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西田幾多郎コミュの「京都学派」に関することなら何でも話してみませんか。

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 「京都学派」とは、

(1)狭義には、高坂正顕(こうさかまさあき)・西谷啓治(にしたにけいじ)・高山岩男(こうやまいわお)・鈴木成高(すずきしげたか)の4氏を指します。

(2)広義には、西田幾多郎と田辺元の二人を中心に、彼らと学問的つながりのある京都大学出身の哲学者達などを指します。

 京都学派の人的構成について統一した見解は今のところありませんので、このトピックでは、(1)を中心にしつつ、(2)も視野に入れて京都学派として考えてみたいと思います。

 京都学派が見直されてきているとはいえ、まだ哲学を中心とした範囲内の話ではないかと思います。京都学派を、哲学にとどまらずもっと広い文脈の中で捉えなおす作業が、現代の日本では求められているのではないか、という問題意識でこのトピックを立ち上げてみました。

 というと何か、話が難しくなりそうですが、要は、「京都学派」に関連することなら、何でも皆で自由に話し合いましょう、というトピです。

コメント(10)

書き込みがあるとは知らなかったので、ご返事が大変に遅くなり失礼いたしました。

(1)に関しては、まさにれんきちさんの指摘があるが故に、区別されたものです。

そして、また、れんきちさんの指摘にあるように、「糾弾されてきた歴史」があるが故に、あらためて、その糾弾は正しかったのかどうか見直す必要があるのではないか、というのが私の問題意識です。

つまり、「糾弾されてきた歴史」があるからといって捨て去ってしまうのではなく、糾弾される以前に戻って、あらためて当時の時代状況の中から見直すことによって、何かそこから学ぶべきこと、活かすべきこと、があるのではないだろうか(ないのかもしれませんが)、というのが私が提起したいことなのです。

また、れんきちさんの言われるように、(2)を中心にした話に限定してしまいますと、逆にあまりに対象が広くなりすぎて(狭義の京都学派の場合ですら難しいですから)、過去・現在・未来の文脈で問題を整理することは、今の私には一寸荷が重過ぎます。ご寛恕ください。
はじめての書き込みです。

私、今西錦司先生と一緒に山を歩いていた者です。今西さんが、いかに西田先生の影響を受けたのかを知りたいと思っています。

西田と田辺の関係も興味深いと思います。
サホコカゲロウ様

今西錦司先生と一緒に山を歩かれていたとは、うらやましいお話ですね。

今西先生と西田哲学との関係に言及しているのは、川勝平太先生と上山春平先生です。(他にもいるのでしょうが。)

川勝先生は、現在、日本国際研究センター教授です。ある理由のために早稲田大学から移ったときは、早稲田はなんと馬鹿なことをしてしまったのか、と思いましたが。

それはともかく、川勝先生の著書や論文の中で、今西翁(川勝先生は今西先生と面識があったので、尊敬の念を込めてこう呼ばれています)と西田哲学との関係について触れております。今、手元に書籍がないので明確ではないのですが、確か『日本文明と近代西洋』(NHKブックス)か、『富国有徳論』(中央公論)の中に、その種の記述があったかと思いますが。他でも、いろいろと触れていますので、川勝先生の書かれたものや発言などに注意されているのがよろしいかと思います。

川勝先生以前に、今西先生と西田哲学の関係を指摘されていたのが、京大名誉教授の上山先生です。上山先生の『日本の思想』(サイマル出版会)が一番まとまっていたのではなかったかと思いますが。サイマル出版会は残念ながらつぶれてしまいましたが、これは、上山春平著作集(法蔵館)に入っているはずです。また、日本の名著『西田幾多郎』(中央公論社)の解説でも、上山先生は今西先生に触れています。

もちろん、一番いいのは、今西先生の『生物の世界』を読まれることです。今は中公クラシックスから出ています。これが、今西先生の最初の著書(弘文堂教養文庫、1941年)であり、西田哲学の影響の下に、先生独自の棲み分け理論の原型が提出されたものです。これを、お読みすることが一番大事だと思います。

簡単ですが、取急ぎ。
れんきち様

れんきちさんの言われる通りだと思います。そして、まさにれんきちさんの問題意識の延長上にあるのが、いわゆる「近代の超克」論ではないかと思います。
パイプタバコ様
 10年ほど、紀伊山地の山を案内しておりました。ちょうど、「ヒトは立つべくしてたった」と言われ始めた頃だと思います。

上記の本、読ませていただきます。取り急ぎ、御礼まで。
京都学派に関する、現在、比較的入手しやすいと思われる文献をご紹介させていただきます。
(新京都学派を含む)


大橋良介[編]『京都学派の思想―種々の像と思想のポテンシャル』(人文書院 2004年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4409040634/
竹田篤司『物語「京都学派」 - 知識人たちの友情と葛藤』 (中公文庫 2012年)
https://www.amazon.co.jp/dp/412205673X/
菅原潤『京都学派』 (講談社現代新書 2018年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062884666/
https://www.amazon.co.jp/dp/B079L1VDTK/ ※Kindle版
大橋良介『京都学派と日本海軍―新史料「大島メモ」をめぐって』(PHP新書 2001年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4569619444/
朝倉友海『「東アジアに哲学はない」のか―京都学派と新儒家』 (岩波現代全書 2014年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4000291378/
櫻井正一郎『京都学派 酔故伝』 (京都大学学術出版会 学術選書 2017年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4814001150/
柴山哲也『新京都学派 : 知のフロンティアに挑んだ学者たち』 (平凡社新書 2014年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4582857159/
鯵坂真, 黒田治夫, 山川学『現代日本文化論の研究―天皇制イデオロギーと新京都学派』(白石書店 1991年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4786602493/


河上徹太郎『近代の超克』 (冨山房百科文庫 1979年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4572001235/
竹内好『近代の超克』(筑摩叢書 1983年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480012850/
https://www.amazon.co.jp/dp/B00E5XAUPS/ ※Kindle版
廣松渉『「近代の超克」論』 (講談社学術文庫 1989年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4061589008/
矢野暢『近代の超克―世紀末日本の「明日」を問う』 (光文社カッパ・サイエンス 1994年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4334060854/
子安宣邦『「近代の超克」とは何か』(青土社 2008年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4791764102/
鈴木貞美『「近代の超克」―その戦前・戦中・戦後』(作品社 2015年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4861825245/
酒井直樹, 磯前順一『「近代の超克」と京都学派 近代性・帝国・普遍性』(以文社 2010年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4753102858/
菅原潤『「近代の超克」再考』(晃洋書房 2011年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4771021767/
石塚正英, 工藤豊[編]『近代の超克―永久革命』(理想社 2009年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4650902231/
石塚 正英『近代の超克〈2〉フクシマ以後』(理想社 2013年)
https://www.amazon.co.jp/dp/465090224X/


※京都学派と直接は無関係ですが、
花田清輝『近代の超克』 (講談社文芸文庫 1993年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4061962175/
難波田春夫, 経済学研究会[編]『近代の超克』(行人社 1992年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4905978378/

@kimarx 柄谷行人、市川浩、浅田彰、廣松渉のシンポジウム、 『「近代の超克」と西田哲学』を要約すると、「京都学派は近代の超克に失敗した、しかしわたしはできる」という廣松渉と「いや、むりっすよ」という柄谷行人のあらそい。
午前1:17 · 2013年9月12日
https://twitter.com/kimarx/status/377828300959129600

季刊思潮 4 「近代の超克」と西田哲学(思潮社 1989年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4783715092/

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