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EXORCIST(エクソシスト)コミュの第11夜 教団破壊事件 2

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騒ぎの翌朝、アレンはある部屋で目が覚めた。自分の部屋より豪華な作りの部屋だった。

「あれ?ここは?」

起き上がり上がりながら辺りをキョロキョロ。自分の部屋とこの部屋の作りは違う事に気付いた。

「アレン、目が覚めたのか?」聞き覚えの声にアレンは反応した。

「カイル、ここは?」

「俺の部屋だ」

「カイルの?」

「そうだ。先ほどアレンの部屋を見てきたが見事に破壊されていたぞ」

「えっっ!!フラフラ」

カイルがあっさり言うと、アレンの頭の中は真っ白に…相棒のティムキャンピーとカイルのスノウがアレンを慰めている。

「お前の新しい部屋が整えられる間、オレの部屋を使え」

コンコン−

ノックの音がした。

カイルは立ち上がると部屋のドアを開けた。

ガチャ−

ドアを開くとリナリーが立っていた。

「カイル、おはようリナリーです。アレン君起きていますか?」

「リナリー、おはよう。彼、目覚めている」

カイルはドアを開けて、部屋の中に入るように促した。

「アレン、リナリーが心配して様子を見に来たぞ」

ベッドの中で呆然としている。アレンに声を掛けた。彼は気付いて2人を見た。

「アレン君、おはよう」

「リナリー」カイルはリナリーに椅子を勧めた。

「ゴメンね。兄さんの発明の所為で…アレン君とカイルに迷惑かけて」

はっ!−

アレンは自分の周りをキョロキョロ

「どうしたんだ?アレン?」

「イノセンス大丈夫かな…」

「イノセンスならホレ!」

「あ〜イノセンス!よかった壊れていなくて」

「ヘブラスカの所に持って行けば保護してくれるよ」

「お帰りなさいアレンくん、カイル元帥ラッキー」

「ただいま」

「た−ただいま…」

アレンはリナリーの顔を間近に見た。思わず顔が朱を帯びた。

「(可愛いな〜)」

「ところで、アレン。イノセンスを持ってヘブラスカのところへ行こう」

と、カイルはアレンを促した。

部屋を出て、途中で科学班達と出会い、みんなからお帰りと言われた。

そして、エレベータに乗って今はヘブラスカの間にいる。

『お帰り、カイル・マリアン。アレン・ウォーカー』

「「ただいまヘブラスカ」」

2人はヘブラスカに帰還の報告をした。

『久しぶり…だなティムキャン…ピーとスノウ』

ティムは、パタパタと羽ばたいてアレンの頭に着地

『昨夜は…大変だった…なコムイの所為で…』

「本当に酷い目にあった。そこの誰かの所為で」

カイルは腕組みをしたまま顎でしゃくるようにコムイを睨み付けて言った。

「あはは、やだなあヘブくん」まるで反省の色も見せていないコムイ

「「…怒り怒り」」

『イノセンス…を…』

アレンは容器ごとヘブラスカの前へ差し出すと、イノセンスは容器をすり抜けてヘブラスカの元へ。

「(アレっ!今通り抜けた!?)」

「適合者が不明のイノセンスは次に元帥達が帰還する時まで私が保護する事になっている…」

「クロスとカイルくんを含め元帥は6人。カイルくんを除いて5人は任務がてら不明のイノセンスの適合者探しも兼ねているんだよ」

ミイラ男姿のコムイは説明をしている。

「へーーー(恐いですコムイさん)」

「ふ〜ん」

イノセンスはヘブラスカの体内へ入っていった途端、彼女の身体が光った。

「わぁ!」

「凄い!」

「ヘブくんの体内だよ。109個のイノセンスの孔が印されてるんだ」

『私の中で…しばし眠れイノセンス…適合者と出会い…お前が武器と化す、日まで…』
イノセンスはヘブラスカの体内に入って納まった。

『これで回収したイノセンスは41個…世界にはまだまだイノセンスが在る…』

ヘブラスカにイノセンスを預けたカイル達が地上へと戻った。エレベータを降りたとき見知らぬ女性が立ってカイル達を迎えていた。

「あっ!君…関係者以外はここの…」コムイの声を遮るように

「新人でありながら特例で元帥になった安藤…いゃ、カイル・マリアン元帥ですね。初めての任務ご苦労様です」と声を掛けてきた。

「あぁ…あなたは誰だ?」

カイルは見知らぬ女性に警戒をしている

「申し遅れました。私は、黒の教団の中央庁に配属されていたクリア・クールです。本日よりカイル元帥付の秘書を務めますので宜しくお願いします」

「中央庁?…おい!コムイ!どういうことだ6H」カイルはコムイの方へ振り向くと、

「実は、カイル元帥が任務中に中央庁特別監査役長官のマルコム=C=ルベリエ捜査官が来たんだよ汗」

「マルコム=C=ルベリエと言う中央庁の長官が何しに来たんだ?」

「それは、あなたの件で来たのです。数十年前に消えた少年のことで…」

「それで、私と何の関係があるのですか?」

「大ありですよ。安藤 紀里(カイル・マリアン)元帥」

クリア・クールは表情を変えずに言った。あなたの正体を知っていますよ。と、いうばかりに。

カイルにとっては厄介な人物に目を付けられてしまった。


そして、ある場所では、ある人物達が集まっている。

千年伯爵と一緒に大人から子供まで13人が揃っていた。

「…甘くねェじゃん、このポンコツがぁ!!!」と1人の大男が大暴れをしていた。相手(アクマ)に甘くしろと怒鳴っている。

何とか騒ぎが落ち着いたところで、色黒の少女が千年伯爵に声を掛けた。

「なあ千年公?気分直しにさぁそろそろ僕達を飯に誘った理由を教えてよぅ」

「もしかにてさぁ、そろそろ始動ってやつぅ?」

千年伯爵と一緒にいる色黒の13人はノアの一族といってカイル達エクソシストの敵だった。
エクソシスト達に新たな敵が現れた。その事はカイル達にも知らなかった。

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