私たちは誰しも「幸せな人生を送りたい」と願っていますが「どうしたら幸せになれるのか?」、親も教師も、誰も教えてはくれません。
なぜなら。
だれもそんなこと知らないから。
もし「自分は知っている」という人がいたら、その人は間違いなく嘘つきです。
そこで、うさんくさいスピリチュアルとか自己啓発、宗教とは一線を画す「幸せになるために信頼性の高い科学的根拠のある情報」を中心に模索していきたいと思っています。
□幸福感を高めるお金の使い方とは?
○物質ではなく、”体験”にお金を使うことです。物はすぐに飽きて幸福感が長続きしませんが、楽しかった体験は、その後楽しかった記憶となり、あなたをいつでも幸福へと導きます。
L. Van Boven and T. Gilovich (2003). 'To Do or to Have: That Is the Question'. Journal of Personality and Social Psychology,85,pages 1193-202.
○そしてお金を自分のためでなく、他人のために使うとより幸福感が強まります。
□成功へ近づくための思考とは?
○ヒトは消去法でしか学べない。(ヒトの脳はそういう風にできている)
(脳科学研究者で東大准教授の池谷裕二氏の言葉より)
ヒトは失敗を繰り返しながらでないと、正解にはたどりつけない。だから、失敗を恐れずに、リスクが低いと思ったらどんどんチャレンジしていくことが、正解(成功)へとたどり着くコツです。
(要するに確率を上げるということです)
○人間の幸福感のおよそ50%は遺伝で決まっていて、変えることはできない。
(カリフォルニア大学の心理学者ソニア・リュボミルスキーの研究)
○プラス思考(ポジティブシンキング)の実践者は、ダイエットにも恋愛成就にも失敗する割合が高かかった。
(ペンシルヴェニア大学ガブリエーレ・エッティンゲン、トマス・ワッデンの調査)
○「試験でいい点を取る自分」をイメージしつづけた学生は、逆にいい点が取れなかった。
(カリフォルニア大学リアン・ファム・シェリー・タイラーの実験)
<管理人はこう考える>
心理学や脳科学を勉強すると「ヒトという生き物は傲慢で賢くない生き物」だとつくづく思い知らされます。
・この社会は自分の思い通りになんてならない。理不尽な世の中で当たり前。
・今、すでに自分の手に入っているもの(健康、お金、才能、友達など)に感謝しながら生きていくと幸福感が高まる。
・自分は何も知らないし傲慢だと自覚し、謙虚に生きるとラクになる。
・300回努力しても、成功するのはたったひとつだと思うと未来予想図がたてやすい。
・大勢の人が右を向いたら、自分は左を向くとよい。それがたいがい正解だ。
・「人生、言ったもん勝ち、やったもん勝ち」
・カウンセリングは「時間がかかるわりに効果はがうすく」、費用対効果で考えると価値はない。(それより自助グループに参加した方が効果的、もしくはノートとペンを使ってヒマな時に思うことをどんどん書いていくとよい)
・今の時代「フロイトもユングも非科学的」。あんなものをまじめに大学で教えるから「心理学はうさんくさい」と言われるのだ。
・人生は「毎日=日々の繰り返し」を積み重ねたもので、出来ています。
でも、私たちの生活は、毎日同じことの繰り返しで単調で、これといって大きな変化があるわけではなく、めっちゃ楽しいことがあるわけでなく、それどころかつまんなかったり、苦しいことのほうが多かったりします。
だから日々、単調な生活の中で「積極的に明るいもの、楽しいこと」を探し出し(作り出し)楽しむことがとても重要になってきます。
「今日、かわいい子犬を見た!」とか「今日、とてもおいしいお菓子が食べられた♪」とかでいいのです。
「小さな幸せの積み重ねが大きな幸せになる」のです。
積極的に(小さな)幸せを見つけ出して楽しみ、マイナスもプラスになるよう努力し、毎日自分の周りに対して感謝して生きていく。
これはとても大事です。
・人はたいがい「無意識に毎日の生活を送っています」。
私たちの行動は意識的な決定ではなく、これまでの習慣や経験などに基づく無意識の決定にほとんど左右されており、それは意思の力よりずっと大きい、のです。
ふだん、あなたはどんな人に囲まれて、どんな言葉を受け、行動や言動の結果にどんな見返りがあるのかということが、その人の無意識をもっともっと、大きく形成してしまいます。
特に、長く一緒に時間を過ごす人、典型的には配偶者や親友に、私たちは本当に大きな影響を受けてしまいますから、どういう人と人生を過ごすかについては大きな決断が必要です。
また、書籍やテレビ、インターネットなどのメディアとのつき合いにも気を使う必要があるのです。
そしてだからこそ、無意識と意識の架け橋となる「コトバ」が重要なのです。
困ったときには