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ウラ文豪コミュの個人的にハイライトだと思うところを述べてく

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太宰治の「人間失格」で完全にノーマークだった青っ洟たれたクラスメートに背後から全部おどけがわざとだって見抜かれて「ワザ、ワザ」って囁かれて何かしゅかんこいつ殺そうかと思うぐらい真顔になるとこ

コメント(46)

司馬遼太郎「胡蝶の夢」で語学の天才だけれども周囲になじめない島倉伊之助が、初めてオランダ人医師のポンペに出会って『きみはオランダ語が話せるのかね?』って言われて初めてなまのオランダ語を聞いた昂奮で『きみはオランダ語が話せるのかね』って鸚鵡返しにしちゃうところ
ガンカが豚野郎だとか言われたり「こ…こんちく…」とか呻いたりして登場時の洒脱キャラが完全に剥落してるところ
『仮面の告白』で自分は一度でも女に欲情したことがあるのか、という煩悶を幻聴みたいな文体でものっすごい自問自答するところ
『奔馬』でキャラが様変わりした飯沼が「あまりにも眩しくて、若様の体をいちども直視したことがありませんで…」みたいなことを赤面がちにいうところ
>10
バスの女車掌、ってためしに行ってみたらこの>>1ぱねーーーみたいなリアクションをされて何気に自分が置いていかれるところもハイライト
司馬遼太郎「燃えよ剣」で何人か斬り殺したところで総司が顔色悪いの分かってて町人に番茶をもってこさせて番茶が結核の薬にもなるまいのに「総司飲め」ってないよりましとばかりにのませるところ
司馬遼太郎「胡蝶の夢」で大地震のあとに良順を心配して伊之助が走って松本家に戻ってきて、力尽きて庭に倒れているところを感激しながら良順が抱き上げて俺だよって感じで声をかけたら「おマナは?」ってガールフレンドの名前を先にいわれて興ざめするとこ
『坂の上の雲』で淳さんがいつのまにか参謀秋山真之にメタモルフォーゼするまでの一連の流れ
ゾシマ長老が亡くなった騒動のショックでアリョーシャがやさぐれてサラミとか食べてしまうあたりでついに筆者が「むしろわが青年がこうした瞬間にあまり分別くさくなかったことを喜んでいる」とか血眼になってフォローを入れ始めるところ
カフカ「変身」で虫になったのをいいことにお母さんと妹に部屋をばんばん片付けられてしまってそれに抵抗したいのでせめてポスターは守ろうとして壁にべたって張り付いてすごい非難されるところ
ドストエフスキー作品では「平手打ち」「卑劣漢」「発作」が出てくればだいたいハイライト
カフカ「変身」で妹がだんだんザムザの扱いがぞんざいになってきて食べ残したものを手でも持ってくれなくなってホウキで掃いて片付けるようになるところ
カフカ「変身」でザムザが虫に変身してない板尾で想像すると全部ハイライト
言わずもがなだけれど「カラマーゾフの兄弟」でお世話してくれてる召使のじいいさんの聖書の講義でチャチャ入れてえーじゃ世界を作った時の順番て矛盾してないですかー最初に世界を創る時につかった光はどこから出て来たんですかあとかいって「ここからだ」ってスメルジャコフがビンタされるシーンはGIFアニメになってないのがおかしいぐらいだ
コレット「シェリ」の冒頭で粒の大きなネックレスを若いツバメのシェリが取り上げてこれ絶対俺のが似合うよねwwwwとかいいながらふざけてつけたりして、でもヌヌーンが釣れないもんだから「ねえ今日機嫌わるい?」って訊くとこ
樋口一葉の「たけくらべ」でお寺の子の優等生の子を悪ガキが喧嘩にスカウトしにいくときに「別に肉弾戦でがんばれなくてもいいから相手がなんか漢語で難しいことを言ってきたらあんたが言い返してくれたらハクがつくから」ってせっとくするとこ
樋口一葉「にごりえ」で貧乏だったお力が子供のときにお米を買いにいって帰りにどぶに落として泣きわめいて誰も何ともしてくれないまま手ぶらで家に帰って怒られると思ってたのに悄然として親が怒りもしなかったっていうつらいとこ
樋口一葉は「にごりえ」冒頭の襟をくつろげて谷間がみえるぐらいに着物ひろげてるお力それでも下品な感じにならないで煙管吸ってるっていう映像的なところと最期の棺が二個並んで出てくるっていうDVD見てるみたいな映像的なところがなんか時代を超越してる気がする戦前の映画見てるみたいな
太宰の「グッドバイ」で、物語がおもしろくなりそうだと興をそそられる展開にとおもいきや、あっさり絶筆のとこ。
「燃えよ剣」で芹沢鴨粛清の場面でだんだんと準備していく過程で「芹沢さん、可哀そうだな」とかしきりに沖田の様子が読めないとこを挿入するあたり
ヘッセ「車輪の下」で、主人公の少年は学校が出来るんだけれども可愛げがなくって、近所のおばさんからチョコレートを貰うんだけど美味しいと思えなくてこっそり草むらに捨ててて、あとで学校の試験をやったときにその試験の夢をみて、答案が解けないんじゃなく、試験官が次から次へと自分のつくえにチョコレートを積み上げる夢をみたっていうくだり
人間失格でちょっと頭がたりなくてひとを疑うことを知らない女の子の善性に触れて彼女を主人公が「信頼の天才」っていってほれる?ところ
「人間失格」でその女の子が乱暴されたあとなのに持ってきてって言ったそらまめを籠にいれて持ったまま立ちつくして「何もしないって言ったから…」って言ってたたずんで困ってるところ
「こころ」で主人公が田舎の家に帰ると大学を卒業したってんでお父さんが騒ぎたがっておい卒業祝いパーティーはいつやるんだ?近所のひとにもこういうときに招かないと何かとあれだしなぐらいな感じでやりたくもないパーティー的な話をされて主人公がうんざりするところ 
あと卒業証書はまるめて持って帰ってたのでたなに置いてたらあとになってまっすぐにしてもくるりと元に戻っちゃうっていう描写
「胡蝶の夢」で寛斎さんが幼少時お母さんにおぶわれてた頃が人生のいちばんいいときで、お母さんと別れた3歳以降は余生かもしれないって言い切った描写
色川武大「連笑」で、博打うちのお兄ちゃんが名古屋でサラリーマンをやっている弟のところへあそびにいって、競輪場で絡まれて血だらけの身体をひきずって帰ってきて、黙って包帯巻いてくれたりするんだけれど「兄貴、傷が治ったら東京へ帰ってくれないないか」感情がもつれてるんでもないんだって静かに弟が言うところ
そんな勤め人であろうとする弟が名古屋のジャムサンドが三角で美味いとか言う描写
サガン「悲しみよこんにちは」で「アンヌ、私は頭がいいと思う?」アンヌ笑って「もちろんじゃないの?さあさあどうしてそんな事を言うの?」「たとえそう思ってなくてもあなたはそう言ったに違いないわ」ってやっぱしうなだれるところ あとその辺りで死にかけの蠅が床の上をうろうろしてるのを見つける描写で主人公とのだぶらせ方
サガン「ブラームスはお好き」でまさかの「わたしオバーサンなの!オバーサンなの!!」しょうじき微妙と思ってたんだけどこれでギャフンときた
「悲しみよこんにちは」でアンヌが何かの話しのときに「冗談じゃないわ、それじゃあなたが私に影響を与えちゃうじゃない笑」笑止な、っていう感じでいうので主人公がカチンときて「でもそれは悪いことばっかりじゃないでしょ」ていうけどいやいや実力が違いすぎてそんなこと天変地異だとばかりに笑止されてよっし容赦しねーと決意させるあたりのくだり
サガンの「ある微笑」で「あなたと浮気が出来たらいいんだけどなあー」とドストレートオープンにリュックが自分の甥の彼女をアバンチュールに誘ううえに本人は陰気な感じのするくだり
どうやら伯父さんに寝とられたっぽいことを悟って苦悩しつつも僕たちやり直せるのかなみたいな感じの彼氏をみて「私は彼を羨ましいと思うほどシニックではなかったけど」みたいな諦観のスタンスでやっぱり彼を愛してるんだなあ自分って主人公がふりかえるくだり
アグラーヤを一撃のもとに倒したあと、ナスターシャフィリポブナがムイシュキンにたぶん
いままで生きてきずっと辛かったことなんかを口走ったり非難したりわらったりと非常に
情緒不安定になっているのをムイシュキンがうんうんって子供をあやすように聴いた、
っていう場面で台詞がいっさいなくなるとこ
さらにいうならそれはアグラーヤを倒すあたりから、エヴァでいうところの
全員の台詞が口パクになってクラシックの音楽がずっとかかってるという
あれな感じがした ていうかハクチって全員が14歳みたいなんだよな…
何度見てもロゴージンがナスターシャをあれしてしまったあとで、ムイシュキンにいっしょに寝ようよっていうところ
あまつさえ二人っていうか厳密には三人、枕並べて寝るところをつくってそんでクッションの柔らかい方をムイシュキンにゆずるとこ
ラスコーリニコフが家族に言わずにソーニャのところで行ったらしいと分かったときに「自分の女のところへ行く元気はあるんだねえ」みたいにお母さんが情ながるところ ぜんぜん自分の女でも何でもないのにソーニャが娼婦だからってそんな推測をするお母さんのふんいきでラスコーの現況にリアリティーがなんか増した
ラスコーリニコフが妹がもってるでっかい時計をみて男持ちだねそれって言って、妹はなんかつんとした感じで私こういうの好きよっていうところ かつそれは自分が家庭教師としてつとめていたところのおかみさんから貰ったものだという前提

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