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一生勉強、そして努力 コミュの[娯楽/名言]1番ピンを狙え

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[娯楽/名言]1番ピンを狙え
2009年11月14日の朝日新聞「勝間和代の人生を変えるコトバ」より

これは私の古い友人の口癖です。よく聞くうちに、私の考え方の軸にもなりました。
1番ピンというのは、ボウリングからきた比喩(ひゆ)です。ボウリングでは1番ピンに最初に球を当てない限り、ストライクはとレアにのはもちろんのこと、スペアを狙うことも難しくなります。つまり、問題解決を図るときに、どこを狙えばその課題が連鎖的に動き始めるのか、その最初のポイントを見極め、仮説を立てよ、ということです。

例えば、男女雇用機会均等法が始まってから20年以上たち、女性の社会進出が実現してきましたが、それでも、日本は国際比較ではたいへん遅れています。

国連が開発したジェンダー・エンパワーメント指数と呼ばれる、女性がどの程度その国で意思決定に参加できているかの指標がありますが、08年の日本は108カ国中58位。
しかも、先進国のOECD加盟30カ国の中では27位と極端に遅れているのです。

これまでの国を挙げての男女共同参画の活動がなかなか浸透しないのは、私の仮説では「1番ピン」にまだ球が当たっていないからです。

その1番ピンとは、「男性側の意識改革」ではないでしょうか。どんなに法律を準備しても、男性が協同参画の必要性を強く認識しない限り、事態は進展しないのです。

男性側の意識改革を促すために何が必要か。私の仮説では、そのさらなる1番ピンとなるのは「男性の育児休業取得の半強制化」です。

家庭で実際に家事や育児に主体的にかかわることで、はじめて五感でその楽しさもわかるし、ワークバランスの重要性も身に染みるわけです。
では、どうやったら育児休暇を男性が取得できるようにするかというと、ここでの1番ピンは、経済不安の解消だと思います。育児中の手当を現在の50%水準で、しかも上限がある状態から、スウェーデンのように80%が保障されれば、男性の育休取得者はもっと増えるでしょう。
「1番ピンを狙う」思考のクセがあると、問題解決に向かって適切なポイントに力を集中できるようになります。ただ、ボウリングでも正しいフォームが必要なように、地力となるテクニックも同時に身につけてくださいね。
(地力とは、その人が本来もっている実力。底力)
(経済評論家・公認会計士 勝間和代)

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