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米国関連情報 (2)コミュの109,ビッグスリーも様変わり!米ブランド認知調査でトヨタと首位争いを繰り広げるフォードの大躍進

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 米国の消費者に大きな影響力を持つ『コンシューマー・レポート』の「2011年自動車ブランド認知調査」が公表された。特筆すべきは、フォード・モーターの大躍進だ。首位のトヨタ自動車との間に、もはや有意差はない。

2011年2月4日
(文/ジャーナリスト、ポール・アイゼンスタイン)

 世界第二の自動車市場の消費動向を左右するとまで言われる米『コンシューマー・レポート』の「2011年自動車ブランド認知調査」は、自動車ブランドに対するユーザーの捉え方という点で、多くの新しい傾向と意外な事実を明らかにしたが、その中でも最大のサプライズは、首位のトヨタに肉薄したフォードの驚くべき躍進であろう。

 同調査におけるフォードの総合スコアは、35ポイント伸びて144点となった。一方のトヨタは、46ポイント減の147点であり、コンシューマー・リポートは統計的に見て両社にいまや有意差はないとしている。

 案の定、トヨタは1年以上にわたってさまざまな品質・安全性問題に苦しんだ結果、ブランドイメージに深刻な打撃を被った。一方、フォードは米国市場の勘所を捉えたかに見える一連の新製品投入によって大躍進を遂げたのである。

「消費者が最も重視する要素で、フォードは卓越している」とコンシューマー・リポートは述べている。その要素とは、つまり、「安全性、品質、そして割安感だ」という。

 皮肉なことに、このフォードにとっては嬉しいニュースが報じられた前日には、同じコンシューマー・リポートのレビュアーたちが、同社のクロスオーバー車「エッジ」「リンカーンMKX」について「お勧め」との評価を与えないと決定していた。理由は、タッチスクリーンを採用した情報・エンターテイメント統合操作システム「マイタッチ」が「あまりにも複雑で注意がそらされる」ためだという。

 だが、それはあくまでコンシューマー・レポートのレビュアーたちの声。外部のレビュアーたちからは、じつはこのフォードのテクノロジーを支持する意見が多数寄せられていた。今回の「ブランド認知調査」の結果を予感させる世論の変化は起きていたのである。

 ちなみに、コンシューマー・レポートの「ブランド認知調査」は12月初めに電話アンケート形式で行われ、米国内1721名の成人から回答を得た。調査では、「安全性」「品質」「割安感」「性能」「デザイン・スタイル」「テクノロジー・革新性」「グリーン度(環境性)」という7つのカテゴリーについて、自動車ブランドの印象を調べている。

http://diamond.jp/articles/-/11007

 コンシューマー・リポートの担当者によれば、安全性に関する新たなリコールが報じられるたびにトヨタが打撃を受けているのはほぼ間違いないという。

 今回の調査は、米国トヨタ販売の実質ナンバー2であるドン・エズモンド上級副社長が、「最悪の状況は終わった」と述べた直後に行われた。だが調査の後、12月中にさらに新たな一連のリコールが発表され、うち2件の報告が遅れたペナルティとして、トヨタは米政府から新たに3240万ドルの制裁金の支払いを命じられた。これが調査より先に報道されていたら、同社のランキングがさらに下がっていたかどうかは何とも言えないところだ。

 他の複数の調査では、トヨタが失地を回復しつつあるのか、それともまだ後退を続けているのか、判然としない結果が出ている。だが、恐らく最も重要なデータは市場そのものから得られるだろう。

 トヨタの販売台数は1月こそ前年同期比17.3%増と大幅な回復を示したが、12月までは3ヶ月連続で前年同月比マイナスだった。12月は、主要メーカーのなかで前年比マイナスは同社だけだった。2010年通年での販売台数も、米国市場ではトヨタとして過去最大規模となる巨額の販売奨励金を投じたにもかかわらず、前年比マイナスに終った。

 トヨタはここ数年で初めてフォードの後塵を拝し、米国市場で第2位に転落した。もっともエズモンド上級副社長が記者に指摘したところでは、小売り販売台数(つまり消費者に対する直接販売台数)では、依然として首位を維持しているという。

http://diamond.jp/articles/-/11007?page=2&action=login

 だが、フォードは小売り部門でも勢いを増しつつある。

 注目すべき点は、日本車が長年にわたり支配してきた重要市場であるカリフォルニアでも、フォードが前進しつつあることだ。12月、フォードの販売台数の伸びは7%だったが、(「リンカーン」及びすでに販売を終了した「マーキュリー」を除いた)単一ブランドとしての「フォード」は米国で最も売れたブランドとなった。1月も引き続き好調で、販売台数は前年同期比で13.2%増えた。

 フォードが販売台数・シェアとも着実に伸ばしているのは、最近のさまざまな調査で同社が高い評価を得ていることと符合している。

 特に「ブルーオーバル」(青い楕円)のエンブレムで知られる「フォード」ブランドは、各社の主力ブランドのなかで唯一JDパワー・アンド・アソシエイツが毎年行う「イニシャル・クオリティ・サーベイ」のトップ5にランクインしている。トヨタの高級車ブランド「レクサス」には及ばなかったものの、「トヨタ」「サイオン」を上回った。

 また、コンシューマー・レポートは、ブランド認知調査とは別に車の信頼性を基準としてメーカーを評価する調査を行っており、やはり大きな影響力を持っているが、ここでもフォードは良好な成績をあげている。

 同誌の首席自動車テスターであるデビッド・チャンピオンは、「米国のブランドとしてはフォードは依然として首位にある」として、さらに「今ではトヨタに猛追している」と付け加える。

 彼の指摘によれば、同誌が作成しているブランドとしての総合的な信頼性チャートでは依然としてホンダが首位を守っているものの、フォードの「フュージョン」は、重要な中型セダン部門において、トヨタ「カムリ」、ホンダ「アコード」を抑えて首位に立っているという。

http://diamond.jp/articles/-/11007?page=3

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