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一生勉強、そして努力 コミュの[娯楽/名言]上司は思いつきでものを言う

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[娯楽/名言]上司は思いつきでものを言う
(朝日新聞2009年12月12日版、勝間和代の人生を変えるコトバより)

今回の言葉は、04年に作家の橋本治さんが出した本(集英新書)のタイトルです。私自身も、自分が上司の立場だったときにそれを行っていたので、「まさしくその通り」と思いました。

この言葉の意味は、自分に対して指揮命令をする立場にある人、典型的には自分が勤める会社の上司が下す命令は、ある意味、「思いつき」にすぎないということです。

だからこそ、指示された部下の側がしっかりと聞き直し、取捨選択しないと、判断を間違うということを肝に銘じる必要があります。

上司は日常的に部下から指示を求められます。しかし、部下が毎日、対峙(たいじ)している(向き合っている)仕事については、簡単な文書や口頭の報告を受けただけで判断しなければなりません。

その際、上司がその分野にとてもくわしければ、内容を聞いただけで「ああ、ここの調査が足りない」とか「ここの部分についてはもう少しまとめ直した方がいい」などと、すぐに的確な指示ができます。

ところが、くわしくないときや、くわしくても時間がないときは適当にしか答えられません。その場合、「とりあえず」と言って、適当な指示を出してしまうことがしばしばあります。

もちろん、指示された部下の方も正直、「変だな」と思いますが、とりあえず言われたことをやっておけばいいやと責任を放棄し、「とりあえず」の指示が「とりあえず」実行されていきます。

これが繰り返されるとどうなるでしょうか。
生産性がひどく落ちこみ、目的を達成できなくなります。これがいわゆる「大企業病」の正体ですが、恐ろしいのは、これが企業単位だけでなく、社会や国家単位でも行われている可能性があることなのです。

社会の方向性を決めるリーダー、すなわち首相も含めた政治家や官僚が、部下から上がってくる情報をなんとなく聞いて、専門分野でもないのに短時間で適当に判断し、その命令が適当にこなされる。
まさしく、この繰り返しが私たちの社会制度をニーズから乖離(かいり)させていくのです。

自分の「上司」に当たる人の指示に対しては、健全な疑いを保ってしっかり声を上げていく「フォロワーシップ」を心がけましょう。
(経済評論家・公認会計士 勝間和代)

□Followership 
フォロワーとは、リーダーに相対する立場で、従う者、模倣者、真似という意味を有し、リーダーの指示のもと、現場において実践遂行する者のことである。
つまりフォロワーシップとは、上司との信頼関係を築きながら、上司の指導力や判断力を補完し、貢献力と批判力(諫言力)で組織の目的・目標を達成していくことである。 

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