薬剤師コミュのグレープフルーツジュースと薬

新人薬剤師です。教えてください先輩方m(_ _)m
よく、グレープフルーツ等の果物のジュース等で薬の作用が増強されたり減弱されたりすると思うのですが、何時間かおいて服用すれば大丈夫なものなのでしょうか？それとも生活から絶つべきでしょうか？

コメント(19)

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グレープフルーツジュースは小腸でのCYP3A4を抑制し、薬物代謝を阻害します。
その結果薬物の血中濃度が上がり、作用が強まりますよね。

そのCYP抑制作用は3～4日続くそうですので、服用時間をズラせばよいという問題ではないみたいです。

ちなみに、グレープフルーツ自体も同じように考えた方がいいそうです。

さらに詳しい方いらっしゃいましたら、補足お願いします。

[2] mixiユーザー 09月03日 22:19

小腸のCYP3A4抑制作用…これ、凄く前から研究されてますよね。

ようやく市民権を得たのでしょうかね…。

グレープフルーツやオレンジに含まれる、クマリン（だったかな

）誘導体が、「悪さ」をするように記憶していますが…。
（薬学会の九州支部会で、初めて勉強しましたが…）

これを勉強したのが９年程前ですし、免許を取得してから「調剤に従事していない薬剤師」なので、エア・ポケット大きすぎですが…

。

当時から作用持続性が謳われていたので、「グレープフルーツジュースやオレンジジュースと一緒に服用することは避けて下さいね」という服薬指導が、やっぱり適当かもしれませんね。

[3] mixiユーザー 09月03日 22:24

独立行政法人国立健康･栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」サイトに詳しく纏めてありますよ。

↓上記サイト内・グレープフルーツ関連ページ
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail825.html

参考文献がリンクされてるので、詳細を知るのにも便利です。（リンク先は英文ですけどね）

[4] mixiユーザー 09月03日 22:33

オレンジは大丈夫です。
なぜかグレープフルーツだけ…
ナリンジンなどが、CYPだけでなくP糖蛋白も阻害します。
mizu★さんが書かれているように３～４日阻害作用が続きます。
果肉を食べても同様です。

http://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/122/5/323/_pdf/-char/ja/

うちの患者さんに
「グレープフルーツがダイエットにいいって某Mさんがやっているお昼の番組で言ってたけど、絶対とっちゃだめなの？」
という方がいました。
相互作用の程度は人によって代謝酵素の量も違うので、一概には言えませんが、私は摂らない様に指導しています。

[5] mixiユーザー 09月03日 23:26

まだまだ未熟者の学生ですが、私の聞いたことのある話・・
カルシウム拮抗薬のなかでも、CYP阻害を受けやすいもの受けにくいものがあるらしいです。
あと、ピンクグレープフルーツはCYP阻害がない又は少ないらしい。
また、果肉と皮の間に原因物質（クマリン誘導体）が多いらしいです。
だから、皮ごとつぶして作るジュースに注意が必要で、果肉を食べることはさほど気にしなくていいらしい。

間違っていることがあったらすみません。
ちなみに、第９２回の国試にGFJのCYP阻害出てましたよ。

[6] mixiユーザー 09月04日 11:07

「健康食品の安全性・有効性情報」にかなり詳しく記載されていますから↑にリンクがされているようなので、参考になりますね。
グレープフルーツは初生柑橘亜属のブンタン（ザボン区）に属しており、これにはグレープフルーツの他に八朔、晩白柚、ブンタン、スィーティなども入るようですから同様の注意が必要です。
健常者によるフェロジピン徐放剤に対する、グレープフルーツ、果実、果皮エキスの影響を比較した試験では、いずれも水に比べてバイオアベイラビリティが増加した報告もあります。ジュースだけではなく、果実やマーマレードのような果皮が入った食品でも相互作用を起こす可能性はあるということです。

[7] mixiユーザー 09月04日 12:35

グレープフルーツは実は大丈夫だったですよね！
たしか皮に多いんですよね～

自分は実よりもジュース（皮まで絞ってる）を気をつけてくださいと伝えてます！ジュースに比べて実のほうもどの程度影響するんですかね？数値などわかる方いたらよろしくです・・・！

[8] mixiユーザー 09月07日 11:50

薬┃剤┃師┃さ┃ん┃！┃頑┃張┃ろ┃う┃！┃通┃信┃
に面白い、参考になる配信がありました

「グレープフルーツ」「ザボン」以外も要注意！
ハッサクとタクロリムスの相互作用
http://iphiss.jp/

[9] mixiユーザー 09月07日 14:16

ジュース、果肉は標準化しづらそうなので、これらを比べた数字を出すのは難しそうですね。

[10] mixiユーザー 09月07日 22:23

３、４年前の日経ＤＩに詳しく出てたような・・・。

[11] mixiユーザー 09月07日 22:53

3巻あたりですね。
確かオレンジ色のヤツですねー。
何回も引っ張り出して読みました。

明日見てみます。

[12] mixiユーザー 09月08日 00:47

うちの薬局に来ている患者さんで、
実際にグレープフルーツジュースとCa拮抗剤で
ひどい動悸やふらつきなど副作用発現していた方がいましたよ！！

以前からずっとグレープフルーツジュースを飲んでいたそうで、
降圧剤がβブロッカーからCa拮抗剤に変わったときに
相互作用による副作用を発現してしまったようです。

後日（数年後）に聞いた話だったので、
当時は何もケアをできていませんでしたが・・・

以来、Ca拮抗剤新規で処方される方には、
積極的にグレープフルーツジュース確認してます

[13] mixiユーザー 09月17日 01:14

私も学生ですので、少ない知識ですが、グレフル中のベルガモッチンにＰ４５０阻害作用がある…ときいたことがあります。

また、単純に考えて、
グレープフルーツそのものだったら多くて１コしか食べられないけど、
ジュース（生絞り）作ろうと思ったら、グレープフルーツ５、６こ必要になってくる…
ってゆう、量の問題もあるかもって思います！

[14] mixiユーザー 09月17日 01:42

何か根本的な問題が・・・

相互作用による副作用の危険性があるので
摂らないように指導するのでは無いですか？

果肉で影響があった報告があり、長期期間に
影響が及ぶ報告がある以上摂らないように
指導するべきです。

ピンクなら・・果肉なら・・原因と考えられる
物質が少ないのでOKと言う問題ではありません。
私も興味でフラノクマリンやベルガモッチンなど
で文献あさっていますが、それと指導とはまた
一線違うものだと認識しています。
服薬指導はリスク回避を最優先です。

[16] mixiユーザー 09月17日 02:33

グレープフルーツは腸CYP3A4を阻害します。
グレープフルーツ中のベルガモチンが原因物質です。
が、1回のグレープフルーツでは阻害はかからないはずです。
PubMedにそれらの論文があるはず。

確かにグレープフルーツは臨床的に重要な因子かもしれませんが、
12番さんの書き込み内容のCa拮抗薬の血中濃度が上がったのは、
グレープフルーツのせいかどうかはわかりません。
ただ単に量が多かった、空腹時に飲んだ可能もあります。
文面からグレープジュースだと思いますが。。。

ですので、あまりにも気にしすぎるのはどうかと思います。
タムロリムスのようなTDMが必要な治療域の狭い薬物や
重大な有害反応が発生する薬物は慎重になる必要があるが、
安全な薬はそれほど考えてもいいのでは？
血中濃度が2倍に上がっても、効果は2倍とは限りません。

グレープジュースが好きな患者さんは飲めないことがQOL低下
となります（いい過ぎかもしれませんが・・・）
その辺は薬剤師の腕の見せ所です！

吸収過程を阻害しますので、Tmax付近まで避けたほうがいいかも？
ですので、食前1～2h～Tmax付近は避けたほうがいいかも。

詳しくは論文で見つけてください～

[17] mixiユーザー 09月17日 02:41

>三戻さん

私もそう思います。

しかも、このグレープフルーツまたはジュースでの相互作用の話は民放の医学系の番組でも幾度もとりあげられ、最近は素人さんでも知ってます。
患者さんの方から聞かれることもあります。それ程有名になってます。

併用注意として添付文書に記載されている薬に関しては、摂取をやめるよう指導をするべきだと思います。

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