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JR桜井線コミュの春の雪 Snowy Love Fallin' Spring 三島由紀夫の世界 帯解の円照寺

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2008/3/23   春の雪 Snowy Love Fallin' Spring 三島由紀夫の世界






三島由紀夫の長編小説 春の雪-豊穣の海 小説を読みました。

豊穣の海 全4巻を先ず、 3巻暁の寺 2巻奔馬 4巻天人五衰 と読み、最後に1巻春の雪にたどり着きました。大抵の場合と逆の順に読んでいったのですが、春の雪の恋 淡い純愛のイメージのみではなく、輪廻転生 全4巻に亘る、三島由紀夫の世界に一気に入った感がいたします。

すべて後の巻への巧妙な複線がこの恋の物語にすべて入念に織り込まれているのです。あたかも綿密に設計された長編サスペンスドラマのようです。



そして最期の4巻天人五衰ではほんとに現在または将来の日本の高齢化社会まで予測していたような、社会的な洞察まで示しております。(ちょっと無理な 突飛なこじつけのような関連付けもありますが、それはすべて夢・・・ということで)

作者註;「豊饒の海」は「浜松中納言物語」を典拠とした夢と転生の物語であり、・・・





4部作全体の時は大正そして第二次大戦から戦後1965年、インド タイ それから日本が舞台。



維新の功臣を祖父に持つ公爵家の若き嫡子松枝清顕(まつがえきよあき)と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。ほこり高き青年が、禁じられた恋に命を賭して求めたものは何であったのか?・・・大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命付けられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。現世の営為を超えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗なる物語(新潮社)



清顕と本多繁邦の若い学友の友情の話でもありました。日本に留学に来たタイ国の若き王子達との交流を織り交ぜ、3巻暁の寺では日本からタイ インドへ舞台を広げることになります。本多は全4巻通じて「豊饒の海」のストーリテラーとして4代の若者の人生を輪廻転生のなかで語っていくのです。




  



この長編小説 豊穣の海 4巻を脱稿した半年後、 市谷の陸上自衛隊に赴き、割腹自刃を遂げたのである。




映画化されています。

究極の純愛− 

運命に翻弄され、禁断の愛に向かう男女の悲劇。それは儚くそして美しい愛の物語。

映画 「春の雪」公式HPは→こちら http://harunoyuki.jp/









三島由紀夫著   豊穣の海 (1) 春の雪

          ほうじょうのうみ はるのゆき

新潮社より 1977年7月刊行



http://myhome.cururu.jp/akitsu/blog/article/81001763770   
三島由紀夫著   豊穣の海 (3) 暁の寺

          ほうじょうのうみ あかつきのてら



http://myhome.cururu.jp/akitsu/blog/article/81001852475 

三島由紀夫著   豊饒の海(2) 奔馬 

          ほうじょうのうみ ほんば

  






 

豊饒の海 4部作の起承転結  起、1巻春の雪 「月修寺」の門跡の講話、聡子の出家。結、4巻天人五衰、「月修寺」での本多の結末の場面に繋がる、仏教的認識論の重要な場面。 

その重要な位置づけに使われたのが、「月修寺」そのモデルになったのが次の円照寺といわれています。



円照寺

 参道を東へ進むと、普門山「円照寺」の黒木の門に突き当たるが、「円照寺」は格式の高いお寺で、斑鳩の「中宮寺」、奈良は佐保路の「法華寺」と共に大和三門跡の1つで、代々皇室関係の方が門跡になられ、別名「山村御殿」とも称し、三島由紀夫の絶筆「豊壌の海」に載っている「月修寺」のモデルで、平成7年4月12日に80歳で亡くなられた第10代山本静山(じょうざん)門跡は、昭和天皇の妹君・糸子内親王でした。なお、門内は非公開で中へ入ることは出来ませんが、清められた参道や静かな門前の周辺に尼寺らしい落ち着いた雰囲気が漂い、また、「円照寺」は華道「山村御流(ごりゅう)」の家元でも有ります。












臨済宗妙心寺派普門院「円照寺」

 円照寺は第108代後水尾(ごみずお)天皇第1皇女・梅の宮(文智女王)の創建で、初めは1641年(寛永18年)京都修学院に草庵を結び、天皇の修学院離宮造営に際して移転を余儀なくされ、1656年(明暦2年)継母東福門院(徳川秀忠の娘・和子)の力添えで幕府から二百石の寄贈を受け、大和国添上郡八嶋に移って、御所と称し、1669年(寛文9年)現在地に再移転して俗に「山村御殿」と呼ばれます。拝観は認められていないが、境内に寝殿造で唐破風の玄関を持つ書院、宸殿、奧御殿、葉帰庵などが建ち並び、八嶋御所から移築された萱葺(かやぶき)の本堂円通殿に本尊「如意輪観音像」が安置されています。








交通手段
 JR奈良駅、近鉄奈良駅より「山村町」行きバス乗車。円照寺前下車。徒歩5分。桜井線 帯解(おびとけ)駅の近く
 

コメント(3)

2008/3/23   奈良 帯解  春の雪 Snowy Love Fallin' Spring 三島由紀夫の世界


帯解、なんと読むかわかりますか? 
おびとけ と読みます。何てなまめかしい、エッチな名前でしょう!!
奈良市の南側、JR桜井線の奈良から京終(きょうばて) 帯解(おびとけ)と2番目の駅です。

日経新聞 昨日の文芸欄に三島由紀夫 春の雪」が特集されていました。


先日紹介いたしました。読後感想・・・それからちょっと懐かしかったのです。
>三島由紀夫の長編小説 春の雪-豊穣の海 小説を読みました。
>豊穣の海 全4巻を先ず、 3巻暁の寺 2巻奔馬 4巻天人五衰 と読み、最後に1巻春の雪にたどり着きました

http://myhome.cururu.jp/akitsu/blog/article/81001916665


懐かしかったのはとんぼは奈良出身なのです。そして高校時代3年間国鉄桜井線で京終までずっと通っていたのです。何十年もあっていないクラスメイト達の顔が走馬灯のように頭をよぎりました。もうその顔も霞んで、クリアに見えません。名前だってすぐ思い出せません・・・

三島由紀夫は1巻「春の雪」の中で、ストーリの重要な役割をしているのが月修寺、そしてその門跡の言葉、病身を押して出家した聡子に春の雪の中逢いに行ったが、会えず、数日後夭折してしまう松枝清顕。

4巻「天人五衰」のラストシーンで輪廻転生の空を暗示したお寺。


モデルはこの円照寺だといわれております。平安のときから、天皇家の身分お高い女性が門跡を勤めてきたという、由緒あるお寺です。
一般公開はされていませんとのこと。

とんぼも一度も行ったことがありません。一度お参りにいきたいと思います。


新聞掲載の写真です。

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