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健康相談室コミュ運営委員会コミュの反省会

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「東北地震・医師による健康相談室」の活動を振り返り、反省会を行います。

・反省すべき点
・よかった点
・今後に活かせる点

などについて、自由に書き込みをお願いいたします。

コメント(21)

では、私の反省を書いておきます。
叩き台にして頂いても良いですし、これとは全く別のご意見などあれば歓迎します。

(1)良かった点:災害時のITを利用した健康相談の可能性を示せたこと
 今回、実際に災害翌日から相談事業を行い、「被災地に行けない医師」と「医療にアクセスできない被災者」をITが結ぶことが可能であると示すことができた。災害時には携帯電話やインターネットなどが使用できないケースも多いが、今回のように災害が広範囲に渡り医療の援助が行き渡り難い場合には、現地医療サービスよりも早くインターネットアクセスが回復したと思われる例があった。また、「医療機関を受診するべきかどうか分からない」というケースに対しては、現地の医療機関と平行してインターネットでの相談事業を利用して頂くことで、混乱する現地医療機関の負担を軽減できる可能性もある(軽症患者のトリアージ)。
また、非被災地の医師の参加希望が迅速かつ多数であったことにぜひとも言及しておきたい。この人的資源を有効に生かせるよう、医師や被災者が安心して利用できるシステムを整備し、周知しておくことが課題だ。

(2)困難であった点:被災者への周知
 前述の通り、今回の事業では、インターネット上でボランティアを希望する医師は短時間で多数集まったが、被災者へ周知することが困難であった。周知困難の原因は1)今回の震災後に立ち上げた事業であり、周知・広報の仕組みも準備されていなかったこと、2)大規模な複合災害でマスコミも手一杯であり、初期には報道して頂き難かったこと、3)mixiが私企業であり、報道に適さなかったこと、4)被災地でITへのアクセスが復旧するまでに時間がかかったこと、がある。
 マルチポストによる周知は倫理的な観点から大きな問題となった。
 今後は、例えば災害用伝言板のように、非災害時にもサービスの存在を市民が知っているような状態が理想であると考えるが、そのためにはサービスの主体や責任の所在を明確にすることが必須である。公的機関や学会などのレベルでITによる遠隔健康相談システムの検討・準備が望ましい。

(3)考察すべき点:「mixi」という選択
 mixiを選択した大きな利点として、1)規模が大きく安定したサーバーを持っていたこと、2)一般の方にもよく浸透した身近なSNSであること、3)交流機能に優れており、すぐに相談室コミュニティの仕組みを整えられたこと、の3点があったと考える。実際に、一般の掲示板サービスのサーバーが時に不安定であったことに対し、mixiは概ね安定していた。ただ、欠点としては1)私企業によるサービスであり、利用に会員登録が必要なこと、2)そのため普段利用していない人には利用し難いこと、がある。
 インターネット上のサービスは、日々刻々と変化するため、今後同様の大規模災害が起きたときにmixiの方法が最良であるとは言い切れない。例えば、システムについては、4月から運用された「Rescue311」のサービスの方が簡便性など優れた点が多い。ただ、今回に関して言えば、mixiは即時に開始できたという機動力が生かされ、災害初期の相談を拾い上げることができたと考える。
(4)医学的な問題点:インターネット相談の限界
 今回、ほとんどの相談に対してほぼ適切な回答が概ね24時間以内になされたが、一部の相談ではインターネット相談が適切でないと考えられる例もあった。例えば、放射線に関して、医学的な質問というよりはただ不安を述べる内容の投稿が続き混乱を招いた例や、精神科分野の相談について回答の内容やタイミングが適切でなかったと考えられる例があった。災害時のインターネット相談の特性や限界を熟慮し、インターネットでの対応が不適切だと判断された場合には速やかに現地医療機関に繋ぐなど、慎重な対応をすることが望まれる。災害時遠隔健康相談のガイドライン作成も検討されると良いだろう。

(5)情報管理上の問題点:医師・相談者のプライバシー保護・情報管理
 既存のSNSであるmixiを利用したため、相談者や回答医師は、それぞれ自らの個人用のIDを使用した。このことにより、医師に個人的なメッセージが届く等の問題が発生した。

(6)最後に
今回mixiを利用して健康相談室コミュニティを立ち上げ、運営した。過去に例のない試みであったため、震災後は毎日が試行錯誤の連続であった。「どうしたら被災者に知ってもらえるか」「放射線の質問や混乱にどう対応するか」「透析・酸素など、資源が限られておりインターネットでの解決が難しい問題をどうするか」「心の問題に対応できるのか」「mixiを利用したことのない人に利用してもらう方法はあるか」「匿名で相談できる仕組みを作れるか」「非医師による書き込みや、医師による不適切な書き込みにどう対処するか」など、ひとつの問題を解決するとまた別の問題が発生し、その都度軌道修正を行いながら対応した。
 協力者が集まり、運営は組織化され、各々の得意な分野で知恵や力を集めながら「東北地震・医師による健康相談室」コミュニティの形がやっと出来た、と感じられた頃、現地の医療が整ってきたためか、相談は減り、コミュニティの活動は自然に沈静した。
 利用したのはmixiというITのプラットフォームであるが、動かしたのは人の力であった。これまでに経験したことのないような大規模な災害に直面して、『その時点で利用可能な資源や技術を最大限に活用して、目の前の問題を解決する』というそのステップは、『病める人を前にして、自分の知識や技術を最大限に活用して問題を解決する』という、「臨床」という営みそのものであった。
 今回のように「被害の規模が甚大かつ広範囲だがインターネットへのアクセスが比較的保たれた」ようなケースではmixiは「たまたま役に立った」とも言える。災害の規模や種類・時期、インフラ被害の状況によって、できることは大きく異なるのだ。従って、今回の経験を具体的にどのように将来に繋げれば良いのかは分からない。その可能性を過小視も過大視もすることなく、地理的制約を受けないシステムであるというインターネットやSNSの利点を活かしながら、慎重かつ柔軟に利用されることを望む。
○立場:運営委員 市町村保健師:このSMSを社会資源と捉えています

○メリット:利用・運営が柔軟にできる。24時間利用可能。緊急度が高ければ対処法を促すことはできる。

○反省と今後:現地の情報はネットで部分的に手に入るが、社会資源の情報としては変化が激しく、繋ぎ先の状態もわからないので限界はある。
今はベテラン保健師はネットに弱い層が多いが、今後は震災の経験と対応に慣れた層も増えてくると思う。現地に派遣されローラー家庭訪問をした先輩保健師は、災害は予想外のことがおきるので、個人・行政・町会などがそれぞれで備えるのが大切と話した。ネット上に備えがあるのは、新しい形だと思う。ただ、メンタル系の質問は必ずでるので精神科医はチームに入ってほしい。加えて医療過疎地なら元々不足する眼科・皮膚科医の参加は今回貴重な資源だったと思う。

個人的には文章での相談・運営の手法については、経験の多い保健師の得意分野なので、先輩に上手く意見を貰えなかったのが悔いです。今後、大学にこのSMSの情報提供をする予定です。

山内先生、必要なら司会を代わりますのでご安心ください。
「今振り返ると」という意味で、、、今回の災害発生当初にそんな余裕はなかったので、今後の参考になるかもしれないと思って書きます。

○反省点
・インターネット上のみの運営委員会
反省というより困難だったことですが、相手の顔を見ずに会議をするのは気を使って大変でした。顔を合わせたとしても、会議・組織運営は非常に難しいと思うので、それを乗り越えた皆さんは素晴らしいと思います。が、無理があったのでは。

→運営するコアなメンバーだけでも顔を合わせられる関係で組織したり、定期的にスカイプなどで会議に参加できるメンバーで組織するなど、限定したところから始めても良かったかもしれません。具体的な作業は、顔を合わせないメンバーでも対応できると思うので、組織運営だけでも。
自由意思での参加は一つの魅力でる一方、責任を全て山内先生に背負ってしまわせていたことが反省です。

・公開される患者情報
mixiへの2重登録ができないことを考えると、特に上半期の患者情報は公開され過ぎてしまったかもしれません。当たり前ですが、海外で災害があったときにfacebookで同じことはできないですね。その点、後半のgmail対応は大きな改善だったと思います。
・公開される医師の対応
他の先生の対応が見れたことは個人的に非常に勉強になりましたが、、、特にmixi利用層である若手医師の一言一句が公開されてしまうと、他の先生から批判されることがあるのは必然だと思います。
少なくとも私は、そもそも自分自身のコメントに対し「あぁ、これは間違えてしまっていたなぁ」と思うことが多々ありました。

→医師以外でもできる「仲介役」係を複数作って、gmailなどを用いた非公開のやりとりで対応するのも良かったかもしれません。
もちろん、監視役は必要ですが。


・医師以外の専門家
→特にインターネットの世界に詳しい人や個人情報などを扱える法律家、運営やコンサルテーション能力の高い人なども、SNSだったら集めることができたかもしれませんね。


・幅広い世代への周知
せっかく素晴らしい団体であるにも関わらず、mixiという限られた世界を中心に活動するのはもったいないと思いました。

→一番は、皆が用いるSNSが今後日本で確立されることでしょうか。災害時に役立つことは間違いないですし、国を挙げてSNSを使うシステムづくりも将来ありなのかもしれませんが、、、今はmixi・facebook・HPを中心とし、新聞などで広報する手法しかないですね。
災害時伝言板もSNSが最も便利だと思いますし、私たちがチャレンジしたことは今後に活かせると思います。


○良かった点
・何より、スピードが早かった。
・信頼ある医療情報をある一つのコミュニティにリストアップすることができた。
・基本は匿名のmixiの中で、無料で行う中で、一定水準以上の医療情報を提供できた。
知らない医院に行くより、よっぽどリスクが少ないのでは?と思えた。
・被災地から遠くにいる医師、多忙な医師でも参加することができた。
・山内先生含めたくさんの医師の何とかしたい思いにより、賛同する医師をさらにたくさん集めることができた。


途中までですが、今日はこの辺で。
ご無沙汰しております。
ミナ先生を始め皆様には本当にお世話になりました。

未熟なものでご迷惑を掛けてばかりでしたが本当に貴重な経験ができたこと感謝しております。

これまでのご意見で私の反省も伝えて頂けたように思えますのでそれらを踏まえ、今後国民の健康が脅かされる緊急事態(例えば地震に限らず戦争や伝染病が大流行する等十分な医療を受けられなくなる場合)において今回の経験がどう生かされるかという観点で述べたいと思います。

ちなみに答えはその時その時で変わると思いますので今決められることではないかもしれません。
また私の意見は偏っている恐れもあり、もし他のご意見がございましたら遠慮なくおっしゃってください。
議論の末に素晴らしいアイデアが導かれることを望みます。

恐らく有事の際は今後もSNSが力を発揮することが予想され、今回の経験を踏まえ(特に発生直後は)このコミュを当てにする方が出てくるかもしれません。
また医師側からも「今回はやらないのか」という声が上がらないとも限りません。
その時にこのコミュを立ち上げるのか立ち上げないのか、また立ち上げるとしたらどのようなかたちで立ち上げるのかということを決めておくことはできるでしょうか。

立ち上げていけない理由はないのですが、立ち上げるにおいて一番の問題は誰が中心となるのかという問題です。
今回はミナ先生が中心となり最後まで頑張っていただきましたがいつでもミナ先生のような方が出てくるとは限りません。

途中で責任を分担したほうがいいのではという話が出たり、システムを組んで誰が中心になっても問題が起こりにくいよう整備すべきという話もありました。
しかし思うように議論が進まなかったと思います。
ここらへんがMixiの弱点で、要はMixiでは素晴らしいシステムを組んだり、密なコミュニケーションを交わすのが苦手なのです。
(今回の反省会も最終決定をする場というよりは意見をたくさん出すにとどめるのが懸命かもしれません)

現実社会では地位や経験のある方が中心となり、強固な横のつながりで委員会が立ち上がったりするのですが、Mixiでは匿名性が重んじられており横のつながりは非常に弱いと言わざると言えません。(だからこそ多くの意見も出るのですが答えがひとつに定まらない問題については意見がバラバラと捉えかねられません)

ではどうしたらよいのか?
私の一つの答えは中心となる委員会だけでも現実社会で組んでおくということです。
そうすれば意見の統一が図りやすいのではないでしょうか。
できれば今回の経験を共有している方々で作るのが望ましいでしょうが、誰もが現実社会で会えるわけでもないでしょうから現実社会で会える方々で考えるしかありません。(Facebookは現実社会にかなり近いとは思いますがそれでも制約がないとは言い切れませんね。でもマシかな?)

委員会ができれば自ずと中心人物は決まるでしょうし、もしその方が無理となっても現実社会で繋がりがあれば横のつながりで補強は効きやすいかと思います。
また今回の経験がございますので次は今回のような色々な苦労はだいぶ減ることでしょう。

立ち上げないとするならば他に変わるものがあるということになるでしょうか。(それは大歓迎です)
だからといって立ち上げてはいけないというわけではなく(入口は多いほどよい)、良いものがあるのであればそちらに誘導するという役目もアリかと思います。

もちろん元々自発的なものなので流れに任せるというのもアリかと思います。

長文になってきましたのでとりあえずはこれぐらいで。

ミナ先生、無理せずくれぐれもお体に気を付けてくださいね!
相談に応じていた側が陥っていたメサイアコンプレックスについてはノータッチですか?
 ご無沙汰しています。樹です。

 わたしは、ネット遊びは随分と長いのですが、ネット上で職業を公開して、自分の職能を(部分的にであれ)使う、ということを今回初めて行いました。このコミュニティでは、そのような方が多かったのではないか、と振り返って想像します。もしかすると、ネット上で何か発言する、という経験がそもそも多くない方もいたのかもしれません。

 運営上の問題が何度も紛糾しました。
 ネット上の議論の際によくあることといえばよくあることかもしれませんが
、改めて難しさとして感じたのは、
 「間がとれない」「声のトーンは調整できない」こと、の大きさでした。
 わたし自身が、精神科患者さんへの対応について、非常に腹を立てて、長い文章を書きましたが、それは、内容ではなく、ただただ「大声で責められた」ように、わたしが向けた相手の方には受け取られたように感じました。対面での会話なら、もうちょっと自分のいいたいことを受け取ってもらう工夫が出来たかもしれない、と思いました。
 それは、自分が関わらなかった運営上の議論についても同様で、批判している側の言っていることは理にかなっているように思われた場合も、批判される側が、固く、被害的に感じる場面があったように思われます。
 対応としては、上でバン・チョーさんがあげているように、顔が合わせられる、スカイプなどで議論ができる関係でコア・メンバーをつくる、というやり方があるでしょうか。(しかしそのコア・メンバーで固くなってしまうと同じ事の繰り返しかもしれないのですが・・・。)

 けいさんの書き込みを見て、文章での相談は保健師さんの得意分野、ということを初めて知りました。その場でぜひいろいろ聞いてみたかったところです。

 日常の診療でだってそうなのだから、考えてみればごく当たり前のことなのですが、さまざまな対応があるものなのだ、と思いました。自分の対応が同業他者の目でチェックを受ける、いい機会だったと思います。他の方の対応も参考になりました。
 しかし、その対応は、発言はちょっと…と思うことがあったのも確かです。今回の特徴は、速やかな立ち上がりと、数多い参加者、ではあったのですが、数が多くなれば、その対応にばらつきがあるのは必然ではあったのでしょう。
 この対応としては、出だしのメンバーを絞って行う(学会レベルで云々、という対応策はここにあたる???)か、不適切な発言の削除にあたっての手続きと、手続き後の相談者への対応を決めておく、ということがあるでしょうか。
 目的が、初期トリアージと、受診先へつなぐこと、であれば、「ある程度の素っ気なさ」(過剰に親切にしない感じ?)も必要かもしれないと思いました。

 
(つづき)
 メサイアコンプレックスについて。
 わたし、この言葉を今回初めて知り、complexっていうからには精神分析の言葉なのかと(ネットにそういう記事もあったので)論文のデータベースを探し、グーグルスカラーにも聞いてみたのですが、初出がわかりませんでした。ウィキペディアの定義はこちら。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

 先ほど改めて調べなおすまで、定義は忘れていたのですが、一年前メサコンメサコン聞いていたときに、自分なりに定義として想像していたのは、「万能的な救済者空想」(たぶんこれは大きく外れていない)でした。わたしの中では「万能的」部分に強調がかかり、共依存云々はあまり考慮しないで理解していました。
 当時、批判を受けましたが、人を援助行動やいわゆる親切に向かわせる動機の一つに、「罪悪感」があるとわたしは思っています(罪悪感をもてることってわたしの中ではある程度大人の証拠というか、大事なことです)。ただし、これが過剰なものになるとそれはそれである種ナルシシズムですし(悪いのすべて自分、みたいなのは、逆さにみればあなた何様、ということ)、自分の限界を知らない「万能的な」空想に身を置いた状態になると、これはこれで当人が公私破綻をきたすきっかけになりかねないと思います。

 わたし自身は、震災でふるさとの一部分が壊滅している状況下で、これまでのHNだけの活動をやめてここでの相談活動に参加したのは、自分にとっての喪失を何かで埋めたいという心性、ここで生き残っているという罪悪感の問題が関与していると思っています。ただし、それと、自分の限界を引かず、万能的な心性が動いていたか、と自分を振り返ると(まあ自分のことなので甘いですが)そうでもないか・・?と思います。
 
 対人援助職として働く上で、万能的な自己愛の問題、過剰な罪悪感に動かされすぎていないか、という問題は、今回のことに限らず常にあると思っています。
 すてとさんへのお答になっていないかもしれませんが、対面しない状態であなた自己愛的なんじゃないですか?とある意味診断することは、わたしにはあまりにも乱暴に思われたので(対面でだってそういう言い方はしない。)わたしの考え、私自身は自分の行動を振り返ってどう思うか、という点から書きました。
皆様、ご意見ありがとうございました。

皆さん、「ネット上での議論・運営(コミュニケーション)の難しさ」を大きな問題と捉えておられるように見受けます。
ご指摘の通り、もっと「顔の見える関係」の中で運営ができていたら、いろいろとスムーズに運んだかな、という思いはあります。
(私が僻地に住んでいるため、ご迷惑をかけてしまった部分なのかもしれません)
ただ、この不自由な状況の中、たくさんの相談(健康相談、運営の相談)に丁寧に目を通し、協力してくださった皆様には本当に感謝しております。

メサイアコンプレックスについては、自分自身の活動の動機が自己満足であるのは特に問題ないと思いますが、盲目的になって道を誤る危険性には注意しなければいけないな、と個人的に反省しました。
震災直後は、コミュニティの運営の負担はかなり大きく、睡眠時間も削りながら活動していました。そのような身体的な疲労と、震災自身から受ける不安感が重なって、今思い返すと、正しい判断ができなかったこともありました。
その頃「余りに手厳しいご意見だ」と思っていたものの中には、後で見返すと「至極正しいご指摘だ」と思えるものがありました。
出来ることと出来ないことの見極め、これに尽きるのではないでしょうか。

ネット越しで出来ることには当然ながら限界があるわけで、その前提で無理なく動くことが必要だったのでしょう。やる気だけで無理をして、むしろ各方面(この活動に限らず実生活でも)に害をなすようでは仕方がないのではないかと思います。
本コミュが実際役立った場面は(本コミュの)こういう立場なりにあったんだと思います。しかし自分(たち)が立てた到達目標と比べてみると・・ということなのかなと想像します。そもそもの到達目標を高くし過ぎたのかなと。これでも充分役立った、もし次があるならば次につながると解釈する余地はあるように思います。そして改善すべき点も沢山みつかりました。繰り返しになりますが、出来ることを出来る範囲できちんとやる。だと思います。

それと、mixi内での活動を前提とした話なのですが、おそらく既存医療系やその他コミュでも出来たことはあった筈ですよね。むしろ既存のmixi・その他SNS等、更にはネット外の人材・人脈の有効活用という意味ではその方が手っ取り早かったかもしれないわけで、そこをあえて独立したコミュとして立ち上げたことにどういう意義を見いだすべきなのかな?というのは当初より疑問としてありました。
皆様一年間ありがとうございました。

私は最初は一賛同医師として関わらせていただいていました。
途中から、Facebookとか運営委員会でも発言していましたが、
「使えるはずのもの(本コミュ)が、どうしてちゃんと使えてなく、しかも運営側(当時は実態がよくわからなかった、実は今もって私にはよくわかってない)が責められてしまってわけわからんのだろう!?』
というのが一貫してあった自分の目線の起点でした。

・反省すべき点
長所も短所もMixiの匿名性にあるのではと思います。
しかし、これがMixiだから匿名性にも限界があるだろうと思えるのも事実でしょう。
既存のコミュとの棲み分けについては、既存であるコミュに311以前から参加している方とはたぶんネットの使い方そのものが違ってるのだろうと思うのでよくわかりません。
以前は自分が医療職であることをネットで公開するようなことは、絶対にしないでおこうと思っていましたので。現在も、基本的に私のネットでの生息場所は遊び場です。
また、他の掲示板の書込みなどを見ていると、匿名で質問、回答ができることの危険性は非常に高いと思います。
回答の質の担保をする意味で、医師からのコメントのみを受け付ける、と当初はなっていましたが、本当のきちんと回答されている他職種の方々のコメントもありました。
回答側の実態の把握が、重要なポイントになるでしょう。

・よかった点
被災地まで出向けないけど、何か役に立てないかと考えていた私のような人間には、ありがたいコミュでした。
他にできることがあればそれをやったと思いますが、実際にそれはなかったですから。

・今後に活かせる点
ここやtwitterやRescue311を見ていて思ったのは、
1)何かしたいと考えている医療関係者はたくさんいる
2)何をすればいいのかわかっていない医療関係者もたくさんいる
3)どこで何を聞けばいいのかわかっていない患者もたくさんいる
ということでした。
そして、情報弱者はずっと情報弱者ですし、情報を集めたり発信したりしているのは、だいたい同じ人達なのかなと感じました。
なので、いざという時に大事なのは
「どこにどう集まればいいのか」
だろうと考えます。責任の実際の所在などは、有事の時には当事者達には大きな問題ではないですから。(状況が落ち着くと、大きな問題になりがちですが…)。
あるいは、事前に登録などをしておくことができれば、場の活用に結びつくのではないでしょうか。
>>13でひろむさんも指摘している通り、
>匿名で質問、回答ができることの危険性は非常に高い
という共通認識がまず必要だったのではないかと思っています。
(個人的には、ここのリスクの見積もりが甘いことについて批判が多かったと思います)

そこをどうにかするための一方策として回答者を医者に限定したのだと思いますが、
>本当のきちんと回答されている他職種の方々のコメントもありました。
・・・なのですよね。実に難しいところです。


ある程度リスクを負って深く介入するのも考え方としてありだったのでしょうけど、振り返って思うに、適正な受診行動に結びつけるべく誘導してあげることが一番に求められていた行為だったと思いますし、実際役立っていたと思います。真の意味で受診不能な状態に陥った方は扱う機会がなかったですから。これがもし、次があるとして、その時に受診不能者が多数出て来るとしたら、その時はすべき(というよりやはり「求められる」ですね)行為の範囲が変わって来るのではないかと。


実際の医療機関は、災害に備えることをするとは思うのですが、災害専用の医療機関を用意することはしないように思うのです。日常業務の延長線上にあることのような気がします。だから私の考えは、既存のものを流用、応用していく方向に傾くんだろうなと思います。
<一部修正のため16は削除しました>

メサイアコンプレックスについて

私が参考にしたサイトはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/watapi_1968/e/fa73ca3ea15e8917cfe155bc0eb88e37

何かしなくてはという気持ちはよしとしても我先にとなってしまってはレベルの低い答えが頻出することになったでしょう。

そうならないためにはチームとして質問に当たることが必要だったと思うのですが、まだまだそれができていなかったというのが正直なところです。

オープンなところは素晴らしかったのですがオープンすぎると逆に微妙な話し合いができないということもありました。



今回一番勉強になったことは「手助けは必要最小限に」ということ。
特に急性期疾患で医者に行くべきかどうかのトリアージやそれほどではないがアドバイスが欲しいなど補完的なものが我々の役目だったと思います。

慢性の精神疾患が絡んでいる苦痛をケアしようとしたこともありましたが、それには個別で長期にわたるfollowが必要であり、ここは適切な場でないことを教えていただきました。

ここら辺がMixiの限界というものなのでしょう。
初期は現場の混乱がどの程度のものなのかわからず、やりすぎてしまった感が否めません。



Mixiの中にもともと医療系のコミュがあったということを今回知り、少なからず参考にさせていただきました。

自分の立ち位置をわきまえることができれば無理せず、連携を組んでより適切な対処ができたと思います。

とは言えこの連携というのが非常に難しいということも感じました。
患者さんの紹介のようなものでなかなか「うちでは無理です」とは言えないものです。

そんな時往診に来てくださっていた先生方も多くいたことをありがたく思います。



有事の時のマナーの良さは日本ならではのものだったのかもしれません。
それに甘えず、次回はもっとしっかりとした組織で有事に臨めればいいですね。
瞬時に多くの方が集まるという匿名活動の利点もありましたがリスクの大きさも実感できました。
お疲れさまです。
4月19日に本コミュニティーに質問が書き込まれてしまいました。
ひとまず、期限が終了し、こちらでは応えられない旨をコメントした方がいいですよね。

活動の感想などは皆さん書いていただいたので、そろそろ、最終的なコミュニティーの閉鎖の仕方も決めていきませんか?
けいさんへ

今年の3月11日で一旦終了と通知しておりますのでそのゆえを伝えさせて頂きました。

閉鎖の仕方も検討する時期かと存じます。

皆さんのご意見が頂けましたら幸いです。
りんくんさん

ご対応ありがとうございました。
コミュニティの閉鎖について、現在は

・コミュニティTOPページでの相談終了の告知
・gmailに相談メールが届くと、相談終了の自動メールが返信される

という対応を取っています。

私は、あと1ヵ月半ほど、PCが使えない環境なのですが、対応としてすべきことがあれば、できる範囲でさせて頂きます。
参加された皆さま、ご苦労さまでした。

私は主にfacebookでの広報を担当しました。
活動が終わっての実感としては、かーこさんと同じく、自分の担当した部分は役立たなかったかも、
という思いです。
(活動全体としては、医療のあり方を広く問うきっかけの1つになり、評価に値すると思っています。)
facebookで日本語、英語で発信したことによって、どの程度の貢献ができたのか分かりません。
一方で、facebookページ管理をすることによる心理的な負担は小さくなかったです。
facebookは完全に実名なので、参加者がトラブルに巻き込まれるリスクも高いと感じました。
活動自体はmixiへの誘導だけだったので、手間は少なかったですが・・・

facebookでの書き込みについて、私は意識的に「そっけない」対応に終始しました。
震災直後はデマも含めて多種多様な情報が流れましたから、
リスク回避の意味で目的外の情報は極力載せませんでした。
この点については、適切な対応だったと思っています。

また、私は医療関係者ではありませんので、どこまで活動に踏み込んでよいのか
判断しかねた場面もありました。

ただ私にとって非常に勉強になったのは、援助する側にもいろいろな事情があること、
それから、いかなる援助にも限界がある点が体感できたことです。
賢い援助者、被援助者のあり方について考えるよい機会となりました。

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