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Eggs of story -短編小説広場-コミュの月間企画【6月】RTリレー【暗条】「それぞれの関係」

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いつものように、学校裏にある丘陵を駆けあがる。
「あの日」から、この場所が俺のお気に入り。

芝生の上に腰を下ろし、芝生の感触を手で感じる。
肌に触れる風もいつも通り心地が良い。


早速、裏ポケットに忍ばせていたプレイヤーを取り出し、
そこから延びるイヤホンを耳にあてる。

再生

録音の状態が悪いことは分かってる。ノイズに混じって声が聞き取れる。その言葉にじっと耳を傾ける。

***

『先生…ど、どうしたんです…?え?…え?ねぇ、冗談でしょ…?』

1年B組 山口瀬名。引っ込み思案でよく言うことを聞く最近では珍しい生徒だ。

偶然とはいえ、あの日から彼女との関係が始まり、今もこうして丘陵へ赴いた。

それが良いことなのか、悪いことなのかは…主観に依るところだろう。

ちらりと時計を確認する。

そろそろ来るはずだ。

いや応なしに高鳴る鼓動をごまかすため、タバコに火をつけた。

***

その時、タバコが目の前から消えた。

「ダメじゃないか。高校生がこんなモノ吸っちゃ・・・」

『あ、先生・・・だってオレ見てしまったんです。先生が瀬名と一緒にいるところ!!
 そしたら、オレ、、胸がきゅーっとなって・・・』

「バカだな・・オレはお前しかいないって・・・
 瀬名とはお前との関係の偽装、、カモフラージュさ」

『せんせ・・い・・・』

「信じられないなら・・試してみるか・・・?」

小悪魔な笑みを浮かべた先生。しかし目は本気だ。
あぁ全て委ねてしまいたい・・

しかし遠くから瀬名の声が聞こえてくる。
タイムアップのようだ。自分の決断力の甘さが恨めしい。
関係がバレないように自分は丘陵を後にした。

***

「何かお話してたの?」

瀬名が俺の身体に寄り添い、その肢体を思い出させてくる。
瀬名もなかなか病み付きになる身体をしていて、
「あの日」を思い出させる。

そう、瀬名(こいつ)の「従属記念日」

コメント(1)

暗条>えん>さいか>暗条の順序でRTリレーさせてもらいました。
ありがとうございます!

イヤホンから聞こえた音声によって物語の方向性が
変わるなぁと思っていましたが、十分まとめられず無念です><

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