陰陽師@二次創作小説コミュの【目指せ陰陽師マスターNo.161～165】

【目指せ陰陽師マスターNo.161】
ｻﾄｼ｢くそっ…！せめて、あのｴﾚﾍﾞｰﾀｰまで…！｣

護法実｢おぉっと。どこへ行こうというんだ。
ｴﾚﾍﾞｰﾀｰはこのｶｰﾄﾞｷｰを使わないと開けられないぞ。
ふはは！元社員の特権だな。さぁ、どうする陰陽師！｣

ｻﾄｼ｢くっ…！｣

神烏｢ｸ…ｸﾜｧｯ…！｣

ｻﾄｼ｢神烏！おまえ、まだ闘うつもりか!?｣

神烏｢ｶｧｯ!｣

護法実｢ふん…。話の間に『はねやすめ』を使ったか。
死に損ないの鳥が何をできる。やれ、五毒！｣

【目指せ陰陽師マスターNo.162】
護法実｢無駄なあがきを！ならば、容易に式神を交換できぬようにしてやろう。
五毒『どくびし』！｣

五毒・蠍｢ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗｯ!｣

護法実｢これで交換した瞬間、場にでた貴様の式神は猛毒に侵される｣

五毒・蠍｢ｯｻｧ!｣

神烏｢ｸｩｯ!｣ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ!

ｻﾄｼ｢『ついばむ』!?｣

護法実｢馬鹿な!?自ら五毒を食らうというのか！｣

神烏｢ｸﾜｧｱｯ!｣

ﾋﾞﾘｯ…!

護法実｢麻痺…！そうか『舌でなめる』のときか。
麻痺のときはそれ以上毒状態になることはない。
だが、相当の覚悟が必要なはず…！｣

【目指せ陰陽師マスターNo.163】
ｻﾄｼ｢神烏…おまえの覚悟受け取ったぞ。『そらをとぶ』｣

護法実｢五毒、舌で絡みつけ！｣

五毒・蛙｢ﾋﾞｭｯ!｣

ｻﾄｼ｢影分身!｣

神烏｢ｼｭﾊﾞｯ、ｼｭﾊﾞｯ、ｼｭﾊﾞｯ!｣

五毒・蛙｢ｹﾞﾛｹﾞﾛ!?｣

護法実｢五毒、蜥蜴(ﾄｶｹﾞ)の特性『保護色』を使え!｣

ｻﾄｼ｢させるか!神烏『燕返し』｣

神烏｢ｯｸｩ!｣

ｻﾞｼｭｩｳｯ!

五毒｢ｸﾞｷﾞｬﾜｧｱｱ～！｣

ﾊﾞｼｭｩｳ!!

【目指せ陰陽師マスターNo.164】
神烏｢ｸｩ…｣

ｶﾞｸﾘ。

ｻﾄｼ｢神烏!!待ってろ!今、回復してやるからな!｣

護法実｢くそっ!こんなｶﾞｷにやられるとは…!
約束だ。ｶｰﾄﾞｷｰはくれてやる。だが、社長室にはそう簡単にはいけないぞ｣

ｻﾄｼ｢社長室…そうだ。ｴﾚﾍﾞｰﾀｰに乗らないと！｣

ﾁｰﾝ。ｶﾞｰ…。

舞天狗｢ﾄﾞﾘｺﾑｶﾝﾊﾟﾆｰへようこそ。何階へいかれますか？｣
【目指せ陰陽師マスターNo.165】
舞天狗｢到着でございます｣

ｻﾄｼ｢あれ…。社長室は…?｣

舞天狗｢『かぜおこし』!｣

ｻﾄｼ｢うわっ!?あ、貴女は!?｣

舞天狗｢あるときはｹﾞｰﾑｺｰﾅｰの受付嬢、あるときはｴﾚﾍﾞｰﾀｰｶﾞｰﾙ｡しかしてその実体は…。
天狗団が１人、美麗の舞姫【舞天狗】今宵、舞わせていただきます｣

ｻﾄｼ｢天狗団!?｣

舞天狗｢御覧あれ！『剣(つるぎ)の舞』『龍の舞』｣