ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

連帯オール沖縄・東北北海道コミュの岡留安則氏の幻視行日記より

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■8月某日

 沖縄は連日のように暑い日々が続く。いわゆる真夏日である。東京あたりは幾分秋らしい気候になったようだが、こちらはまだまだ真夏日が続く気配だ。沖縄のプールは10月一杯まではどこでもOKだから、沖縄の暑い夏はまだまだ当分は続くだろう。暑いと日中は散歩に出ることもない。近くのコンビ二に行くのも車だ。したがって運動不足になる。このところ、熱中症がこわくて、ゴルフも控えているくらいだ。それでも面白いのは、晴天の日でも突然のように激しい雨が降り出すことだ。すぐにやむので、スコールみたいなものだが、亜熱帯の島特有のものかもしれない。先日も本島北部の「やんばるの森」の別荘に行ってバーべキューパーティをやった。その時も那覇を出て名護方面に沖縄自動車道を走っていると、金武町あたりで突然激しい雨に遭遇した。しかし、10分も走ると晴れ間が顔を出す。南北に細長い沖縄本島は場所によって天気が急変する。天気予報があてにならない島なのだ。

 前から見に行こうと思っていた県立博物館・美術館で開催中の「篠山紀信展 写真力」に出向く。自宅から歩いても3分ほどの場所だが、車で行く。メディア露出の多い篠山さんの写真はほとんど見ているつもりだったが、まとめて展示されると初見の作品も多かった。沖縄で開かれる写真展はよく見ている方だが、たいていはモノクロで基地や街の風景を撮った社会派的作品が多い。篠山さんの写真は被写体が有名人という事もあるが、色彩鮮やかな写真が多く、数台のカメラを使って撮った集合写真も迫力があった。山口百恵のお腹が少しプクッとしている水着姿やカルメンマキの乳房の出た半身写真もあった。衝撃的だったのは鍛え抜かれた筋肉を露出させた三島由紀夫の全裸写真。三島の肉体を含めた美学が、市ヶ谷の自衛隊での情死自決につながったことを思うと何とも感慨深い写真だった。実は筆者も雑誌『ドリブ』の巻頭10数ページのカラーグラビアで篠山さんに写真を撮られたことがある。編集者からモデルの依頼を受けて、ミーハー気分で引き受けてしまったのだ。しかし、その頃、篠山さんと「噂の真相」で連載中だった荒木経惟氏が論争中だったこともあり、荒木さんに「裏切り者」とののしられてしまった苦い経験がある。せっかくの有難き体験も水をさされた感じで長い間記憶を封印してきたが、写真展を見てあらためて貴重な機会だったことを痛感する。


 それはともかく、永田町は安倍内閣の9月改造人事の話題で幾分騒々しくなった。石破茂幹事長が安全保障法制担当大臣の任命を拒否し、幹事長続投を望んだためだ。しかし、安倍、石破両者の最終会談で、石破氏は他の閣僚ポストへの就任を了解した模様だ。二人の間に亀裂が入ったのは、来年秋に予定される自民党総裁選をめぐる駆け引きだ。当初は、石破氏も自分の処遇に強い意志を示していたが、結局は腰砕けに終わった。政治家が、閣僚や党役員に就任したいという願望は、「性」なのだろう。国民のためなどと本気で思うタイプの政治家などほとんどいない時代である。改造人事でも自ら辞退するような気骨のある政治家はいないだろう。皆、大臣病みたいな連中なのだ。


 沖縄では辺野古新基地建設に向けたボーリーング調査が強行されている。11月の沖縄県知事選前に、辺野古新基地建設に向けた既成事実を積み重ねようというのが、安倍政権の強い命令なのだ。その意味では、石破幹事長も安倍総理同様にA級戦犯である。沖縄県知事選で自民党が推薦する仲井真弘多知事の敗北の公算が強いだけに、石破氏は幹事長辞任で責任を半分免れることにもなる。性格やキャラは変だが、運のいい奴なのかもしれない。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

連帯オール沖縄・東北北海道 更新情報

連帯オール沖縄・東北北海道のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング