統合失調症から回復した人の話コミュの病気の自分を受け入れるという事

　病気の医学的な話ばかりが続いてしまったので、今回は「自分を受け入れる」という事の必要性をお話ししたいと思います

　私がそもそもピアカウンセラーになろうと決めたきっかけは、ある脊髄損傷の車椅子のピアカウンセラーさんに出会ったからです

　私はそれまで、ピアカウンセラー（同じ病気の為のカウンセラー）という存在を知りませんでした。私は身体障害者のガイドヘルパーの講座を受けていて、その講座の先生として脊髄障害者の（仮名：佐藤さん）に出会いました。佐藤さんは交通事故に合うまでは、仕事もバリバリにこなしていて、スポーツも大好きで、まさに順風万帆に人生を歩んでおられる方でした。しかし事故後、脊髄損傷のため車椅子での生活となり、仕事はもちろん、大好きなスポーツもする事ができなくなりました。佐藤さんが健常だった頃は、もし自分が車椅子の生活になっても、車椅子でのバスケットとかマラソンとか、出来ることを前向きにやっていこうと考えていたと言っています。しかし現実は、手を自由に動かすことも困難で、自分一人ではトイレにも行けず、そもそも尿意や便意を感じる事もできない状態になってしまったのです。
　佐藤さんは2年間自宅に閉じこもり、毎日死ぬことばかりを考えていたといいます。自宅から出ることは、近所の人の目の中に入る事になり、その目を受け入れられる状態ではなかったとおっしゃっていました。

　そんな佐藤さんの前に現れたのは、同じ車椅子の脊髄損傷のピアカウンセラー（仮名：高橋さん）だったそうです。それまで誰に何を言われても病気を受け入れられなかった佐藤さんが、自分と同じ、車椅子の高橋さんを見て、そして高橋さんの、車椅子でも社会に貢献している姿を見て、やっと自分の状態を受け入れることができ、そしてこんな状態でも社会に貢献していけるんだと気付いて、今では福祉の勉強をしてガイドヘルパーの講師を立派に務めていらっしゃいます。

　私はこの話を聞いて、病気や怪我をしてしまい、そしてそれを克服する第一段階は、まず、「病気の自分を自分で受け入れる」事なのだと気付きました。これはどの病気でも、怪我でも、一緒なのだという事に気付かされました。

　病気の自分を受け入れられないと、薬を飲む事に否定的になったり、周りの目を過剰に意識してしまい、少しの事で過剰に傷ついてしまったりします。
　病気を受け入れるという事は、理解してくれない周りの反応も受け入れるという事です

　私もこの病気になった頃、親戚の片足のないおじさんが、「お前なんか足がある分まだ幸せだ」とか、「太りすぎだからなんとかしろ」とか、「なんで変な事ばっかり言ってるの」とか、色々言われてきました。でも…

お母さんが「（あなたの状態はよくわからないけれど、）死んだら悲しい」という言葉を励みにここまで回復する事ができました

　もし私があの時、周囲のマイナスの発言ばかりに捉われていたら今どうなっていたのか、「自分も他人の事を100％理解できないのと同様、他人も100％の言葉をかけてくれるものではない」事をわかっていなかったらどうなっていたのか、また、お母さんの「死なないで」という言葉も、「死にたい私の気持ちをわかってもらえない」と受け取っていたらどうなっていたかとか、今だから分析ができ、わかります。

　だから、皆さんも、まず、病気の自分を自分で受け入れてもらいたいです

　結局、自分を100％受け入れてくれる存在は、自分以外にいないのですから…

コメント(21)

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[3] mixiユーザー 01月25日 10:17

　そもそも元気なのが良いとか、何事にも意欲的なのが良いとかっていうのは、他の人がそうすると過ごしやすいからで、他の人の為にそんな自分を無理して演じなくても良いと私は思います

　元気じゃなくても、意欲的じゃなくても、それに素直じゃなくても、自分がそれで良いと思っているなら、私はそれで良いんじゃないかなぁと思います

これは私の経験からですけど、元気な自分もそうだけど、元気じゃない自分も受け入れられたら楽になります

　他の人の価値観に踊らされないで、自分の人生を自分に返してあげて欲しいなぁと私は感じます

[5] mixiユーザー 01月26日 17:14

ケイタさん＞頑張って下さい

私もそもそもダイエットの為に外で走り始めた時、太ってたから周りの目がかなり気になって自意識過剰になってましたよ

しかも北海道の田舎だったから特に

　でも周りにいる奴らが私の体重の責任を取ってくれるわけじゃないしって考え方をチェンジしたらやりやすくなったのを覚えています…

　一緒にチャレンジ、頑張りましょうね

　では…

[7] mixiユーザー 01月30日 13:20

＊*華鈴*＊さん＞そんなの当たり前です

骨折してる人に「走れ」って誰も言わないのと一緒です

病気が目に見える場所にあるか無いかの違いです

　「走れ」っていう人は、「あなたの為に言ってる」と自分の無知を正当化して、「あなたが走らないと私の都合が悪いの」「どうして走るなんて簡単な事ができないの？私はできるのに？」と言いたいんですよ

…いやいや骨折してるんだから無理だろう…

　でも私も同じように昔うつ病の子に、同じように「走れ」と言っていました。
本当に恐ろしいことだと今なら理解できます。それに、無知は罪であることも知りました。

　その人も、私も発展途上なんだと理解して、他人と自分に１００％を求めるのはやめよう

もし求めたいなら自分だけにしとこうと、私は決めています

[9] mixiユーザー 02月02日 12:04

＊*華鈴*＊さん＞そうですね

私は目に見える障害の方が、説明しないで済むから良いなぁと何度か思ってしまう時がありました

そんなのは身体障害者の方に本当に失礼だと思いますが…

　他人の芝生は青いんですよね

　私も気をつけたいなぁと感じます

　ありがとうございました

[10] mixiユーザー 02月25日 06:37

ピアカウンセラーってはじめて知りました。
できたら素敵ですね！

病気で済まされることではないけれど、受け入れることで楽になった部分はあります。
人それぞれだし、病気も自分だし、よくわからないけれど、予防薬は必要なのかな？

[12] mixiユーザー 02月26日 13:35

ゆりあさん＞コメントありがとうございます

　病気では済まされない…そんな考え方もあるんですね

本当に大事な問題だからこそ、皆さんの意見は真剣で勉強になります

　ありがとうございました

　それと予防薬…私は必要だと感じています。色んな本を見ても薬を飲まないと高確率で再発するって書いてある…それに私は陽性症状が怖い…っていうのが、私の薬を続ける理由なんですが、それも人それぞれ考え方とか症状も違うので、はっきりした事は言えませんよね…

　予防薬…必要かどうかは周りの再発した人、してない人に聞いてみるとかして、自分で判断するしかないのかなぁ…と感じます

[13] mixiユーザー 02月28日 03:27

> こヴぁさん

ありがとうございます。

確かに陽性症状が出てしまうのはおそろしいです。先日、入院直前のメールを見たのですが酷いものでした

最近、精神的に不安定でお腹の方も崩れがちなので、今の私にはお薬が必要かな？と感じています。
しかし、一度飲む習慣をなくしてしまうとなかなか続けられないのが現状

[14] mixiユーザー 03月03日 16:24

　ゆりあさん＞薬飲むの、結構忘れちゃいますもんね

　不安定なら片意地張らずに薬に頼っちゃうのも良いと思いますよ

　糖尿病にインシュリンが必要なのと一緒の原理だと、私は考えます

　お互い薬を飲んでも飲まなくても、自分らしく人生を楽しんでいきましょうね

　ありがとうございました

[16] mixiユーザー 01月26日 18:04

皆さん具合はどうですか？
軽くなるとかはありますか？
長期的に治療してどうですか？

[18] mixiユーザー 03月27日 21:04

凄いですね…ハートの熱さを感じます。

病気を受け入れるとは、理解してくれない周りの反応も受け入れる。

力強さを感じます。
周りの空気、雰囲気に染まってしまってました。
勇気の出る言葉をありがとうございます！
明日も生きます！

[19] mixiユーザー 03月20日 10:29

自分は、妄想のみの期間も、幻聴のみで、妄想起きない期間も、幻聴と妄想両方ある期間も体験した。
その身として、答えを出した。それは幻聴とがあって辛いと言う人も、妄想のみで辛いと言う人も両方気持ち分かるが、結局諸悪の根元は、全部妄想だと答え出した。
それで妄想を抑えれば、幻聴が聞こえても、全部自分の事を指してると思わなくなる。
妄想が治まってるから。先ずは、妄想の対処法をコーピングなり、ヒアカウンセリングなりして、探すべき。
毎日お風呂入れなくたって良いし、ASDになったって良いし、独り言喋ったって良い。
妄想を抑える事で、動ける範囲が広がるのと、幻聴があっても、自分の事を指してると思わなくなるし、苦痛が減り、症状と付き合える様になる。
自分で発案した事は、魔法の言葉。主に薬飲む時と、具合が悪くなった時に行うと、PTSDと強迫性障害の人が受ける、暴露反応療法にヒントを得た、○○反応療法。とをすると、５年位で妄想治まるし、幻聴とも付き合える様になるし、ネガティブに症状の一つ一つを受け止めなくなる。

[20] mixiユーザー 03月20日 11:00

○○反応療法と言う発案したのは、トラウマと決別する為の方法で、これやるとアナフィラキシーショック、アレルギー反応を起こさなくなる。
するとテレビもインターネットもタブー視しなくなる。
後は語学とか料理とか勉強して、己を高める方に時間を使い、ストレス発散とスキルを上げる事。
これをするとしないのとでは、５年後、１０年後の予後が全く違う。
完全に全部症状を治そうとしない方が良い。
働けなくても生活保護ある。

[21] mixiユーザー 03月20日 15:34

コーピングと言う物を研究しない人は、ダラダラ無駄に時間過ごしちゃう。日本は百歳まで生きたいと答えた人は、調査した国の中では世界最低とか。
３割位しか、百歳まで生きたいと思ってないとか。
高齢者になると認知症のリスクあるとか。白内障とか。最悪、死んでも、現代においても輪廻転生の四字熟語否定されてないから、どっかで地球に戻って来るんだろう。

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