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酪農家を目指す!!コミュの病気・治療

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1.疥癬(かいせん)
2.乳熱(にゅうねつ)
3.ケトーシス
4.ケトーシス

コメント(4)

尾根部の皮膚病〜疥癬(かいせん)

つなぎ牛舎でよく見られる、 尾根部の皮膚病 です。
牛がものすごく痒がります。繋ぎ飼いでは牛が体を掻くことができず、隣の牛に尻を擦りつけて掻いたりすることも見られます。

この皮膚病について獣医さんに聞いたところ
この皮膚病は 疥癬(かいせん) と呼ばれ ダニ が原因だそうです
「つなぎ」で多い理由は
日光浴ができないので皮膚の代謝が低下したり、体を擦ったりして寄生虫(ダニ)を落とせないことが考えられるそうです。放牧牛では皮膚の代謝が良いとも言っていました。

治療方法
以前は泌乳牛に投薬すると、牛乳が出荷できなくなっていましたが、
現在は 牛乳の出荷が可能な薬(ピレスロイド系殺虫剤←獣医師の処方箋が必要)がある そうです。

さらにネットで調べてみると疥癬は 人畜共通伝染病 なのでヒトにもうつるみたいです。ダニですからね…
また、乳牛の疥癬を治療したところ、乳量が20%増加したとの報告があり、この結果からも疥癬には相当なストレスがかかると考察されていました。


皮膚病は致命的な病気ではないので放置されがちですが、牛の痒いところを掻くことが出来ないストレスが相当に大きなことに気がつかなければなりません。

また、グルーミング(身繕い)は牛の強い行動要求と言われ、牛は自分の体の全てを描くことができるそうです。実際、放牧地の牛を観察すると、例えば、後ろ足で頭を描いたり、体を大きく曲げて尻まで首を伸ばして舐めたりと意外と体が柔らかく器用なことをしています。つなぎ飼いではブラッシングをまめにしてあげたいものです。

P.S.
育成期に多く見られる目の周りや頸部の皮膚病(通称:ガンベ)は皮膚糸状菌という カビ の一種が原因なので 疥癬とは治療法が異なります 。
産褥麻痺(さんじょくまひ)
乳牛において分娩後72時間以内に起こる失神、麻痺を主徴とした低カルシウム血症、低リン血症を伴う急性疾患。乳熱(milk fever)、分娩性低カルシウム血症とも呼ばれる。

原因
胎子の骨格形成のためにカルシウム需要量の増加、分娩ストレスによる食欲減退のために骨格からのカルシウム放出の増加および腸管からのカルシウム吸収の低下、生体内の生理作用因子がカルシウム代謝に抑制的に機能、分娩に際して血中および体組織のカルシウムの急激な乳腺への移行が挙げられる。

症状
麻痺、起立困難、興奮、昏睡などがある。血漿カルシウム濃度が5mg/dl以下では麻痺が必発するとされる。治療の遅れや他の疾患が存在する場合は産後起立不能へと移行する。

予防
泌乳末期と乾乳期のカルシウム摂取量を減少させることが必要である。分娩前約1週間にビタミンD3筋注、分娩時にリン酸カルシウムを投与、分娩後は高カルシウム飼料を給与する。

低カルと四胃
分娩により泌乳が始まると、牛乳のなかにカルシウムがもっていかれて低カルの状態になります。
分娩直後の乳熱(=低カルによる産後起立不能症)だけでなく泌乳ピークまで低カルぎみの状態は続きます。カルシウムは筋肉の収縮には必要不可欠な成分です。寝たり起きたりするときに働く骨格筋だけでなく、胃を収縮させる平滑筋も働きが悪くなります。これが四変の原因の一つといわれていま
す。分娩直前までカルシウムはやるなということになっています。しかし、分娩により大量の泌乳が始まることの準備として、少しずつ配合飼料に慣らしていくことも大切です。このとき、配合だけでなく乾草やロールパックにカルシウムがたくさん含まれてしまっていることも事実です。乳熱が多発してなければ心配ないでしょう。
分娩後、起立不能になった牛はいませんか?
分娩性低カルシウム血症は、分娩後の急激なカルシウム流出に体がついていかず、食欲減退、興奮状態、起立不能等の症状が見られ、昏睡状態となる恐ろしい病気です。原因は幾つか考えられますが、これにより他の病気(ケトージス、第4胃変位、乳房炎、等)をまねいていることもあるのです。では、なぜ低下するのでしょうか?
原因1
泌乳によるカルシウム流出
出産間近の母牛は胎盤を通じて1日約18gのカルシウムを胎児に与えています。分娩後には泌乳1kg(乳脂率約4%)に3g以上のカルシウムを流出します。結果、著しいカルシウムの低下が見られその後、徐々に回復していくのです。
原因2
加齢に伴う吸収量の減少
カルシウムに対する調整能力は、加齢に伴って低下していきます。餌から吸収できる割合もその一つで不足した分は、骨に貯蔵されているものを使って補おうとします。しかし、蓄積されたものも限界がありカルシウム不足の状態に陥ってしまうのです。
原因3
分娩前のカルシウム摂取過剰
高カルシウムの飼料を与えている場合、体内では貯蔵する為に即効性のホルモン(カルシトニン)が分泌されます。この状態で分娩すると大量のカルシウムを流出しているにもかかわらず、貯蔵しようとします。その結果、血中へ移行させる遅効性の上皮小体ホルモンが働き出す間、一時的にカルシウム不足に陥ってしまいます。
原因4
消化機能の低下
胎児の成長に併せ内臓が圧迫され、消化機能の低下が起こりやすくなります。また、濃厚飼料やサイレージ等、消化しやすい飼料を多く摂取することにより、ルーメン(第1胃)内が酸性に傾き、そのうえカルシウムが不足すると筋肉の伸縮が鈍くなり、消化・吸収率が低下してしまうのです。
原因5
体内のイオンバランスの乱れ
体内にあるイオンは陰(−)イオン[アニオン]と陽(+)イオン[カチオン]に分かれています。カルシウムは陽イオンですので、体内にマグネシウムや窒素等、陽イオンが多く存在し過ぎると、吸収されにくくなります。また、窒素が多く含まれる粗飼料を与えることでも陽イオンを積極的に与える事となります。
●ケトーシス
エネルギー不足時に多量に体脂肪が分解されるか、酪酸発酵サイレージを多量に採食したために、血液中のケトン体濃度が上がっている病態をいいます。症状は元気喪失・食欲低下・乳量減少、反芻や消化管運動が減少します。特に採食量が落ち込み、急激に痩せるのが、ケトーシス発症牛の特徴です。
●潜在性ケトーシス
潜在性ケトーシスとは、上記のような症状が見られる臨床性ケトーシスとは異なり、『ケトン体濃度は上昇しているが、症状が見えない状態』です。泌乳初期の牛は、25〜50%が潜在ケトーシスであるともいわれます。
牛はエネルギー不足に対応するために、体脂肪を分解してエネルギー源として利用します。体脂肪は、NEFA(遊離脂肪酸)として血中に分泌され、肝臓で分解される過程でアセチルCoAという物質になります。アセチルCoAは、ルーメンから吸収されるプロピオン酸や、血中のグルコースが十分にある場合は、オキサロ酢酸と結合して代謝され、エネルギーとして利用されます。しかしプロピオン酸や血中のグルコースが少なく、オキサロ酢酸が不足している場合には、正常な代謝が行われず、ケトン体として血液中に放出されます。
この他、酪酸発酵したサイレージに含まれる酪酸は、第一胃及び第三胃の上皮に吸収されてβハイドロキシ酪酸(ケトン体の一種)という物質に変換されます。こうして血中のβハイドロキシ酪酸含量が高まることによっても、ケトーシスが発生します。牛が1日100g以上の酪酸を採食すると潜在性ケトーシスの、1日200g以上の酪酸を採食すると臨床性ケトーシスの危険性が高まります。
ケトーシスの対処方法
(1)エネルギー供給を行う
急速に代謝されるエネルギー源である、飼料用グリセリンの給与が効果的です。グリセリンの給与は、インシュリンレベルを高め急激な体脂肪の動員を抑制します。また、代謝経路を活性化し、血中のケトン体濃度の上昇を抑えます。分娩前後の2週間、グリセリンを500ml/日給与する事が奨められています。
(2)バイパスコリン製剤、ナイアシン・ビオチンなどのビタミンB群の給与
コリンは肝臓に蓄積した中性脂肪をエネルギーとして利用しやすくする作用を持ち、ビタミンB群は代謝を高める効果があることが明らかとなっています。『ターボライザー20』は、バイパスコリン、ビタミンB群を豊富に含有している商材です。
アシドーシスというのは体内で酸が過剰になっている状態です。ケトーシスで過剰になっているケトン体はアセト酢酸、βヒドロキシ酪酸、アセトンです。アセトン以外は酸です。ほとんどのケトーシスの場合いずれも増加しているので自動的にケトアシドーシスになります。つまりケトーシス(ケトン体が増える)になればケトアシドーシス(ケトン体により体内に酸が蓄積した状態)になるということです。
ケトーシスは、糖質および脂質の代謝障害により、体内のケトン体が異常に増量し、臨床症状を示す状態。ケトン症とも呼ばれる。血中のケトン体が増量した状態をケトン血症、尿中のケトン体が増量した状態をケトン尿症、乳中のケトン体が増量した状態をケトン乳症と呼び区別する。臨床症状を伴わないケトン体の増量はケトーシスとはみなされない。
肝臓でのケトン体の合成亢進は下記の場合で発生する。
□大量の脂肪酸が肝臓に流入すると、脂肪酸のβ-酸化による過剰なアセチルCoAからケトン体が合成される。
□オキサロ酢酸の不足などによりTCA回路でのアセチルCoAの処理能が低下するとアセチルCoAはケトン体として蓄積される。
□NADPHの低下などによりアセチルCoAからの脂肪酸合成が傷害されるとアセチルCoAはケトン体として蓄積される。
ケトーシスは分娩前後の乳牛に発生が多く、その主な原因として、エネルギー要求量の増加による低血糖が考えられる。 症状としては元気消失、乳量の減少などがみられ、ときに神経症状を示す。症状により消化器型ケトーシス、神経型ケトーシス、乳熱型ケトーシスに分類される。血中のケトン体、遊離脂肪酸の上昇、グルコース、トリグリセリド、総コレステロール、リン脂質、インスリンの低下が認められる。治療にはビタミンB群、インスリン、キシリトールなどを添加したグルコース液の輸液が行われる。
●ケトーシス
<タイプ1>
原因:分娩後のエネルギー不足
発生時期:分娩後3〜6週の間
対策:適切な濃度の飼料給与
   エネルギー源の供給
備考:治療に反応しやすい
<タイプ2>
原因:分娩前のエネルギー不足
発生時期:分娩後5日〜15日の間
対策:適切な濃度の飼料給与
   (特に乾乳期)
   エネルギー源の供給
備考:治療しにくい
<タイプ3>
原因:酪酸発酵サイレージ
発生時期:泌乳期を通して発生
対策:酪酸の給与量を減らす

<タイプ1>
特徴:最盛期である分娩後3〜6週間に発生します。単純なエネルギー不足であるため治療に反応しやすいのが特徴です。
原因:分娩後のエネルギー要求量に供給量が追いつかないことが原因です。高泌乳牛や給与飼料の栄養濃度が低い場合に発生します。
予防:乾物摂取量(DMI)を落とさないようにする事と適正な栄養濃度の飼料を給与することが重要です。
対策:分娩後にグリセリンを500ml/日給与すると効果的です。バイパスコリンやビタミンB郡を含むサプリメントを給与すると効果的です。

<タイプ2>
特徴:分娩して間まなく5〜15日後に発生します。乾乳時期からのエネルギー不足が原因であり、治療に反応しにくい特徴があります。
原因:乾乳牛に対する栄養濃度が低くエネルギーが不足している事が原因です。(採食量が落ち込みやすい過肥牛で発生する場合が多い)
予防:泌乳後期の栄養濃度をコントロールして太らせない事が第一です。次にDMIを落とさないようにする事と乾乳牛に対して適正な栄養濃度の飼料を給与する事が重要です。
乾乳期の飼料給与を制限しBCS(ボディコンディション)を調整する(落とす)事は逆効果なのでオススメできません。
対策:分娩前後に飼料用グリセリンを500ml/日給与すると効果的です。バイパスコリンやビタミンB郡を含むサプリメントを給与すると効果的です。

<タイプ3>
特徴:泌乳期全般を通して発生します。
原因:酪酸発酵したサイレージを給与することにより、牛が多量に酪酸を摂取し、血中のケトン体濃度が高まる事が原因です。
予防:酪酸発酵したサイレージの給与量を制限し、酪酸の摂取量を落とすしか予防法はありません。
対策:酪酸含量が高いサイレージは給与量を制限します。牛が酪酸を100g以上摂取しないように他の粗飼料や購入飼料に置き換えます。
サイレージの酪酸を
100g摂取→滞在性ケトーシス
200g摂取→臨床性ケトーシス
サイレージ中の酪酸含量と酪酸の摂取量が100gを越えない給与可能量
●サイレージ中の酪酸含量(原物中%)
■摂取可能量(kg)

●0.5%=■20kg
●0.75%=■13kg
●1.0%=■10kg
●1.25%=■8kg

分娩前後のDMIを高める(落とさない)為の留意点
?過肥にしない。
?低Ca血症を予防する。
?牛の移動はストレスが大きく、移動後5日間はDMIが大きく落ち込むといわれている。そのため分娩前後の移動のタイミングに気をつける。
●分娩直後または分娩前後に牛を移動させる。(移動に最も不適な時期は分娩9日前〜2日前)
●分娩房に滞在する期間は可能な限り短くする(目標は4時間以内)2日以上滞在させる場合は要注意。
?乾乳牛は分娩後の飼料に気を配る。(乾乳牛に対して適正な量の穀類や搾乳牛と同じサイレージを給与する)
?乾乳牛を適正な環境で飼養する。

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