連帯オール沖縄・東北北海道コミュの【永岡浩一さんからの通信】小出ジャーナル

小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話は、東芝の粉飾決算問題（マスコミは不正会計と言いますが、これは明確な粉飾決算であり、東芝の広告料をもらっているマスコミがちゃんと報じないのが実態です。さらに、粉飾決算は刑事責任も重いのです）などです。
　小出先生、お酒はどこで飲んでもおいしい（笑）と言われて、そして東芝の問題、これと日立、三菱重工の3者が原発プラントメーカーで、しかし世界的には採算が取れず逃げている企業が多いのにのに、日本がなぜ原発にこだわるのか、日本には加圧水型（関電他、アメリカのウェスティングハウスが開発、日本では三菱）と沸騰水型（東電他、アメリカのＧＥが開発、日本では日立、東芝）があり、どちらもアメリカ製、数は日本では同じだが、世界では加圧水型が圧倒的に多く、そのため東芝が沸騰水型だと海外に売れないとして、2006年にＧＥと組んでいくと海外売りが出来なくなると思い、さらに日本では新設も滞り、90年までは毎年１基を三菱が作り、他を東芝と日立が1年交代でやっていたのに、日本で建設できなくなり、海外に売るためにどうするか、東芝が2006年に、奇策として加圧水型を売るために、ウェスティングハウスを丸ごと買収した。
　それで、ウェスティングハウスと三菱、日立は切れて、フランスのアレバ（ヨーロッパの加圧水型メーカー）と引っ付き、当時は日本でも原発イケイケ、しかし世界の需要も頭打ち＋福島事故で海外への輸出もダメになり、東芝は抱えた赤字を粉飾決算で隠して、発覚してこの始末（永岡注：これは東芝の経営陣の手が後ろに回ってもおかしくないのです）。
　つまり、「粉飾決算の原因は原発が負の遺産であるため」で、日本は世界の原発では最大の勢力であり、なぜそこまで執着するのか、アメリカが世界の原発をけん引してきたのに、アメリカは四半世紀新設がなく、生産ラインなしで、それでＧＥ、ウェスティングハウスは日本に原発（実物）を作らせて、特許（パテント）で儲けるもので、アメリカが日本を離してくれず、どころかビチビチ安倍が原発の海外への売り込みをしており、国策がこの3社の後押しをして、日本は原子力を平和利用と嘯き、しかし核兵器を持つ野望があり、核兵器をいずれ持ちたいために、原発、核から抜けられず（原発なしで核武装は出来ない）、ビチビチはただの金儲けのためにやっている。
　日本は世界唯一の被爆国＋世界最悪の原発事故を起こした国なのに、ビチビチ安倍には反省と言う言葉はないと、小出先生締めくくられました。以上、今週の小出先生のお話でした。やり取り全文は以下にあります。
http://www.rafjp.org/koidejournal/no145/
　ここで音楽、サイモン＆ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンスです。これはユーチューブにありました。
https://www.youtube.com/watch?v=cpOxTL1ueDM