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米国関連情報 (2)コミュの147.ジョブズ2世、スマホで決済革命に挑む わずか2センチの端末が決済を変える

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■マスコミは「未来のジョブズ」と呼ぶ

 わずか2・5センチ四方の真白い端末が決済市場を大きく変えようとしている。
無料配布している白いカードリーダーをスマートフォンやタブレット端末に接続し、専用アプリを開くだけ。あっという間に決済端末に変身する。小規模店舗やピアノ教師など個人事業主を中心に導入が進み、サービス開始から3年弱で年間の決済額は100億ドルを超えた。仕掛けたスクエア社は米国のハイテク業界で「次のフェイスブック」と、いま最も熱い視線を集めている企業だ。

 「米国人が持ち歩くキャッシュは減り続けており、代わりにカードを使う場面が増えている。しかし、米国の小売りで現在カードが使えるのは800万カ所で、中小の約2600万カ所はレジなどの導入費用が高いことからカードを受け付けていない。さらに、個人事業主の決済需要を考えるとスクエアのビジネス機会は非常に大きい」

 そう語るのは、創業者のジャック・ドーシーだ。ツイッター共同創業者でもある同氏は米マスコミから「未来のジョブズ」の呼び声が高い。オフィスの中央に設置した背の高いテーブルで立ったまま仕事をするのが常という、「こだわり」もなんとなくそれらしい。

 ドーシーがスクエアを立ち上げたのは2009年。きっかけは友人のガラス職人、ジム・マッケルビーからの一本の電話だった。「ジムの作品を買いたいという相手がカードしか持っておらず、決済できないがために販売機会を逃したと愚痴っていた。そのとき互いにアイフォーンで話していて、ひょっとしたらこれで何かできるんじゃないか、という話になったんだ」。

■工作ショップ生まれの 無料カードリーダー

 プログラマーでもあるドーシーは、さっそく決済ソフトウエアの開発を試みるが、これが簡単にはいかない。そこで、「ハードウエアの知識もないのにできるわけがない」と消極的だったドーシーを尻目に、マッケルビーはサンフランシスコの工作スペースに通い始める。専用端末の試作に取り組むためだ。そこで助けを借りながら徐々に腕を上げ、1カ月もすると試作品を完成させた。 

 新規参入のスクエアが事業を軌道に乗せるためには、「とにかく決済のボリュームを膨らませることが必須だった」。そこで同社はリーダーを無料で提供、カード利用の手数料も利用額の2.75%(または月額275ドルで使い放題)と、最大約5%程度徴収するほかのシステムより安く抑えた。

 リーダーを無料にして手数料を抑えるには、スクエア側の初期投資を含む開発、生産費用を安価にとどめる必要があった。かつてなら素人がハードを手掛けるには大きな費用が必要だっただろう。が、スクエアではマッケルビーが工作スペースで素早く試作。当初の量産は中国・深せんのPCHインターナショナルが担当し、低コストでビジネスを立ち上げることができた。

■今後は日本含むアジア展開も

 同社のサービスメニューは広がっている。店舗がレジとして使用できるタブレット端末向けのアプリ「スクエア・レジスター」はそのひとつ。昨年開始した「スクエア・ウォレット」も画期的だ。

 専用アプリをダウンロードした顧客がスクエア導入店舗に行くと、店側のソフトが即座に顧客の名前や顔、購入履歴などを表示。顧客が支払いボタンを押し、店側が本人を確認して承認するだけで、あらかじめ登録済みのカードで決済が行われる。2012年11月にはスターバックスが約7000店舗で同サービスの導入を発表。「今後は中小店舗だけでなく、大手流通企業との契約も増えるはずだ」。

 ドーシーが目指すのは、単にカード利用を増やすことではない。「新しい技術により、人々に新しい体験をもたらす」ことだ。「スクエアの参入でこれまで手つかずだった層をカード決済に取り込めるようになり、決済業界は変わり始めている。この業界の問題を解決するという目的意識を持って突き進んだ結果、スクエアという会社自体がムーブメントになっている」。

 2013年半ば、スクエアは本社を移転する予定だ。サービスの急拡大に伴って、現在450人の社員が年末には1000人まで膨らむと見込んでのことだ。12年11月にはカナダでもサービスを開始、今後は日本、アジアを含め世界展開を視野に入れている。工作スペースがあったからこそ実現したベンチャービジネスの快進撃はこれから本格化する。

(週刊東洋経済2013年1月12日号)
東洋経済オンライン2013年02月15日06時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/7412042/

コメント(1)

こういう新しい発想によるビジネスのほとんどがアメリカ発です。日本もある程度は見習いたいものですね。

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