AWE(American Wind Energy Association)発表(出所:阪口幸雄ブログ)によれば、全米一の「風力州」は、9.7ギガワットを持つテキサス州。カリフォルニア州は全米3位で2.7ギガワット、原発一基(原子炉一つ)の発電能力が大雑把にいって1ギガワットなので、あの見渡すかぎりの「巨人の国」をいくつか合わせて、ようやく原発3基分弱といったスケールだ。
シリコン素子技術を応用できる太陽光発電は、シリコンバレーとの親和性も高く、再生可能エネルギー分野のうち、シリコンバレーで人気があるのは太陽光だ。ただ、上記のような理由から、技術自体よりも「最近では、運用コストやプロジェクト・ファイナンスも含めた、TCO(Total Cost of Ownership)を下げるための情報・ITサービスが注目されている」(安藤さん)そうだ。