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連帯オール沖縄・東北北海道コミュの「転載」   【本音と本質−6.6原子力機構プルトニウム被曝事故】

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*「ni0615田島」氏はペンネームである。東大理系でまなび、社会的知見にも見識をもつ。沖縄にも反基地運動に実際にわたり数日間も沖縄県民と共闘。小生は、実践的知識人として尊敬している。氏の原発問題への専門的知見の論考を転載させていただいた。(櫻井智志)

「転載」
  【本音と本質−6.6原子力機構プルトニウム被曝事故】

                    ni0615田島

ようやく、事故の姿が見えてきたようです。要点は2点。
I. 50代作業者のプルトニウム被ばくは凄まじい
II. あまりにもお粗末な作業手順
そう考えると、1999年 JCO 臨界事故に匹敵するものです。

まず I. 50代作業者のプルトニウム被ばくは凄まじい ですが、

1. 26年保管したままの燃料(いわば Vintage)プルトニウムを点検中、5人の作業者が被曝した

2. ドラフトチャンバーで作業中の50代男性の被曝が酷く、そばにいた4人も被曝した。

3. 外側の金属容器を開けた途端に、中のビニール袋が破裂した、プルトニウム239の吸入被曝だった。

4. 最初の報道では「うち3人は鼻腔からアルファ線を出す核種で3〜24ベクレルの放射線が検出された」(鼻スミアテスト)。

5. 50代の男性の被ばく量は、肺モニターで測った Pu 239 の肺残留量が2万2千ベクレル。
これは10時間後の測定なので、肺には6%が残っていたと思われるから、全身量は36万ベクレルと推定される。これは綿棒で鼻腔から採取した鼻スミア24ベクレルの、実に1万5千倍である。

6. 預託実効線量を計算すると、今後50年間の累積被ばく量は 12Sv、そのうち初年度はその1/10の 1.2Sv と推定される。

7. プルトニウムを扱う専門の業・学会では 最大許容肺負荷線量(MPLB)というものを定めているが、その値は、16nCi(ナノキューリー)=592Bq(ベクレル)である。今回は10時間後の測定で6%しか肺に残ってないと思われる時点で、2万2千ベクレル。当初の摂取量すなわち肺負荷線量の推定値は、36万ベクレルだから、業・学会が自ら定めた許容値の、実に600倍にあたる。2万2千ベクレルであっても37倍である。

8. 吸入したプルトニウムは、肺や、肝臓や、骨に数年〜数十年の長期にわたって沈着して、がんをはじめとした健康被害を引き起こす。今後の事態は深刻であり予測できない。

9. 作業被爆者たちは今、キレート剤の服用治療を受けている。キレート化合物でプルトニウム原子を包み込んで、血液に溶出し易くすることで、尿とともに対外に排出させようというのだ。しかし既に組織に沈着してしまったものは溶け出しにくい。

10. 事態の深刻さは、学者官僚たちも気がついているらしい。気付いているからこそ、はぐらかしのプロパガンダを熱心に行なうのだろう。
11. 被曝した作業者たちは入院させられ、綿密な尿検査など、プルトニウム体内被曝量の管理を受けている。

12. おそらく今後数年は、情報遮断を兼ねて、放射線医学総合研究所の病院に幽閉されるだろう。それはそれで、大きな人権問題である。

II. あまりにもお粗末な作業手順 については今回は略(転載了)

コメント(2)

かっしゃんさん

「イイネ」に深く感謝と御礼申し上げます。
ヒロモンベム同盟さん、田舎猫さん、kdmさん、ゆうぜんさん、渕上蓉子さん


「イイネ」のエールに深く御礼申し上げます。

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