「心はあたかもサーチライトのように脳全体を飛び回り、情報を引き出している」という、脳の神経細胞の研究でノーベル賞を受賞したジョン・エクルズ[1903〜1997] http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1059.html ≪※カール・ポパー&ジョン・エクルズ『自我と脳』上・下(1986 思索社)Karl R. Popper and John C. Eccles : The Self and Its Brain 西脇与作・大西裕 訳≫ の主張に対して、随伴現象説(※「このニューロンはこのように活動し、あのニューロンはこのように活動する・・・・・・」と記述すること、つまり方程式をつくることで心のすべてが解明できるという考え。「脳の機能の最小単位・ニューロンの活動に随伴して[つき従って]心が生じる」という唯物的な考え方)を信ずる科学者たちは「それは熱力学の第1法則に反する」と反論しています。「熱力学の第1法則」とは、別名「エネルギー保存の法則」とも呼ばれています。