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LXDE LXQtコミュのManjaro

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【Arch Linuxとは】

"Arch Linux"という上級者向けLinux distroがあります。これはUbuntu系のような「初心者向け」ではなく、Linuxのごく基礎的なところから自分で使えるLinuxに組み立てていくものです。そのため、ある程度時間と技量のある人なら、自分の納得いく構成に細かく組み立てて、理想に近いLinux OSを作り上げることができます。

こうしたArch Linuxの「ミニマリズム」「柔軟なカスタマイズ性」といった考えをもっと強調したものに"Slackware", "Gentoo", "Linux From Scratch (LFS)"なんてのもあるのですが、これらにないArchの魅力として、
1. 充実したマニュアル (Arch Wiki)
2. rolling releases (細かくて頻繁なアップグレードにより、半年~5年に1度の大規模なdistribution upgradeが必要ない)
3. Archの豊富で最新のpackages (反面、安定性・信頼性に難あり)
といった独自の魅力があります。

Archは細かく構成する上で、細かいところにまで理解してあげないと思うようには動きません。これを欠点とみなさず、むしろLinuxそのものを勉強する教育目的で用いることもよくあります。

【Archを使いやすくしたManjaro nux】
先に紹介したArchの魅力はなにも上級者だけが受け入れられるものとも限りません。それに上級者だって面倒なものは面倒です。とりわけArchは管理はともかく、導入・初期設定が本当に面倒臭い。

そこで登場したのが"Manjaro"。Archほどシンプルで細かい構成ができるわけではないものの、インストーラーをもっと使いやすいものにし、ハードウェアの自動認識を強化したものです。ある意味、Ubuntu並に使いやすいかもしれません。比較的新しいプロジェクトにもかかわらず、2014年初頭では、DistroWatchにて人気急騰している話題のdistroです。ver. 0.8.9からLXDE版も登場しました。

ただし、Brotherのプリンタ・ドライバや、Intelのドライバなどのような商用ソフトが.deb (Debian package)や.rpm (Red Hat package)で配られていた場合、それをバラして入れなければならない手間がかかるため、「初心者向け」というよりは、案外、中・上級者向けかもしれない。

ちなみにManjaroはアフリカの「キリマンジャロ山」から来ています。

Manjaro Linux http://manjaro.org

コメント(7)

管理人レビュー Manjaro LXDE 0.8.9 Release Candidate 1

数時間前にfacebookでManjaroの、しかもLXDE版の試作品が公開されました。
http://manjaro.org/2014/01/26/1st-release-candidate-of-manjaro-lxde-0-8-9-available/
それをダウンロードして、WindowsのVMware上で遊んでみました。

よい点
○ 初心者でも使えるほど優しいインストーラー
 Arch Linuxをこんなに簡単に導入できるだなんて!!!
○ それでいてArchの魅力である「充実したマニュアル」「rolling release」「Archの豊富で最先端のpackages」が享受できるのは嬉しすぎる。

悪い点
☓ 標準搭載のソフトがいくらなんでも多すぎ。
☓ Ubuntu/Debianほど簡単・親切ではない。
☓ ハードウェアの自動認識がUbuntuよりも劣る
☓ むしろLubuntuより重い。起動直後のRAMの使用量が140MB程度。一方Lubuntuは100MBを切る。

備考
>>1 で述べたように、商用ソフトが.debや.rpmで配布されていた場合には、ソースコードから導入しなければならない手間がかかるため、実際には初心者向けではないでしょう。それでも常に最新のソフトが使えて、なおかつ年中行事のような大規模なシステムのアップグレードをする手間が省けるため、Ubuntuよりも使いやすくて維持もラクかもしれない。

実は管理者、KDE版とGNOME 3版も仮想で試してみたが、LXDEのほうが起動・終了が「はるかに」速く、また全2者と違ってRAM 1GBでも軽快に動いた。いまどきRAM 1、2GBのパソコンを使っている人はそうはいないだろうけど、仮想で使うにはそうしたこともありえるだろう。((仮想ゆえに軽いのは嬉しいけど、それでもOpenboxやEnlightenmentはちょっと…))という人には、LXDEは依然として魅力的と言える。
Peppermint同様、日本語の処理(入力、表示など)はできて、デスクトップ環境(LXDE)やその上で動くソフト(Google Chrome, LibreOffice等)も日本語対応できますが、サポートや一部の機能は英語です。

なお、Manjaroの根本となるArch LinuxはLXDEを公式サポートしています。
軽量Ubuntu系としてPeppermintよりも更に軽くて質素な"Bodhi Linux"というのがあるのですが、そちらはLXDE/Openboxの代わりにElementary、デフォルトブラウザもmidoriです。ただElementaryはUIがWindowsとあまりにもかけ離れていて、それでいてファイルマネージャーが粗末です。Elementaryは軽量とはいえとても美しいのでもったいないんですけどねえ。ぼくは最近Manjaro Net EditionにElementaryのせてWindows上の仮想OSに使っています。仮想ではなくホストで使うならLXDEのほうが使いやすいでしょうね。(と言いつつ、近日Manjaro 0.89の正規版が出たら Manjaro KDE editionをdualbootとしてノートPCに淹れるつもりですが。)

先日チャットで他のManjaroユーザーと少しお話しましたが、やはりManjaroのpre-installedアプリの多さに苦言を呈している人はかなりいました。とはいえUbuntuなんかと違って削除できないアプリがほとんどなく、またdistribution upgradeでまた削除したアプリが勝手に入れられることもないところがとても魅力的です。つまりManjaroはUbuntuと違って要らないアプリを削除するのは最初だけということです。
訂正: elementary -> enlightenment

上の文章はElementary OSとは一切関係ありません orz

ちなみに以下、enlightenment E18の使用例。デフォルトのままでほとんどカスタマイズしていません。
【注意】このスクリーンショットはLXDEとは一切関係ありません。

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