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一生勉強、そして努力 コミュの[娯楽/名言] 記憶は体全体で行われている

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[娯楽/名言] 記憶は体全体で行われている
朝日新聞2010年2月13日版、勝間和代の人生を変えるコトバより

これは私が「細胞記憶」という仮説を聞いたときに覚えた言葉です。
この仮説はまだ十分な証拠がなく、専門家の間でも賛否両論なのですが、要は、私たちの学習や記憶は単に脳だけで行われているのではなく、身体全体に記憶する能力があるのではないかということです。
この仮説が生まれた背景にあるのは、医学の発達で盛んになった臓器移植です。
提供者から心臓などの臓器を移植された患者に、提供者がもともと持っていた食事の嗜好や性格の特徴などが転移する事例があり、大脳とは独立した神経系統が記憶を保持しているのではないかと考えられるようになったためです。
この仮説が正しいかどうかは今後の科学的検証を待たなければなりませんが、私たちの日常生活のなかでは確かに、「頭ではわかっているのに、体が動かない」ということはしばしばあります。
そんな実感からも、必ずしも脳だけが私たちの考え方や行動を制御しているわけではないと考えた方が自然でしょう。
例えば、腸が複雑な消化活動を制御していて、「第2の脳」と言われているように、全身のさまざまな細胞が私たちの身体の動きを管理しています。
したがって、さまざまなものごとを記憶し、重い通りにその動きを復元しようとする場合、身体全体の調子がよくないとうまくいかないし、また、身体のさまざまな神経細胞が学習するまでに何度も何度も訓練を繰り返さないと定着しないのです。

この考え方を覚えて私自身、変わったことは「新しいやり方や物事は、ちょっとやそっとで覚えられなくて当たり前。特に身体を動かす必要があるものは、全身の神経細胞が覚えるまで我慢する」という覚悟ができたことです。
それまでは、水泳を習ったり、英語の発音を習ったりしていても、習った通りにうまくいかなくてイライラしていましたが、記憶は全身で行われると学んでからは、すぐにできなくて当たり前、逆にすぐにできたとしても定着してはいないのだ、ということが理解できるようになりました。
記憶を全身で行おうとするには時間がかかります。しかし、一度定着すれば呼び出すのも簡単になると思えば、焦らずじっくりと、ものごとに取り組められるようになります。
(経済評論家・公認会計士 勝間和代)

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