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福岡でマンガを読むコミュの蛭子能収

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蛭子能収は「えびすよしかず」と読む。
今でもテレビで時々見かける「えびすさん」である。

かなりの性格破綻者として知られているえびすさんだが、
特に「葬式に出席すると笑いが止まらなくなる」
というエピソードが有名で、
自分のファンクラブの会長の葬式や、
自分の母親の葬式でも笑いが止まらず困った、
というエピソードもある。

生放送での不適切発言も多く、
そのため、テレビ出演がだんだん減ってきている。
明石家さんまからは「笑う悪魔」と呼ばれていたそうである。

そのえびすさん、テレビタレントになる前は、
マンガ家であった。
というか、今でもマンガ家なのだが、
かつては本当にマイナーなマンガ家だった。

長崎出身で、中学時代はいじめられっ子。
イラストレーターを目指していながら、
商業高校を卒業して地元の看板屋に就職し、
看板屋をやめて映画監督になるべく上京したが、
人とうまく喋れないため断念して、
チリ紙交換やダスキンの営業をしながら、
「ガロ」や自販機本にマンガを書いていた。

その頃書いていたマンガは、
つげ義春の「ねじ式」のような、
悪夢をそのままマンガにしたようなシュールなもので、
首がちょん切れて飛んで行ったり、
生きた人間の皮をバリバリはがしたりという、
暴力的でグロテスクなものが多かった。
絵柄も独特で、
横尾忠則や湯村輝雄らからは高く評価されている。

そんなえびすさんのマンガを気に入って、
東京乾電池という劇団が
公演のポスターのイラストをえびすさんに依頼し、
それが縁でえびすさんも舞台に立つようになった。

その舞台を見に来ていたテレビ関係者の目にとまり、
えびすさんもテレビに出るようになる。
そして、あっと言う間に、150万円そこそこだった年収が、
1億円を超えるようになったのだそうである。

タレントとして売れた途端に、
それまで緊迫感があって面白かったマンガが、
どんどん面白くなくなっていった。

なんとも解りやすい人なのである。
タレントとしてお金が入ってくるなら、
マンガなんてどうでもよくなってしまったようなのである。

しかし、自由奔放というか、
根本的に「常識」という感覚が欠如しているえびすさんは、
不適切発言を連発したり、
賭け麻雀で逮捕されたりして、
その謝罪会見でも、
「みんなしてることなのに、何が悪いんですか」
というような態度だったものだから、
どんどん仕事が減っていった。

しかしえびすさんの魅力は、このような
世間の価値観を一切気にしない、
ある意味「正直」なところであり、
そのストレートさが
プラスにもマイナスにもなっているのである。

どちらにせよ、えびすさんが、
初期のマンガのような、
スリリングでワイルドな作品を書くことは、
もう二度とないのではないかと思う。

だから、僕はえびすさんの初期の単行本を
大切に持っているのである。

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