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風車屋コミュの小型風車【20kW未満】

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2012年7月から日本では、
小型風車の売電単価が55円/kWhになったのをご存じだろうか?
22円/kWhの間違いじゃないかって?
いえいえそれは大型の話。
この価格は経済産業省の専用hpにも記載されている間違いのない数字。
再エネの中ではソーラーを超えて最高値なのだ。

http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/kakaku.html

ところが、ソーラーと違って
数々の障害がクリアされたおらず導入が一向に進んでいない。
最も大きな障害は3っつある。
一つは買取条件の中にある「設備認定を受けた設備」という部分。
弊社でも申込をしようと試みたのだが、
調べていくとここに行き詰まってしまった。
「設備認定」というのは「JIS規格に適合している」ということを
「第三者機関」が認定したお墨付きを与える制度である。
小型風車の設備認定は誰がやるのかと言うと、日本海事協会(NK)が認定する。
そもそも小型風車に関するJIS規格は、
ヨーロッパのIEC規格と相互乗り入れを行っており、
この事はGWEC(世界風力発電協会)も認めている。
したがってIECの認定製品であればこの点はNKに費用さえ払えばクリアする。
問題は国産品の場合である。

ゼファーなどの一部の大手を除くと国内で販売されている殆どの商品は、
「まず国内で販売実績を作って」と考えていたせいか、
IECの認証を受けていない。
その場合にどうなるのかと言えば、
試験機関(認証機関とは別)立ち会いの下で独自に試験を行い
その結果を認証してもらう必要があるのだが、
日本国内に試験場も試験機関もない状況なのだ。
そういう理由で大半のベンチャー系の商品は市場で売れずに立ち往生している。

それでもなんんとか認証品を無事に手に入れることが出来たら、
更に次の関門が待ち構えている。
電力会社の関門だ。
今日の時点で、電力各社の考え方は以下の通りである。
「大型だろうと小型だろうと風車は風車だ、だから同じ手続きだ」
ということである。
大型風車並みのごつい申込書を作成し、
21万円の検討料を払ったうえに、3ヶ月〜半年も待たされるなど、
軽自動車程度の価格の商品を使うための手続きなのに、
これはもう嫌がらせ以外の何物でもない。
せめてJETがパワコンの認証だけでもやっていてくれていれば
電力会社に申し込んだ後の超専門知識を要する質疑がないだけでも救いなのだが、
JETは電事連お抱えだからなのか、
小型風車の認証は「やりません」とキッパリ明言している。
まるで、
「自動車を買うのは良いが、路上で走らせたいのだったら整備士の資格を取れ」
と言われているような状況だ。

これじゃぁ55円が仮に100円でも普及するわけがない。
それほど東京電力や関西電力は
都市部で各家庭が発電所化するのが嫌なようだし、
最終的には電力会社にスポンサーになってもらうことが狙いの
慎太郎や橋下などに全く期待は出来ない。
だからこそやり甲斐もあるのだが、
FITの時とは違ってかなり厳しい闘いでもある。
とりあえず、
弊社ではこの状況をなんとか打開しようと孤軍奮闘中なのだが
FITが出来た時と異なり仲間が皆無の状況なのだ。

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