山岸涼子といえば、「日出処の天子」や、
「舞姫 テレプシコーラ」など、
シリアスなマンガが有名であるが、
この「ケサラン・パサラン」は、
肩の力が抜けた、軽いテーマの話である。
おそらく作者本人がモデルと思われるイラストレーターが、
自宅が駅から遠いのを不便に感じ、
便利な場所に土地を購入して家を建てようとするが、
ふと思い立って風水師に鑑定してもらったところ、
新しい土地はあまりいい場所ではなく、
現在住んでいる土地の方がいいと診断されたので、
図面までできていたのに、
設計事務所にデザイン料を払ってキャンセルを入れ、
購入した新しい土地を売り、
現在住んでいる家を取り壊して、
そこに家を新築してあらためてその場所に住むことになる、
というようなストーリーである。
少女漫画界をリードしてきた山岸涼子たち24年組も、
60歳を超えて、彼女たちがマンガで描く世界観にも
このように変化が見られている。
ちなみに24年組というのは、
昭和24年前後に生まれた、少女漫画家たちのことで、
青池保子、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、
木原敏江、山岸凉子、樹村みのり、ささやななえこなどがいる。
「舞姫 テレプシコーラ」など、
シリアスなマンガが有名であるが、
この「ケサラン・パサラン」は、
肩の力が抜けた、軽いテーマの話である。
おそらく作者本人がモデルと思われるイラストレーターが、
自宅が駅から遠いのを不便に感じ、
便利な場所に土地を購入して家を建てようとするが、
ふと思い立って風水師に鑑定してもらったところ、
新しい土地はあまりいい場所ではなく、
現在住んでいる土地の方がいいと診断されたので、
図面までできていたのに、
設計事務所にデザイン料を払ってキャンセルを入れ、
購入した新しい土地を売り、
現在住んでいる家を取り壊して、
そこに家を新築してあらためてその場所に住むことになる、
というようなストーリーである。
少女漫画界をリードしてきた山岸涼子たち24年組も、
60歳を超えて、彼女たちがマンガで描く世界観にも
このように変化が見られている。
ちなみに24年組というのは、
昭和24年前後に生まれた、少女漫画家たちのことで、
青池保子、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、
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