ルールの例をいくつか挙げてみます。

●フィルタリングを解除しない。セキュリティーソフトの導入と更新をする。OSの更新をする。迷惑メール対策サービスを活用する
●たとえ無料のアプリでもダウンロードは勝手にしないで保護者の許可を得てから
●有料サイトは利用しない、または保護者の許可を得てから利用する
●知らない相手とやり取りしない。知らない人と実際に会ったりしない。知らない相手からのメールのURLはクリックしない。知らない相手からのメールに返信しない。チェーンメールは転送しないで保護者に相談する
●個人情報(名前・メールアドレス・電話番号・学校名・塾名・住所・位置情報など)がわかることは書かない。家族や友達の情報も書かない。写真で撮影位置の情報がわかることがあるので知らない相手に送ったり投稿したりしない
●プロフサイト(自己紹介サイト)は使用しない
●陰口・いじめ・仲間はずれはしない
●充電器はリビングに置く。○時には充電器にセットする。1日○時間まで。1か月に○円以上やらない。○時から○時は使わない。自分の部屋やお風呂でやらない。食事中はやらない。歩きスマホや自転車スマホをしない
●ルールが守られたか、保護者は必ず毎日見届けをする。6日間守れたら日曜日は余分にやっていい。守れなかったときは次の日は半分にする
●困ったことがあったらすぐ保護者に相談する。保護者は叱るのではなく相談に乗る。親子はお互いに話をしっかり聞き合う



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