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連帯オール沖縄・東北北海道コミュの毎日新聞転載【ロックダウンとアンダーコントロール】高橋千鶴子・衆院議員

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2020年4月6日
高橋千鶴子衆院議員=高橋恵子撮影
 東京オリパラを1年延期すると決めたのは3月24日。前日、小池百合子・東京都知事は突然、「このままではロックダウン」と記者会見した。それまで安倍晋三首相は、「完全な形での」オリンピック開催に言及し、「延期よね?」と誰もが思っていた。どうにも「科学」ではなく「政治」判断、それも極めてご都合主義のような気がする。

 首相は「長期戦を覚悟していただく必要がある」とも述べた。開催日時を1年後の7月23日と決めてしまって大丈夫なのか?

 忘れられないのは、2013年9月7日、ブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会総会での首相の演説だ。「Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control.」「私から保証をいたします。状況は、統御されています」

 アンダーコントロールは汚染水の話だとは言っていないが、国会で「IOC総会のプレゼンテーションでも言及された汚染水の問題」(13年10月16日衆院本会議、高村正彦衆院議員質問)と聞かれ、総理は「放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートルにブロックされています」と応じた。

 アンダーコントロールがでたらめなのは言うまでもないが、「東京までは汚染は及ばないから大丈夫」とはなんと失礼か。福島を傷つける言葉を吐きながら、「復興五輪」とは矛盾しないか。

 与党の第7次提言に「2020年前半には幹線道路沿いや身近な場所から仮置き場をなくす」とあり、昨年12月の委員会で私は「聖火リレーの沿道だけ、フレコンバッグを搬出してきれいにするのか」と迫った。「身近な場所とはどこか」とも聞いたが、「身近な場所」としか答えない。除染で出た汚染土を詰めたフレコンバッグは総量1400万立方メートル、仮置き場は760カ所だ。どこを走るかは、環境省も早く知りたいと述べていたのだ。

 3月10日の委員会では、ルートが決まり、大熊町の新庁舎やロボット、水素製造施設など新しい研究施設を通る。新しい、きれいな所だけを走るのは「見せかけの復興五輪と言われても仕方ない」と指摘した。

 来年夏、無事に東京オリンピック・パラリンピックが開催されたら、安倍首相は胸をはって言うだろう。「新型コロナウイルスに勝利した五輪」だと。復興五輪はどこへいった?

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