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連帯オール沖縄・東北北海道コミュの「拉致問題は、北朝鮮はけしからんという材料にさんざん政治利用されてきた。解決のためにできることを全てやっているのか、疑問だ」

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「米朝対話へ助言すべき」 日朝平壌宣言から15年 蓮池透さんに聞く

2017年9月17日 東京新聞朝刊


蓮池透さん写真

 蓮池薫(はすいけかおる)さん(59)ら拉致被害者五人の帰国に結びついた日朝平壌宣言から十五年となるのを前に、薫さんの兄で被害者家族会元事務局長の透さん(62)に話を聞いた。 

 −北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返す現状をどう見るか。
 「交渉ができる雰囲気ではない。北朝鮮は大きな脅威だが、日本政府は必要以上に恐怖をあおっていると感じる。戦争になれば日本にも戦火が及び、被害者救出どころではない。米トランプ政権と一体化するのでなく、米朝が対話のテーブルに着くよう助言すべきだ。圧力だけで北朝鮮が交渉に応じるとは思えない」

 −拉致問題も停滞したままだ。
 「日本政府は十五年前、北朝鮮から五人以外は死亡したと言われ、真偽を確かめず日朝平壌宣言にサインし帰国してしまった。ここでボタンを掛け違えたことが、拉致問題が今もこじれている原因だ。これをひっくり返すのはなかなか難しい」

 −薫さんとの会話は。
 「弟とはいろいろと話すが、対外的には言えないことも多いようだ。被害者がまだ北朝鮮にいるかもしれず、抑制的に振る舞っている。弟がもし『横田めぐみさんが早く帰ってきてほしい』と講演で話せば、『やはり生きている証拠を持っているのか』と受け取られる。早く問題を解決し、弟を自由にしてほしい」

 −家族会事務局長として北朝鮮に圧力をかけよ、と強硬な発言が目立ったが、最近は対話を重視するなど姿勢が変わった。
 「北朝鮮には悪い人もいるが、お礼を言いたい知人もたくさんいると話す弟の影響も大きい。支援組織『救う会』の幹部が『北朝鮮をつぶせ』と叫ぶのを見て、これでは右翼の街宣と変わらないと思った。路線が違い家族会を実質的に除名された。拉致問題が在日いじめやヘイトスピーチの理由にも使われている」

 −安倍政権を痛烈に批判する本も出版した。
 「拉致問題は、北朝鮮はけしからんという材料にさんざん政治利用されてきた。解決のためにできることを全てやっているのか、疑問だ」

 −発言が批判を呼ぶことも多い。
 「本を出せばたたかれる。息苦しい社会だ。北朝鮮に残る被害者の安否情報や家族会・救う会の活動方針などについては報道がタブー視して自粛しているようにも感じる。節目で大きく報じるだけでなく、政府が本腰を入れて取り組むよう訴え続けてほしい」

<はすいけ・とおる> 1997年の家族会結成から2005年まで事務局長。10年家族会退会。09年まで東京電力に勤務。

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