連帯オール沖縄・東北北海道コミュの川上徹「琉球自治共和国の夢」

　メディアの情報だけを見ている限り憂鬱である。どうやら、民主、自民、公明、維新の、何らかの組み合わせで「次の政権」は誕生しそうだ。吐き捨てたいような連中ばかり。時にはＴＶニュースの時間帯などで、彼らの顔（石破、安倍、野田？）を見なければならないとしたら、この国を捨ててほとんど亡命したい気分になる。そんな気分でいた九月二四日、「毎日」の「そこが聞きたい」欄で、オスプレイ強行配備を前にして、沖縄出身の松島泰勝氏（龍谷大学教授）が「現実的選択」として「琉球独立」を呼びかけているのを知った。すでに彼らは二〇一〇年に「琉球自治共和国連邦独立宣言」を発表している。「よし！　そこに亡命しよう」。ここから先は私の「夢」である。

　「琉球自治共和国」には、ぜひ、二重国籍を認めてもらいたいのです。そうすれば、私はその国の国民になります。もうこのトシだから、今さら住まいを移したり、日本の「国籍離脱」などで面倒な労力を使えないから、やむを得ないのです。その代わり、私は共和国の国民としての義務を、可能な限り果たすつもりです。国民として自国の文化と歴史と誇りを胸に刻む努力をします。税金も相応の負担をしなければならないでしょう。国民として親善外交につとめ、私の周囲の日本国民に共和国の状況を常に伝えるようにします。私は案外カタチにこだわるタチなので、できれば「国旗」「国歌」があるといいのですが。

前述の松島氏は最後に書いてます。「オスプレイ配備は、琉球とは何か、一人一人の日本人に突き付けています。［沖縄］ではなく［日本］の問題なのです」と。

（川上　徹）