陰陽師@二次創作小説コミュの【目指せ陰陽師マスターNo.61～65】

【目指せ陰陽師マスターNo.6１】
サトシ｢まずい…！戻れ、電気鼠。行ってくれ、神烏！『でんこうせっ…』｣

ころく｢大玉鼠、『こわいかお』｣

神烏｢ｸｯ…ｸﾜﾜｯ!｣

ころく｢『こわいかお』は相手の素早さをがくっと下げる技。
スピードだけで押し切れると思うな陰陽師。『いかりの前歯！』｣

大玉鼠｢ｶﾞﾌﾞｩｯ!｣

サトシ｢神烏!!｣

【目指せ陰陽師マスターNo.62】
サトシ｢行ってくれ、三尸！｣

ころく｢大玉鼠、『必殺前歯！』｣

サトシ｢速い！三尸、『かたくなる』！｣

ガキィィッイ！

大玉鼠｢シィィイ！｣

三尸｢ｻ…ｻﾝｯｼ…！｣

ブシュウゥウ！

サトシ｢三尸!!｣

ころく｢これで２体目。どうだ。我々の仲間になる気になったか、陰陽師｣

サトシ｢まだまだ…。俺は、俺の式神を信じてる。もう一度行ってくれ、電気鼠！｣

【目指せ陰陽師マスターNo.63】
ころく｢傷つき、弱った式神を負けると解っていて繰り出すか。弱い主をもつと苦労するな、電気鼠｣

電気鼠｢ビィガッ！｣

ころく｢ふん…。いいだろう。そろそろ引導を渡してくれる。大玉鼠『あなをほる』｣

ザザザッ！

サトシ｢いまだ、電気鼠！その穴に向かって最大出力『10万ボルト』!!｣

ころく｢なにっ…!?｣

電気鼠｢ビィガ、ぢゅぅぅうう～!!｣

【目指せ陰陽師マスターNo.64】
ころく｢大玉鼠!!くそっ！せっかく比叡様からお中元でいただいた式神を…！
いずれ必ず、その電気鼠、手に入れてやるぞ。覚えていろ。陰陽師！｣

バサリ。と、羽を広げたころく天狗は空のかなたへ去っていったのでありました。

【目指せ陰陽師マスターNo.65】
サトシ｢勝った…!｣

金霊｢おめでとう、素晴らしい戦いだったよ。｣

サトシ｢ありがとうございます。俺はサトシ。あなたは…?｣

図鑑『【金霊】(ｶﾈﾀﾞﾏ)幸福をもたらす金の精霊。
轟音と共に金の卵となって落ちてきて、拾ったものを幸福にする。
ただし、強欲な人間が持とうとすると、とてつもなく重くなり、決して持ち上がらなくなるという｣